治癒切除後病理学的StageI/II/III小腸腺癌を対象に、手術単独に対する術後CAPOX療法の無再発生存期間(RFS:relapse-free survival)における優越性を、ランダム化比較試験にて検証する。 | |||
3 | |||
2017年05月09日 | |||
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2033年05月08日 | ||
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115 | ||
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介入研究 | Interventional | |
Study Design |
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無作為化比較 | randomized controlled trial |
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非盲検 | open(masking not used) | |
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無治療対照/標準治療対照 | no treatment control/standard of care control | |
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並行群間比較 | parallel assignment | |
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治療 | treatment purpose | |
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なし | ||
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なし | ||
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あり | ||
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1) 十二指腸・空腸・回腸のいずれかを原発とし、組織学的に腺癌であると診断されている(十二指腸ファーター乳頭部癌は不適格。原則としてファーター乳頭部に浸潤する腫瘍は不適格とするが、病理標本にて十二指腸原発腺癌のファーター乳頭部浸潤であると診断されたものについては適格とする)。 2) 所属リンパ節の切除を伴う小腸切除、膵頭十二指腸切除、幽門側胃切除のいずれかによりR0切除が行われている。 3) 術中腹腔洗浄細胞診(CY)が陰性、不明、未検のいずれかである(陽性は不適格)。 4) 病理学的病期(UICC-TNM分類 第7版)が下記の①または②と診断されている。 ① T1bN0M0またはT2N0M0のStage Iである(T1aN0は不適格)。 ② Stage IIまたはStage IIIである。 5) 登録日の年齢が16歳以上、74歳以下である。 6) Performance status (PS)がECOGの規準で0または1である(PSは必ずカルテに記載すること)。 7) 経口摂取が可能であり、経口剤の内服ができる。 8) 登録前84日以内の胸部CT、および腹部~骨盤造影CTまたは腹部~骨盤造影MRIにて、転移・再発を疑う所見がない(ヨードアレルギーや腎機能低下等によって造影剤の使用が不可能な患者については、腹部~骨盤単純CT、または腹部~骨盤単純MRIによる代用も可とする)。 9) 小腸腺癌に対する化学療法、放射線療法のいずれの既往もない。 10) プラチナ系抗がん薬(シスプラチン・カルボプラチン・オキサリプラチン・ネダプラチン)の使用歴がない。 11) 術後28日目以降84日以内である。 12) 臓器機能が保たれている。 13) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている(20歳未満の患者については保護者の同意を必須とする)。 |
1) Histologically proven adenocarcinoma of which primary tumor is located in the duodenum, jejunum, or ileum (adenocarcinoma of the papilla of Vater is ineligible, but primary duodenal adenocarcinoma which histologically invade to the papilla of Vater is eligible). 2) R0 resection is achieved by small bowel resection, pancreaticoduodenectomy, or distal gastrectomy with regional lymph nodes dissection. 3) Lavage Cytology during surgery is negative, unknown, or unexamined (Only positive case is ineligible). 4) Pathological stage is stage I (T1bN0M0 or T2N0M0), stage II, or stage III. 5) Aged between 16 and 74 years 6) ECOG performance status (PS) of 0 or 1 7) Sufficient oral intake 8) No metastasis/relapse findings on chest CT and enhanced abdomen-pelvis CT/MRI performed within 84 days before registration. 9) No history of chemotherapy or radiotherapy for small bowel adenocarcinoma. 10) No history of platinum usage (ex. cisplatin, carboplatin, oxaliplatin, nedaplatin). 11) From 28 days to 84 days after surgery 12) Sufficient organ function 13) Written informed consent |
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1) 活動性の重複がん(同時性重複がん/多発がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がん/多発がん)を有する。 2) 全身的治療を要する感染症を有する。 3) 登録時に38℃以上の発熱を有する。 4) 妊娠中、妊娠の可能性がある、産後28日以内、授乳中のいずれかに該当する女性 5) 精神病または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。 6) ステロイド剤またはその他の免疫抑制剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。 7) 治療が必要な炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎など)または消化管吸収障害(セリアック病など)を合併している。 8) インスリンの継続的使用によってもコントロール不良の糖尿病を合併している。 9) コントロール不良の高血圧症を合併している。 10) 不安定狭心症(最近3週間以内に発症または発作が増悪している狭心症)を合併、または6か月以内の心筋梗塞の既往を有する。 11) HIV抗体陽性である(HIV抗体は未検でも可)。 12) 胸部CTで診断される、間質性肺炎、肺線維症、高度の肺気腫のいずれか、もしくは複数を合併している。 |
1) Synchronous or metachronous (within 5 years) malignancies 2) Active infection requiring systemic therapy. 3) Body temperature of 38 degrees Celsius or higher. 4) Female during pregnancy, within 28 days of postparturition, or during lactation. 5) Severe psychological disease. 6) Continuous systemic corticosteroid or immunosuppressant treatment. 7) Inflammatory bowel disease (ex. Crohn disease, ulcerative colitis) or malabsorption (ex. Celiac disease) requiring therapy. 8) Uncontrollable diabetes mellitus 9) Uncontrollable hypertension 10) Unstable angina pectoris, or history of myocardial infarction within 6 months. 11) Positive HIV antibody. 12) Interstitial pneumonia, pulmonary fibrosis, or severe emphysema based on chest CT. |
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16歳 以上 | 16age old over | |
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74歳 以下 | 74age old under | |
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男性・女性 | Both | |
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<患者の中止について> 1) プロトコール治療無効と判断 2) 有害事象によりプロトコール治療が継続できない場合 3) 有害事象との関連が否定できない理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合 4) 有害事象との関連が否定できる理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合 5) プロトコール治療中の死亡 6) その他、登録後治療開始前の増悪(急速な増悪によりプロトコール治療が開始できなかった)、プロトコール違反が判明、登録後の病理診断変更などにより不適格性が判明して治療を変更した場合など (研究計画書6.2.2.参照) <研究の中止について> 1) 中間解析中止による試験早期中止 2) 有害事象による試験早期中止 (CAPOX群で治療関連死亡が3例生じた場合) 3) 登録不良による試験早期中止 (研究計画書12.7.参照) |
