大型3型/4型胃癌の術前補助化学療法のレジメンとして5-FU+レボホリナート+オキサリプラチン+ドセタキセル(FLOT)療法とドセタキセル+オキサリプラチン+S-1(DOS)療法の有効性と安全性を評価し、次期第III相試験の試験治療レジメンとしていずれがより有望かを決定する。 | |||
2 | |||
2023年07月14日 | |||
|
2031年07月13日 | ||
|
76 | ||
|
介入研究 | Interventional | |
Study Design |
|
無作為化比較 | randomized controlled trial |
|
非盲検 | open(masking not used) | |
|
実薬(治療)対照 | active control | |
|
並行群間比較 | parallel assignment | |
|
治療 | treatment purpose | |
|
なし | ||
|
なし | ||
|
あり | ||
|
|
(1) 胃原発巣からの内視鏡生検にて、組織学的に胃癌(組織型分類の一般型のいずれかまたはリンパ球浸潤癌)であることが確認されている。 (2) 肉眼型分類にて、3型または4型である。3型の場合、上部消化管内視鏡または上部消化管造影による肉眼診断で腫瘍の最大径が8 cm以上である。 (3) 胸部造影CT※、上腹部造影CT※、骨盤造影CT※にて遠隔転移を認めない。 ※ 造影剤アレルギー、腎機能障害、気管支喘息が原因で造影が施行できない場合には単純CTも可 (4) 登録前の審査腹腔鏡にて、CY1とP1a以外の非治癒因子を認めない。 (5) 登録前の画像診断で、食道浸潤が2 cm以下である。 (6) 残胃癌ではない。 (7) 登録日の年齢が18歳以上、79歳以下である。 (8) Performance status(PS)はECOGの規準で0または1である(PSは必ず診療録に記載すること)。 (9) 他のがん種に対する治療も含めて化学療法、放射線治療、免疫療法のいずれの既往もない。 (10) 胃癌に対して一切の手術療法の既往がない。ただし、内視鏡的粘膜切除の既往はあってもよい。 (11) 胃原発巣からの明らかな出血や腸管の著明な狭窄がない。 (12) 登録前14日以内の最新の検査値(登録日の2週間前の同一曜日は可)が、以下のすべてを満たす。 ①好中球数≧1,500/mm3 ②ヘモグロビン≧8.0 g/dL(登録に用いた検査の採血日前14日以内に輸血を行っていないこと) ③血小板数≧7.5×104/mm3 ④総ビリルビン≦2.0 mg/dL ⑤AST≦100 U/L ⑥ALT≦100 U/L ⑦クレアチニンクリアランス*≧50 mL/min(クレアチニンクリアランス計算値は必ず診療録に記載すること) * Cockcroft-Gault式による推定値で50 mL/min/body以上であること。 [Cockcroft-Gault式] 男性:CCr={(140-年齢)×体重(kg)}/{72×血清クレアチニン値(mg/dL)} 女性:CCr=0.85×{(140-年齢)×体重(kg)}/{72×血清クレアチニン値(mg/dL)} (13) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている。 |
(1) Pathologically proven adenocarcinoma with endoscopic biopsy specimen. (2) The macroscopic tumor type is either Borrmann type 4 (linitis plastica) or large (>=8 cm) type 3. (3) No distant metastasis based on contrast-enhanced thoracic, abdominal, and pelvic CT. (4) No non-curable factors other than positive lavage cytology (CY1) or peritoneal dissemination localized around the stomach (P1a) were revealed in a staging laparoscopy before registration. (5) No esophageal invasion or an invasion of less than 2 cm. (6) No residual stomach cancer. (7) Ages between 18 and 79 years. (8) Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) performance status (PS) of 0 or 1. (9) No prior chemotherapy, radiotherapy, or immunotherapy for any malignancies. (10) No history of any surgical treatment for gastric cancer other than endoscopic mucosal resection. (11) No obvious hemorrhage nor gastrointestinal obstruction due to the primary tumor. (12) Sufficient organ function as follows: i) Neutrophil >= 1,500/mm3 ii) Hemoglobin >= 8.0 g/dL iii) Platelet >= 75,000/mm3 iv) Total bilirubin <= 2.0 mg/dL v) AST <= 100 IU/L vi) ALT <= 100 IU/L vii) Creatinine clearance (CCr) >= 50 mL/min/body (13) Written informed consent. |
|
