第三種 | ||
令和2年3月19日 | ||
令和5年5月10日 | ||
着床不全を原因とする難治性不妊症患者に対する自己末梢血リンパ球を用いた免疫療法 | ||
着床不全患者に対する自己末梢血リンパ球を用いた免疫療法 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
髙折 晃史 | ||
「自己リンパ球を用いた免疫療法」により難治性着床障害例における妊娠率向上を目的とする。 | ||
0 | ||
体外受精―胚移植にて形態良好胚を3回以上胚移植しても妊娠に至らない不妊患者 | ||
募集中 | ||
京都大学特定認定再生医療等委員会 | ||
NA8150004 |
管理者(多施設共同研究として実施する場合は代表管理者) | ||
氏名:宮本 享 | ||
氏名:髙折 晃史 | ||
令和5年4月1日 |
管理者(多施設共同研究として実施する場合は代表管理者) | ||
Name:Miyamoto Susumu | ||
Name:Takaori Akifumi | ||
令和5年4月1日 |
事務担当者の連絡先 | ||
氏名:杉山 生 | ||
氏名:田村 亜紗子 | ||
令和5年4月1日 |
事務担当者の連絡先 | ||
Name:Sugiyama Ikiru | ||
Name:Tamura Asako | ||
令和5年4月1日 |
事務担当者の連絡先 | ||
電子メールアドレス:sugi19@kuhp.kyoto-u.ac.jp | ||
電子メールアドレス:a_tamura@kuhp.kyoto-u.ac.jp | ||
令和5年4月1日 |
令和5年4月28日 | |||
jRCTc050190121 | |||
京都大学医学部附属病院 | |||
京都府京都市左京区聖護院川原町54 | |||
髙折 晃史 | Takaori Akifumi |
着床不全を原因とする難治性不妊症患者に対する自己末梢血リンパ球を用いた免疫療法 | Intrauterine administration of autologous peripheral blood mononuclear cells in patients with repeated implantation failure.( IUAPT ) | ||
着床不全患者に対する自己末梢血リンパ球を用いた免疫療法 | Intrauterine administration of autologous PBMC in patients with RIF.( IUAPT ) | ||
第三種 | |||
【判断理由】 リスク分類ツリー図 政令の除外技術 No↓ ES/iPS/iPS(様)細胞 No↓ 細胞内タンパク導入 No↓ 遺伝子治療・導入 No↓ 異種動物細胞 No↓ 他家由来 No↓ 幹細胞を利用している No↓ 人の身体の構造または機能の再建、 修復又は形成を目的としているか No↓ Homologous use Yes↓ 第三種 |
「自己リンパ球を用いた免疫療法」により難治性着床障害例における妊娠率向上を目的とする。 | |||
0 | |||
2017年02月06日 | |||
2027年02月05日 | |||
200 | |||
介入研究 | Interventional | ||
単一群 | single arm study | ||
非盲検 | open(masking not used) | ||
無治療対照 | no treatment control | ||
単群比較 | single assignment | ||
治療 | treatment purpose | ||
難治性着床障害といわれる3回以上胚移植を行った患者を対象とする | the patients with repeated(over three times) implantation failure | ||
当院における体外受精可能年齢(18〜46歳)を逸脱する患者、及び受精卵において形態良好胚に至らない患者。その他担当医師が本試験の対象として不適当と判断した患者 | Women whose age are under 17 or ovre 47 years old. Infertile women who cannot get high-grade blastcysts in In vitro fertilization (IVF) treatment cycles. | ||
18歳 以上 | 18age old over | ||
46歳 以下 | 46age old under | ||
女性 | Female | ||
細胞の安全性に関する疑義が生じた場合 | |||
体外受精―胚移植にて形態良好胚を3回以上胚移植しても妊娠に至らない不妊患者 | infertile woman | ||
D007247 | |||
着床不全 体外受精反復不成功 | repeated implantation failure | ||
有 | |||
子宮内投与 | Intrauterine administration | ||
子宮内投与 | Intrauterine administration | ||
着床の有無・妊娠の転帰 | implantation rate,pregnancy outcome | ||
移植胚グレード 治療における合併症発生頻度 | the grade of embryos using this treatment, the flequency of treatment related complication | ||
着床障害の原因となる子宮内環境の改善を目的として、胚移植周期に患者本人の血液から採取した自己リンパ球を分離調整した後、子宮内腔に投与する |