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小腸腺癌 | small bowel adenocarcinoma | |
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あり | ||
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A群 経過観察群、登録後は再発を認めるまで無治療で経過観察する。 B群 CAPOX療法群、CAPOX(capecitabine 2,000 mg/m2 day1-14、oxaliplatin 130 mg/m2 day1)療法を3週1コースとして、8コース(6か月(24週))繰り返す。 |
A: Observation. Patients are observed without treatment until relapse occurs. B: CAPOX therapy. Patients receive 8 courses of CAPOX therapy (capecitabine 2,000 mg/m2 day1-14, oxaliplatin 130 mg/m2 day1) every 3 weeks. |
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無再発生存期間 | Relapse-free survival | |
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全生存期間、無病生存期間(DFS-JCOG)、無病生存期間(DFS-IRCI)、有害事象発生割合 | overall survival, disease-free survival (DFS defined by JCOG), disease-free survival (DFS defined by IRCI), adverse events |
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医薬品 | ||
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適応外 | ||
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カペシタビン |
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ゼローダ錠300 | ||
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21500AMZ00400 | ||
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中外製薬株式会社 | |
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東京都 中央区日本橋室町2-1-1 | ||
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医薬品 | ||
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適応外 | ||
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オキサリプラチン |
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エルプラット点滴静注液100mg 等 | ||
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22100AMX02236 | ||
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株式会社ヤクルト本社 | |
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東京都 中央区銀座7-16-21 銀座木挽ビル |
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あり |
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2017年05月09日 |
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2017年09月28日 |
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募集終了 |
Not Recruiting |
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なし | |
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なし |
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なし |
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中外製薬株式会社 | |
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なし | |
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あり | |
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試験薬(ゼローダ錠300) | |
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なし | |
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株式会社ヤクルト本社 | |
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なし | |
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あり | |
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試験薬(エルプラット点滴静注液100mg) | |
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なし | |
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チェプラファーム株式会社(2024年2月1日「ゼローダ錠300」について中外製薬株式会社より製造販売承認承継) | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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あり | ||
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国立研究開発法人国立がん研究センター | National Cancer Center Japan | |
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非該当 |
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国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) | Japan Agency for Medical Research and Development |
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非該当 |
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国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院臨床研究審査委員会 | National Cancer Center Hospital Certified Review Board |
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CRB3180008 | |
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東京都 中央区築地五丁目一番一号 | 5-1-1 Tsukiji, Chuo-ku, Tokyo |
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03-3542-2511 | |
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ncch-irb@ml.res.ncc.go.jp | |
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承認 |
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無 | No |
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UMIN000027280 |
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UMIN臨床試験登録システム (UMIN-CTR) |
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UMIN Clinical Trials Registry (UMIN-CTR) |
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該当しない | |
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なし | none | |
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あり | ||
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該当しない | ||
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該当しない | ||
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該当しない |
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先進医療B |
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設定されていません |
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設定されていません |