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再生医療等提供計画情報の詳細情報です。

第二種
令和2年4月22日
令和5年7月25日
令和5年4月30日
肝硬変症に対する脂肪幹細胞移植の臨床研究
肝硬変に対する脂肪由来間葉系幹細胞の治療効果についての検討
医療法人いたの会 久留米中央病院
板野 哲
これまでに行われてきた国内外の基礎研究(動物実験を含む)や臨床研究などの報告および症例に基づき肝硬変患者の肝機能および予後の改善が期待される脂肪組織由来間葉系幹細胞移植(自己)の安全性・有効性に関して検討を行う。また、本臨床研究により新しい肝硬変の治療法として脂肪組織由来間葉系幹細胞(自己)の実用化に寄与することを目的とする。
2
肝硬変
募集中断
医療法人いたの会 久留米中央病院 特定認定再生医療等委員会
NA8160011

中止内容

令和5年4月30日

1 提供しようとする再生医療等及びその内容

申請者情報

令和5年7月6日
jRCTb070200009
医療法人いたの会 久留米中央病院
福岡県久留米市小森野2-3-8
板野 哲 ITANO SATOSHI

(1)再生医療等の名称及び分類

肝硬変症に対する脂肪幹細胞移植の臨床研究 Clinical reserch of the efficacy of Adipose derived stem cell for liver cirrhosis( ADSC-LC )
肝硬変に対する脂肪由来間葉系幹細胞の治療効果についての検討 The research for the efficacy of adipose derived stem cell therapy for liver cirrhosis( ADSC-LC )
第二種
第一種、第二 種、第三種再生医療等技術のリスク分類より下記に示した 結果となったため、第二種と判断される。 1. 政令で除外した技術ではない。 2. 人の胚性幹細胞/人工多能性幹細胞/人工多能性幹細胞様細胞は、使用していない。 3. 遺伝子を導入する操作を行った細胞は、使用しない。 4. 動物細胞は、使用しない。 5. 投与を受ける者以外の人の細胞は、使用しない。 6. 幹細胞を利用している。 7. 培養を行っている。

(2)再生医療等の内容

これまでに行われてきた国内外の基礎研究(動物実験を含む)や臨床研究などの報告および症例に基づき肝硬変患者の肝機能および予後の改善が期待される脂肪組織由来間葉系幹細胞移植(自己)の安全性・有効性に関して検討を行う。また、本臨床研究により新しい肝硬変の治療法として脂肪組織由来間葉系幹細胞(自己)の実用化に寄与することを目的とする。
2
実施計画の公表日
2023年04月30日
6
介入研究 Interventional
単一群 single arm study
非盲検 open(masking not used)
非対照 uncontrolled control
単群比較 single assignment
治療 treatment purpose
 対象者は、肝硬変でかつ下記の基準に該当し、口頭と文書による臨床研究計画の説明を受けた上で、臨床研究に参加することに本人の同意が得られた者とする。
【選定基準】
① CT検査、血液検査にて臨床的に肝硬変症と診断されていること。
② Child-Pugh scoreで6点以上であること。
③ 年齢20~90歳までであること。
④ 本臨床研究参加への事前同意が文書で得られていること。
Inclusion criteria
1.Clinically diagnosed as cirrhosis by CT and blood tests.
2.Child-Pugh score must be 6 points or more.
3.Must be between 20 and 90 years old.
4.Prior written consent to participate in the study must be obtained in writing.
【除外項目】
A.禁酒が治療期間内の間に望めない患者
B.重度心疾患(明らかな心不全および不整脈)のある患者
C.脂肪組織の採取時に使用する麻酔薬に過敏症がある患者
D.コントロールされていない悪性新生物又は上皮内新生物を有している患者
E.コントロールのできない感染症を有する患者
F.妊婦、授乳婦および妊娠している可能性のある患者
G.避妊薬(ピル)内服中の患者
H.自己におけるインフォームドコンセントができない患者
I.薬効評価が不能な患者
J.他の有効な治療である肝移植(生体および脳死)が可能な患者
K. その他、試験担当医師(実施医師)が不適当と判断した患者。
Exclusion criteria
A. Patients whose abstinence cannot be expected during the treatment period
B. Patients with severe heart disease (obvious heart failure and arrhythmia)
C. Patients with hypersensitivity to the anesthetic used when collecting adipose tissue
D. Patients with uncontrolled malignant or intraepithelial neoplasia
E. Patients with uncontrollable infections
F. Pregnant women, lactating and possibly pregnant
G. Patients taking birth control pills
H. Patients who cannot give their informed consent
I. Patients who cannot evaluate the efficacy
J. Patients who can undergo other effective treatments, liver transplantation (living body and brain death)
K. Other patients who are judged to be inappropriate by the investigator.
20歳 以上 20age old over
90歳 未満 90age old not
男性・女性 Both
下記の項目のいずれかに該当する場合は、実施医師の判断で肝動脈内投与を中止する。この場合は、肝動脈内投与の中止時点において所定の検査を実施し、中止・終了の年月日、理由および中止後の経過・処置について調査票に記載する。
【肝動脈内投与中止の判断項目】
① 治療対象者への効果が期待できないと判断した場合。
② 肝動脈内へ投与する細胞の品質に疑いがある場合。(細胞の汚染や形態異常など)
③ 副作用( ショック、アレルギー反応、肝障害、腎障害、呼吸障害)が発現し、肝動脈内への継続投与が困難と判断された場合。
④ 対象から除外すべき条件に該当することが、肝動脈内投与の開始時に判明した場合。
⑤ 治療した当日に飛行機に搭乗することがわかった場合。
⑥ 治療対象者から治療参加の辞退の申し出や同意の撤回があった場合。
⑦ 経過観察と評価を行う月に連絡が取れない場合(同意撤回とみなす)。
⑧ その他、実施医師が肝動脈内への継続投与を不適当と判断した場合。
肝硬変 Liver cirrhosis
肝硬変症の患者に対して自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を動脈投与し、肝機能の改善と肝線維化の改善を図る Autologuous adipose derived mesenchymal stem cell infusion via hepatic artery.
自己脂肪由来の間葉系幹細胞 Autologous adipose derived mesenchymal stem cell
肝機能の改善度 Improvement of liver function
肝線維化の改善 Improvement of liver fibrosis
別添の通り