医師 | |||||
万代 昌紀 | Mandai Masaki | ||||
80283597 | |||||
京都大学医学部附属病院 | Kyoto university hospital | ||||
婦人科学産科学教室 | |||||
606-8507 | |||||
京都府京都市左京区聖護院川原町54 | 54 Kawaharacho, Shogoin, Sakyo-ku Kyoto,606-8507, JAPAN | ||||
075-751-3269 | |||||
mandai@kuhp.kyoto-u.ac.jp | |||||
自施設 | |||||
院内に救急治療部および集中治療部(ICU)を併設している。 |
田村 亜紗子 | Tamura Asako | ||||
京都大学医学部附属病院 | Kyoto university hospital | ||||
婦人科学産科学教室 生殖研究室 | |||||
606-8507 | |||||
京都府京都市左京区聖護院川原町54 | 54 Kawaharacho, Shogoin, Sakyo-ku Kyoto,606-8507, JAPAN | ||||
075-751-3269 | |||||
075-761-3967 | |||||
a_tamura@kuhp.kyoto-u.ac.jp |
医師 | ||
堀江 昭史 | ||
30535836 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
婦人科学産科学教室 |
堀江 昭史 | ||
30535836 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
婦人科学産科学教室 |
京都大学医学部附属病院 | ||
寒河江 悠介 | ||
00907917 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
産科婦人科 |
最上 晴太 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
婦人科学産科学教室 |
無 |
自己末梢血リンパ球 | |
京都大学医学部附属病院 | |
京都大学医学部附属病院における体外受精可能年齢(18~ 46歳)の女性であり、体外受精―胚移植にて形態良好胚を3回以上胚移植しても妊娠に至らない不妊患者 | |
細胞提供者は既往歴、合併症、診療内容及び検査結果などを加味した上で、京都大学医学部附属病院における体外受精判定基準に合致している患者である。 | |
被検者より採血にて血液を採取する。穿刺の際、穿刺部位は皮膚表面の常在菌混入を防ぐため消毒用エタノール消毒をした上で、スティックタイプのイソジンもしくはザルコニン等で充分に消毒を行い、採血を行う。採血時、最初の0.5〜1mlは皮膚表在菌混入の可能性があるため破棄し、引き続き採取する10mlの血液をリンパ球分離に使用する。 |
自己末梢血リンパ球 | ||
一連の操作については京都大学医学部附属病院内の分子細胞治療センターにて行うため、微生物等の汚染の可能性は極めて低い① 感染対策として、分子細胞治療センターにおける安全キャビネット内は無菌操作が可能である。また使用するスピッツ、ピペッター、シャーレ、培地など全ての使用機材は分子細胞治療センター内で準備する資材を用いる。感染対策、安全対策の観点から各被検者ごとに必要分の試薬・培地を清潔操作にて分注し保存する。さらに開封後の試薬、培地について開封日を記載の上1ヶ月以上経過したものについては破棄する。再利用する精密機械以外の機材などは全てオートクレーブにて滅菌する。作業は滅菌ガウン、マスクを着用し、安全キャビネット内での操作には滅菌手袋を着用して行う。また無菌操作の確認のため、毎作業時、安全キャビネット内(奥の2箇所)にSCD寒天培地を置き、細菌コロニー、真菌コロニー形成の有無を7日後に確認する。更に作業終了後両手の滅菌手袋の指先を寒天培地にスタンプし同様の方法で感染の有無を確認する。さらに、プロセスシミュレーションテスト(PST)を行うことで、作業過程における安全性を担保するものである。 被検者自身への投与前に細菌感染の可能性を認める場合は、投与を中止するものである。また、投与後の感染症の有無については被検者の症状をもって判断する。 |
||
通常の胚移植周期において、被検者から採血を行う。血液約10ml採取し、この中からリンパ球を分離し、処理を加えて培養し、調整の後に子宮腔内投与する。 | ||
無 | ||
京都大学医学部附属病院 | ||
FC5210050 | ||
京都大学医学部附属病院 細胞療法センター 分子細胞治療センター | ||
委託は行わない |
無 | ||
無 | ||
無 | ||
無 |
無 | ||
無 | ||
無 | ||
無 |
無 |
2006年世界で初めてPBMCにより難治性不妊患者の妊娠率改善を認めた報告。 妊娠率において、PBMC投与群はControl(未投与群)に対して41%(H%)と有意に妊娠率を向上させた。同様に着床率、生産率も上昇させた(Yoshioka S etal.,Hum Reprod.2006)。その後国内でも同様の方法にて妊娠率はPBMC投与群がControl群に対して42%対16%と有意に妊娠率を向上させた(Okitsu O et al.,」Reprod lmmunol 2010)と報告され、その他報告はされないものの他施設でも治療施行施設がある。一方海外では同様の方法にて45人の患者に行つたstudyがあり、治療により44.4%が妊娠に至った(Makrigiallnakis A et al.,Eur」CHn lnvest.2015)と報告している。さらに、MadkOur Aらも同様の検討を行っており、妊娠率はPBMC投与群が70%(Contr01群24%)と有意に高い(Madkour A et al.,Zygote,2015)。これらの報告では有意性は示されているが、重篤な合併症などは特に報告されていない。 | ||||||
