オキサリプラチンを含む化学療法と,パニツムマブまたはセツキシマブとの併用療法に不応となった切除不能な進行または再発結腸直腸がんに対して,FOLFIRI+アフリベルセプト(ザルトラップ®)の有効性及び安全性について,多施設共同試験により検討する. | |||
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実施計画の公表日 | |||
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2024年10月31日 | ||
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41 | ||
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介入研究 | Interventional | |
Study Design |
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単一群 | single arm study |
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非盲検 | open(masking not used) | |
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無治療対照/標準治療対照 | no treatment control/standard of care control | |
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単群比較 | single assignment | |
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治療 | treatment purpose | |
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なし | ||
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なし | ||
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なし | ||
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①同意取得時において年齢が20歳以上かつ85歳以下の患者 ②組織学的に結腸癌または直腸癌と診断された患者 ③ECOG PS 0または1の患者 ④抗EGFR抗体薬,オキサリプラチン,フッ化ピリミジン系をベースとした化学療法を1次治療として投与され,投与開始日から90日以上経過した後に病勢増悪が確認された患者 ⑤登録14日前までの血液検査で主要な臓器機能が保たれている患者 i) 好中球数 1500/mm3以上 ii) Hb 9.0g/dl以上 iii) 血小板数 100,000/mm3以上 iv) T-Bil 2.0mg/dl以下 v) AST,ALT 100U/L以下 (肝転移がある症例は200U/L以下) vi) Cre 施設基準値の1.5倍以下 vii) 尿蛋白 1+以下,または 尿中蛋白/クレアチニン比(UPCR)が2.0未満で血尿が認められない (尿蛋白2+以上かつUPCR>1の場合は原則として24時間蓄尿蛋白量が3.5g以下であること) ⑥登録時に3ヶ月以上の生存が期待できる患者 ⑦患者本人に病名が告知され,本研究への参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、本人の自由意思による文書同意が得られた患者 |
1. Age 20-85 years old 2. Histologically confirmed colorectal adenocarcinoma 3. ECOG PS 0 or 1 4. Documented disease progression 90days or more after the start of 1st-line chemotherapy containing anti-EGFR antibodies, oxaliplatin and fluoropyrimidines. 5. Adequate major organ and hematological functions within 14days before registration 6. Expected survival time 3 months or more at the registration 7. With documented informed consent |
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①症候性の中枢神経浸潤または脳転移を有する患者 ②コントロール不良の活動性の感染症を合併している患者(抗ウイルス薬の継続的な投与またはウイルス量の定期的なモニタリングにより安全に制御されているウイルス性肝炎の症例は除外としない) ③適切な支持療法を用いてもGrade 2以上の下痢,食欲不振,悪心が改善しない患者 ④適切な支持療法を用いてもコントロール不能の高血圧患者(4週間以上持続する収縮期血圧160mmHg以上,拡張期血圧100mmHg以上) ⑤制御不能な有症状の胸水または腹水を伴う患者 ⑥経口摂取不能の患者 ⑦全ての病変に放射線照射が行われ,試験治療の効果判定に支障を来す患者 ⑧UGT1A1 *6変異ホモ,*28変異ホモ,または*6 *28ダブルヘテロの患者 ⑨5年以内に他の進行悪性腫瘍の既往のある患者(治癒切除された粘膜内癌は進行悪性腫瘍の既往としない) ⑩妊婦又は妊娠している可能性のある女性 ⑪一次治療にイリノテカンを投与された患者 ⑫以下の病状で,FOLFIRI+アフリベルセプトを安全に投与できないと判断される患者 ・消化管等腹腔内の炎症を合併している患者 ・消化管出血等の出血が認められる患者 ・出血素因や凝固系異常のある患者又は抗凝固剤を投与している患者 ・血栓塞栓症またはその既往歴のある患者 ・大手術の術創が治癒していない患者 ⑬アフリベルセプトの含有製剤の投与歴のある患者 ⑭ジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ欠損症の患者 ⑮間質性肺炎または肺線維症の患者 ⑯その他、研究責任者または研究分担者が研究対象者として不適当と判断した患者 |
1. Symptomatic CNS invasion and/or brain metastases 2. Uncontrollable infections 3. Uncontrollable diarrhea, anorexia or nausea 4. Uncontrollable hypertension 5. Symptomatic plural effusion or ascites 6. Inability of oral intake 7. Radiation to all lesions 8. UGT1A1 *6 homo, *28 homo, or *6 and *28 double hetero 9. History of other malignancies within 5 years (except for curative resection of carcinoma in situ) 10. Pregrant women 11. Irinotecan-containing regimen as 1st-line therapy 12. Following status: Gastrointestinal or abdominal inflammations Gastrointestinal or other bleeding Hemorrhagic diathesis, coagulopathy, or treated with anticoagulants Thromboembolism No wound healing from major surgery 13. Administration of aflibercept-containing medications 14. Dihydropyrimidine dehydrogenase deficiency 15. Interstitial pneumonia or pulmonary fibrosis 16. Participation in the clinical trial is determined as unsuitable |
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20歳 以上 | 20age old over | |
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85歳 以下 | 85age old under | |
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男性・女性 | Both | |
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個々の対象の中止基準 ① 試験治療無効と判断した場合 ② 適切な支持療法を行っても有害事象により試験治療が継続できない場合 ③ 有害事象のため試験治療開始予定日より29日を超えて開始できない場合 ④ 減量および休薬についての規定でイリノテカン・5-FUの両剤とも今後の一切の投与ができない場合 ⑤ 患者から試験治療中止の申し出があった場合 ⑥ 本研究全体が中止された場合 ⑦ 患者のコンプライアンスが悪く試験治療継続が困難と判断した場合 ⑧ その他の理由により、研究担当者が研究の中止が適当と判断した場合 研究全体の中止基準 ①安全性及び有効性に関する事項及びその他の重要な情報を知りえたとき。 ②研究対象者の組み入れが困難で、予定症例数に達することが極めて困難であると判断されたとき。 ③予定症例数又は予定期間に達する前に、研究の目的が達成されたとき。 ④審査委員会により、実施計画等の変更の指示があり、これを受入れることが困難と判断されたとき。 |
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結腸直腸がん | colorectal cancer | |
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D015179 | ||
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結腸直腸がん | colorectal cancer | |
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あり | ||
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対象症例に対してFOLFIRI+アフリベルセプト療法による化学療法を行う。 | FOLFIRI+aflibercept therapy is administered. | |
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D004358 | ||
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化学療法 | chemotherapy | |
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6ヶ月時点での無増悪生存割合 | progression-free survival rate at six months (PFS rate at 6 months) | |
