未治療進展型小細胞肺がんで、20 歳以上、PS 不良(PS 2-3)の患者に対する、カルボプラチン+エトポシド+デュルバルマブによる併用療法の安全性と有効性を評価することを目的とする。Primary endpoint を忍容性、secondary endpoint を 1 年生存割合、安全性、奏効割合(objective response rate: ORR)、無増悪生存期間(progression-free survival: PFS)、全生存期間(overall survival: OS)、PS 改善割合とする。 | |||
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実施計画の公表日 | |||
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2025年09月30日 | ||
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56 | ||
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介入研究 | Interventional | |
Study Design |
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単一群 | single arm study |
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非盲検 | open(masking not used) | |
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非対照 | uncontrolled control | |
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単群比較 | single assignment | |
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治療 | treatment purpose | |
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なし | ||
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なし | ||
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なし | ||
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(1) 組織診または細胞診で確認された小細胞肺癌 (2)手術や根治照射が不可能な進展型 (3) 化学療法による前治療歴がない (4) ECOG performance status (PS)が 2 または 3 (5) 同意取得時年齢 20 歳以上 (6) RECIST(version 1.1)にて測定可能病変を有する症例 (7) 登録前 14 日以内の主要臓器機能について、以下の基準を満たしている症例。 1) 好中球数:1,500/mm3以上 2) ヘモグロビン:9.0g/dL 以上 3) 血小板数:10.0×104/mm3以上 4) AST:施設基準値上限の 2.5 倍以下(肝転移を有する場合は施設基準値上限の 5 倍以下) 5) ALT:施設基準値上限の 2.5 倍以下(肝転移を有する場合は施設基準値上限の 5 倍以下) 6) 総ビリルビン:施設基準値上限の 1.5 倍以下(ジルバート症候群など間接型高ビリルビン血症の場合は 3 倍以下) 7) SpO2 93%以上(または PaO2 70 Torr 以上)経鼻酸素カニューレ 2L/分までの酸素投与下での SpO2 測定も許容する。ただし酸素投与を必要とする症例は、試験治療により酸素化の改善が見込まれる場合のみ登録可能とする。 8) 血清クレアチニン:1.5mg/dL 未満(またはクレアチニンクリアランス [Ccr] 45 mL/min 以上) (8) 脳転移を有する場合、無症候性であるか、または局所治療後の症例。脳転移が疑われる場合は、登録前に CT/MRI を行う。 (9) 体重 30 kg を超過する症例 (10) 12 週以上の生存が見込まれる症例 (11) 病名および病状、本試験内容について主治医等から十分な説明を受け、十分な理解の上で、本人の文書による同意が得られている症例 |
1) Extensive stage small cell lung cancer proven by histology and/or cytology without indication of curative surgery or curative radiotherapy, 2) No prior cytotoxic chemotherapy or immunotherapy, 3) ECOG PS 2 or 3, 4) 20 years or older, 5)Measurable disease, as defined by RECIST ver 1.1, 6) adequate hematologic and end organ function,7) Written informed consent form. |
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(1) 胸部 CT 検査で UIP (usual interstitial pneumonia) パターンまたは probable UIP パターンを有する症例 (2) 症状を伴う脳転移を有する症例 (3) 髄膜癌腫症を有する症例 (4) 原発巣への放射線照射歴がある症例 (5) 活動性の B 型肝炎、C 型肝炎、HIV 感染症、活動性の結核菌感染のある症例 (6) 下記のいずれかの心臓関連の基準に該当する症例 ・心電図測定で平均安静時補正 QT 間隔(QTc)が 470msec を超える症例 ・安静時心電図の心拍リズム、伝導、波形において、完全左脚ブロック、第 3 度房室ブロック、第 2 度房室ブロック、PR 間隔 250msec を超える等の臨床的に重大な異常が認められる症例。 ・QTc 延長又は不整脈誘発のリスクを高める因子を有する症例 (7) ドレナージを要する胸水、心のう水、もしくは腹水を有する症例 (8) 胃全摘術や活動性の炎症性腸疾患のような消化機能に影響を与える疾患あるいは消化不良症候群を有する症例 (9) 自己免疫疾患を併存している症例 (10) 重篤な合併症を有している症例 (11) 上記記載した疾患以外に、デュルバルマブ、カルボプラチン、エトポシドの禁忌となる症例 (12) 登録前 28 日以内に大手術を行った症例 (13) 4 週間以上のステロイドの全身投与を行っている症例 (14) 原発性の免疫不全を有する症例 (15) 同種間臓器移植の既往のある症例 (16) 登録前 30 日以内に生ワクチン、弱毒ワクチンを投与された症例 (17) 同時性重複癌または無病期間が 5 年以内の異時性重複癌を有する症例 (18) がん治療を目的とする同時化学療法、免疫治療、生物学的製剤及びホルモン療法を行っている症例 (19) 避妊する意思のない男性。または妊婦、授乳婦、妊娠検査を行い陽性であった女性または避妊する意思のない女性※ (20) 投与薬剤(デュルバルマブ、カルボプラチン 、エトポシド)におけるアレルギーや過敏反応の既往がある症例 (21) 本試験とは異なる別の介入臨床試験に参加中、もしくはフォローアップ期間中の症例 (22) デュルバルマブの投薬の有無にかかわらず、デュルバルマブの臨床試験に参加した症例 (23) その他、研究責任医師または研究分担医師が本試験への参加を不適当と判断した症例 |
1) History of interstitial lung disease, 2) Symptomatic CNS metastases, CNS metastases treated with corticosteroids, leptomeningeal disease, 3) Irradiation for primary tumor or target lesion defined by RECIST ver1.1, 4) Uncontrolled heart, lung, liver, renal diseases, 5) History of autoimmune diseases or immunodeficiency, 6) Patients with active hepatitis B or hepatitis C or positive for HIV test, 7) Men without an intention to use the measure for contraception or women who are pregnant, lactating, or intending to become pregnant during the study, 8) Uncontrolled pleural effusion, pericardial effusion, or ascites requiring recurrent drainage procedures, 9) Malignancies other than NSCLC within 5 years, 10) Systemic steroid administration at a dose of more than 10 mg of prednisolone for 4 weeks or longer. | |
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20歳 以上 | 20age old over | |
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上限なし | No limit | |
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男性・女性 | Both | |