(1) 活動性の重複がんを有する(同時性重複がん/多発がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がん/多発がん。ただし無病期間が5年未満であっても、臨床病期I期の前立腺癌、放射線治療により完全奏効となった臨床病期0期、I期の喉頭癌、完全切除された、以下の病理病期のがんのように5年相対生存率が95%以上相当のがんの既往は活動性の重複がん/多発がんに含めない)。 胃癌「腺癌(一般型)」:0期-I期、結腸癌(腺癌):0期-I期、直腸癌(腺癌):0期-I期、食道癌(扁平上皮癌、腺扁平上皮癌、類基底細胞癌):0期、乳癌(非浸潤性乳管癌、非浸潤性小葉癌):0期、乳癌(浸潤性乳管癌、浸潤性小葉癌、Paget病):0期-IIA期、子宮体癌(類内膜腺癌、粘液性腺癌):I期、前立腺癌(腺癌):I期-II期、子宮頸癌(扁平上皮癌):0期、甲状腺癌(乳頭癌、濾胞癌):I期、II期、III期、腎癌(淡明細胞癌、嫌色素細胞癌):I期、その他の粘膜内癌相当の病変 ※ 病期分類は、原則としてUICC-TNM第7版またはそれに準ずる癌取扱い規約に従う (2) 全身的治療を要する感染症を有する。 (3) 登録時に38.0℃以上の発熱を有する。 (4) 妊娠中、妊娠の可能性がある、産後28日以内、授乳中のいずれかに該当する女性。パートナーの妊娠を希望する男性。 (5) 日常生活に支障をきたす精神疾患または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。 (6) ステロイド薬またはその他の免疫抑制薬の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。 (7) フルシトシン、フェニトイン、ワルファリンカリウムのいずれか、または複数の継続使用が必要である。 (8) 不安定狭心症(最近3週間以内に発症または発作が増悪している狭心症)を合併、または6か月以内の心筋梗塞の既往を有する。 (9) コントロール不良の、弁膜症、拡張型心筋症、肥大型心筋症を有する。 (10) コントロール不良の高血圧症を合併している。 (11) コントロール不良の糖尿病を合併している。 (12) 胸部CTで診断される、間質性肺炎、肺線維症または高度の肺気腫のいずれか、または複数を合併している。 |
(1) Synchronous or metachronous (within 5 years) malignancies except for cancer with a 5-year relative survival rate of >= 95%, such as carcinoma in situ, intramucosal tumor, or early-stage cancers. (2) Infectious disease that needs systemic treatment. (3) Body temperature is 38 degrees centigrade or higher at registration. (4) Females during pregnancy, within 28 days of post parturition, or during lactation, or males who expect a partner's pregnancy. (5) Severe psychiatric disease affecting daily life. (6) Receiving continuous systemic corticosteroid or immunosuppressive treatment. (7) Under flucytosine, phenytoin, or warfarin treatments (8) History of unstable angina pectoris within 3 weeks or myocardial infarction within 6 months before registration. (9) Uncontrollable valvular heart disease, dilated cardiomyopathy, or hypertrophic cardiomyopathy. (10) Uncontrollable hypertension. (11) Uncontrollable diabetes mellitus. (12) Interstitial pneumonia, pulmonary fibrosis, or severe emphysema diagnosed by chest CT. |
|
|
18歳 以上 | 18age old over | |
|
79歳 以下 | 79age old under | |
|
男性・女性 | Both | |
|
<患者の中止について> (1)プロトコール治療無効と判断 (2)有害事象によりプロトコール治療が継続できない場合 (3)有害事象との関連がある理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合 (4)有害事象との関連がない理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合 (5)プロトコール治療中の死亡 (6)その他、登録後治療開始前の増悪(急速な増悪によりプロトコール治療が開始できなかった)、プロトコール違反が判明、登録後の病理診断変更などにより不適格性が判明して治療を変更、社会的理由や安全管理上の問題によりプロトコール治療の継続が困難と判断された場合など (研究計画書6.2.3.参照) <研究の中止について> (1)中間解析中止による試験早期中止 (2)有害事象による試験早期中止 (中間解析(各群18例の登録)までに各治療群で3例以上の治療関連死亡が3例生じた場合) (3)登録不良による試験早期中止 (研究計画書12.8.参照) |
||
|
切除可能大型3型/4型胃癌 | Resectable large type 3 or type 4 gastric cancer | |
|
|||
|
|||
|
あり | ||
|
A群:FLOT療法+手術+術後補助化学療法 術前化学療法:FLOT療法 2週1コースとして4コース行う 手術:肉眼型、占居部位、大弯浸潤の有無により規定された術式による手術および領域リンパ節郭清 術後補助化学療法:S-1療法またはDS療法 術後1年間 B群:DOS療法+手術+術後補助化学療法 術前化学療法:DOS療法 3週1コースとして3コース行う 手術:肉眼型、占居部位、大弯浸潤の有無により規定された術式による手術および領域リンパ節郭清 術後補助化学療法:S-1療法またはDS療法 術後1年間 |