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全生存期間、無増悪生存期間、奏効率、病勢制御率、有害事象、相対用量強度 | overall survival, progression-free survival, response rate, disease control rate, adverse events and relative dose intensity for each drug |
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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アフリベルセプト・ベータ |
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ザルトラップ | ||
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22900AMX00524, 22900AMX00525 | ||
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サノフィ株式会社 | |
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東京都 新宿区西新宿3丁目20番2号 | ||
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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フルオロウラシル |
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5-FU、フルオロウラシル | ||
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22500AMX00515, 22300AMX00065 など | ||
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協和発酵キリン株式会社 など | |
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東京都 千代田区大手町1-6-1 | ||
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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レボホリナートカルシウム |
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アイソボリン、レボホリナート など | ||
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22000AMX00879, 22000AMX00802 など | ||
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ファイザー株式会社 など | |
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東京都 渋谷区代々木3-22-7 | ||
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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イリノテカン塩酸塩 |
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カンプト、トポテシン など | ||
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22000AMX01082, 22000AMX01084 など | ||
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株式会社ヤクルト本社 など | |
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東京都 中央区銀座7-16-21 銀座木挽ビル |
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あり |
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実施計画の公表日 |
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2020年01月23日 |
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研究終了 |
Complete |
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6ヵ月時点の無増悪生存割合は58.7%(90%信頼区間(CI):45.5-71.9%)で、信頼区間の下限が当初設定の閾値を上回ったため、本試験治療を有効と判断する統計学的仮説が証明された。 |
The progression-free survival rate at 6 months was 58.7% (90% confidence interval (CI): 45.5-71.9%), and the lower bound of the confidence interval was above the threshold originally set, proving a statistical hypothesis that the study treatment was effective. |
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あり | |
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あり |
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本臨床研究に起因して被験者に発生した身体障害に対する補償をする | |
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病状に応じた適切な治療を保険診療として提供する |
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サノフィ株式会社 | |
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あり | |
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北海道消化器癌化学療法研究会(HGCSG) | Hokkaido Gastrointestinal Cancer Study Group |
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該当 | |
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あり | |
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平成31年4月24日 | |
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なし | |
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なし | |
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協和発酵キリン株式会社 など | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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ファイザー株式会社 など | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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株式会社ヤクルト本社 など | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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なし | |
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国立大学法人北海道大学臨床研究審査委員会 | Hokkaido University Certified Review Board |
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CRB1180001 | |
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北海道 札幌市北区北14条西5丁目 | Kita 14, Nishi 5, Kita-ku, Sapporo, Hokkaido |
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011-706-7934 | |
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recjimu@huhp.hokudai.ac.jp | |
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承認 |
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該当しない | |
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なし | none | |
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なし | ||
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該当しない | ||
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該当しない | ||
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該当しない |
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設定されていません |
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設定されていません |
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研究計画書 第2.8版及び別紙.pdf | |
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同意説明文書第2.7版及び別紙.pdf | |
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設定されていません |