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(1) 登録後 14 日以内にプロトコール治療を開始できなかった場合 (2) PD が確認され、プロトコール治療が無効と判断した場合 (3) 有害事象等により、全ての薬剤(デュルバルマブ、カルボプラチン 、エトポシド)が投与中止となった場合 (4) デュルバルマブ維持療法において、休薬から 84 日が経過してもデュルバルマブの投与を再開できなかった場合 (5) 研究責任医師または研究分担医師が安全性を考慮し、プロトコール治療を継続できないと判断した場合 (6) 被験者がプロトコール治療の中止を申し出た場合 (7) 被験者が同意を撤回した場合 (8) 登録後、不適格が判明しプロトコール治療が患者の不利益になると判断された場合 (9) プロトコール治療期間中の何らかの事情による転院 (10) 妊娠が判明した場合 |
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進展型小細胞肺癌 | extensive disease small cell lung cancer | |
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あり | ||
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導入療法:デュルバルマブ 1500mg/body(day1)+カルボプラチン (day 1)+エトポシド (day1) 3~4週1サイクルとし、計最大4サイクル。1サイクル目の用量はPSによって決定され (PS 2: カルボプラチン AUC 4, エトポシド 80mg/m2, PS 3: カルボプラチン AUC 3, エトポシド 60mg/m2)、2サイクル目以降有害事象に応じて漸増可能。 維持療法:デュルバルマブ 1500mg/body (day1)4週1サイクルとし、原病の増悪または有害事象による中止まで継続する。 |
Induction therapy: Durvalumab 1500 mg/body day1 + carboplatin (PS 2: AUC 4, PS 3: AUC 3) day1 + etoposide (PS 2: 80 mg/m2, PS 3: 60mg/m2) day1 q3 - 4w. The doses can be titrated according to adverse events in the previous cycle. Maintenance therapy: Durvalumab 1500 mg/body day1 q4w. |
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カルボプラチン+エトポシド+デュルバルマブ療法の忍容性 | Tolerability of durvalumab, carboplatin and etoposide | |
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1 年生存割合、安全性、奏効割合、無増悪生存期間、全生存期間、パフォーマンス・ステータス改善割合 | One year survival rate, safety, objective response rate, progression-free survival, overall survival, improvement rate of PS |
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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デュルバルマブ |
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イミフィンジ点滴静注120mg イミフィンジ点滴静注500mg | ||
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23000AMX00485、23000AMX00486 | ||
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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カルボプラチン |
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パラプラチン注射液50mg パラプラチン注射液150mg パラプラチン注射液450mg | ||
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21800AMX10584、21800AMX10583、21800AMX10588 | ||
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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エトポシド |
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ラステット注100mg/5ml | ||
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21800AMX10510 | ||
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なし |
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実施計画の公表日 |
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2021年04月08日 |
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募集終了 |
Not Recruiting |
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あり | |
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あり |
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死亡・後遺障害,医療費,医療手当 | |
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なし |
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アストラゼネカ株式会社 | |
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あり | |
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特定非営利活動法人North East Japan Study Group | Nonprofit Organization, North East Japan Study Group |
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該当 | |
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あり | |
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令和3年1月18日 | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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新潟大学中央臨床研究審査委員会 | Niigata University Central Review Board of Clinical Research |
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CRB3180025 | |
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新潟県 新潟市中央区旭町通一番町754番地 | 1-754, Asahimachidori, Chuouku, Niigata-city, Niigata, Niigata |
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025-368-9343 | |
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crbcr@adm.niigata-u.ac.jp | |
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承認 |
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該当しない | |
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なし | none | |
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なし | ||
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該当しない | ||
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該当しない | ||
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該当しない |
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設定されていません |
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設定されていません |