申請者らは、これまでにヒト子宮内膜間質細胞の脱落膜分化をサイトカインが制御することを明らかにしてきた。また、hCGが糖鎖受容体を介して単球からのIL-8分泌を促進させることを見出した。さらにマウスによる検討で、マウス妊娠由来Tリンパ球が着床を促進し、その着床を促進する機序として子宮内膜の分化を促進することを明らかにした。またhCGにより刺激をうけたヒト由来のリンパ球でもマウスの胚着床を促進する。以上、母体の免疫システムが胚の着床に関与しており、さらにhCGによって刺激を受けた末梢血リンパ球が胚の着床に重要な役割を果たしていることを示した。 | ||||||
特定細胞加工物概要書に従つた製造が行われなければ、子宮内投与は行わない。また、これまでに形態良好胚を3回以上移植しても妊娠に至らない患者を対象とする。胚移植周期においてプロトコールに沿って採血及び診察を行う。その際、ホルモン検査及び診察を行い、胚移植の適応規準から外れる場合は、リンパ球自体の子宮内投与を行わない | ||||||
細胞投与により被検者に感染症、その他全身状態に変化が生じた場合、当該被検者に対しては感染症検索を行う。また再発防止のため、CH Q9の品質リスクマネージメントに関するガイドラインに則り、操作手順を再確認し、安全性の検討を行い、リスクマネージメントを常に行う。具体的にはヒヤリハットが生じた時点で報告・マネージメントを行い、更に定期的に(月に一度)に情報収集を行う。リスクが生じる可能性がある場合、リスクのアセスメント、リスク低減のリスクコントロールを行い、リスクレビューを行うことで潜在化したリスクを定期的に情報収集し、組織として対策に務めるものである。その他、細胞の安全性に関する疑義が生じた場合は、研究自体を中止し、治療法含めた再検討を行うものとする。 |
||||||
再生医療等を受ける者が感染症を発症した場合等の原因の究明のため、細胞加工物の一部をエントドキシン試験、マイコプラズマ試験、細菌培養検査に提出する。さらに、万が一被検者に投与後感染症が発症した後に更なる検索目的で細胞加工物の一部を細胞加工施設のディープフリーザー(-80℃)で5年間保存する。 また細胞加工物及びデータについては、盗難・紛失等の防止対策として施錠可能な施設にて保管する。 |
||||||
感染性廃棄物として廃棄する | ||||||
『再生医療等の安全性の確保等に関する法律施行令(第十七、十八条』『再生医療等の安全性の確保等に関する法律施行規則第二十五、三十六条』に従い(妊娠判定時までに)発症した合併症については、精査の上、関連性があると判断された場合、遅滞なく京都大学特定認定再生医療等委員会および厚生労働大臣へ報告する。 | ||||||
妊娠判定時までの追跡は行い、効果判定は妊娠判定にて判断する。また、研究対象者の健康、子孫に受け継がれ得る遺伝的特徴等に関する重要な知見が将来的に得られる可能性はあるため、出産後までは追跡調査を行う。経過観察期間終了後も再生医療等を受けた者の連絡先を把握しておくよう努める。 | ||||||
研究対象者の健康、子孫に受け継がれ得る遺伝的特徴等に関する重要な知見が将来的に得られる可能性はあるため、出産後までは追跡調査を行う。経過観察期間終了後も再生医療等を受けた者の連絡先を把握しておくよう努める。 | ||||||
無 | ||||||
2017年02月06日 | ||||||
2017年02月17日 | ||||||
募集中 | Recruiting | |||||
未解析 | pre-analysis |
有 |
有 |
京都大学特定認定再生医療等委員会 | Kyoto University Graduate School and Faculty of Medicine, Ethics Committee | |
NA8150004 | ||
京都府京都市左京区吉田近衛町(京都大学大学院医学研究科) | yoshida-konoe-cho,Sakyo-ku, Kyoto 606-8501, JAPAN, Kyoto | |
075-753-4680 | ||
ethcom@kuhp.kyoto-u.ac.jp | ||
第一種再生医療等又は第二種再生医療等を審査することができる構成 | ||
適 | ||
2017年01月23日 |
個人情報については、パスワード保護をしたファイルとして研究機関内の外部インターネットと安全に隔離されておりアクセスログが記録できるLAN上(院内電子カルテシステム上)で取り扱う。個人情報管理者のみが共有するパスワードにより閲覧制限を設けて管理する。「個人情報保護規程」に基づき、再生医療等の提供において利用している細胞の提供者あるいは当該再生医療等を受ける患者に関する個人情報を適切に取り扱い、プライバシーを中心とした情報の保護に留意する. | ||
無 | No | |
年に1回、再生医療等提供に係る教育・研修会受講するものとする。 | ||
窓口は、研究担当者が行い、またそれとは別に病院相談窓口として京都大学医学部附属病院 臨床研究相談窓口をおく | ||
非該当 | ||
なし | none | |
有 | ||
非該当 | ||
非該当 | ||
非該当 | ||
なし | ||
なし | none |
4 再生医療等を受ける者に対する説明文書及び同意文書の様式 | PBMC説明文書および同意書_ver.3.0_0509.pdf |
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