Arm A: Preoperative chemotherapy with 5-FU, Levofolinate, Oxaliplatin, and Docetaxel (FLOT) followed by surgery with lymph node dissection and postoperative chemotherapy with S-1 or Docetaxel plus S-1 (DS) for one year Arm B: Preoperative chemotherapy with Docetaxel, Oxaliplatin, and S-1 (DOS) followed by surgery with lymph node dissection and postoperative chemotherapy with S-1 or Docetaxel plus S-1 (DS) for one year |
|
|
|||
|
|||
|
組織学的治療効果Grade 1b以上の割合(中央判定) | A proportion of patients with pathological response >= Grade 1b according to the 15th edition of the Japanese Classification of Gastric Carcinoma (independent central pathological review) | |
|
組織学的治療効果Grade 1b以上の割合(施設判定)、有害事象発生割合、手術までの治療完遂割合、術前化学療法の奏効割合(奏効率)、術前化学療法の用量強度、R0切除割合、病理学的著効(MPR)割合、術後補助化学療法までの治療完遂割合、術後補助化学療法の時点毎の継続割合、術後補助化学療法の用量強度、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS) | a proportion of pathological response >= Grade 1b (assessed through an in-house pathological review), adverse events, a proportion of protocol treatment completion, response rate of neoadjuvant chemotherapy according to RECIST ver1.1, pre-and postoperative chemotherapy dose intensity, a proportion of R0 resection, a proportion of major pathological response (MPR), a proportion of patients undergoing postoperative chemotherapy at 3, 6, 9, and 12 months after surgery, progression-free survival, and overall survival |
|
医薬品 | ||
---|---|---|---|
|
適応外 | ||
|
|
|
ドセタキセル、オキサリプラチン、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム |
|
タキソテール点滴静注用20mg 等、エルプラット点滴静注液50mg 等、ティーエスワン配合カプセルT20 等 | ||
|
22100AMX01407、22100AMX02237、22100AMX00886000 | ||
|
|
該当なし | |
|
|||
|
医薬品 | ||
|
適応外 | ||
|
|
|
レボホリナートカルシウム、フルオロウラシル |
|
アイソボリン点滴静注用25mg 等、5-FU注250mg 等 | ||
|
22000AMX00879、22500AMX00515 | ||
|
|
該当なし | |
|
|
あり |
---|
|
||
---|---|---|
|
2023年07月14日 |
|
|
2023年07月31日 |
|
|
募集中 |
Recruiting |
|
|
なし | |
---|---|---|
|
|
なし |
|
||
|
なし |
|
サノフィ株式会社 等、株式会社ヤクルト本社 等、大鵬薬品工業株式会社 等 | |
---|---|---|
|
なし | |
|
||
|
||
|
||
|
||
|
なし | |
|
||
|
なし | |
|
|
ファイザー株式会社 等、協和キリン株式会社 等 | |
---|---|---|
|
なし | |
|
||
|
||
|
||
|
||
|
なし | |
|
||
|
なし | |
|
|
あり | |
---|---|---|
|
国立研究開発法人国立がん研究センター | National Cancer Center Japan |
|
非該当 |
|
国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院臨床研究審査委員会 | National Cancer Center Hospital Certified Review Board |
---|---|---|
|
CRB3180008 | |
|
東京都 中央区築地五丁目一番一号 | 5-1-1 Tsukiji, Chuo-ku, Tokyo |
|
03-3542-2511 | |
|
ncch-irb@ml.res.ncc.go.jp | |
|
承認 |
|
|
---|---|
|
|
|
|
|
該当しない | |
---|---|---|---|
|
なし | none | |
|
なし | ||
|
該当しない | ||
|
該当しない | ||
|
該当しない |
|
|
---|---|
|
|
|
|
設定されていません |
---|---|
|
設定されていません |