2 人員及び構造設備その他の施設等

(1)人員及び構造設備その他の施設に関する事項

医師
板野 哲 Itano Satoshi
医療法人いたの会 久留米中央病院 Kurume chuo hospital
医師
830-0001
福岡県久留米市小森野2-3-8 2-3-8,Komorino,Kurume,Fukuoka,830-0001
0942-35-1000
k-chuo@soleil.ocn.ne.jp
他の医療機関
本再生医療等が原因であると思われる健康被害が発生した場合は、適切な処置を行うとともに、診療録等に記載する。当院では、12誘導心電計、生体情報モニタ、適切な輸液管理の為の設備を備え、救急医療を受ける者の為の部屋を設置している。また、救急カートを設置し、緊急気道確保用物品、緊急時使用薬剤などを準備している。その他、医療用酸素などを備え、救急隊が到着し、救急指定医療機関へ搬送するまでの間、応急処置に対応できるようにしている。 当院で対応できないと判断される場合には、当院から、4km(車約10分)の距離にある3次救急告示病院の聖マリア病院を救急時の第一搬送先と考えている。当該医療機関は、救命科に加え、心臓血管外科や循環器内科を備え、地域災害拠点病院として、あらゆる患者に対応できる設備が整っている。 当院の開設管理者の板野が登録医として登録している医療機関であり、当院の診療内容も理解している。患者搬送時には、下記医療機関の提供する書式を使用し搬送する事で、合意を得ている。 提携医療機関の名称:聖マリア病院 救急医療のために確保している病床数:29床 設備の内容:エックス線装置,心電計,輸血及び輸液のための設備その他救急医療を行うために必要な施設及び設備

(2)その他研究の実施体制に関する事項

吉田 憲史 Yoshida Kenji
医療法人いたの会 久留米中央病院 Kurume chuo hospital
医事課
830-0001
福岡県久留米市小森野2-3-8 2-3-8,Komorino,Kurume,Fukuoka,830-0001
0942-35-1000
0942-35-1003
k-chuo@soleil.ocn.ne.jp
医師
板野 哲
医療法人いたの会 久留米中央病院
医師
医師
赤星 朋比古
九州大学医学研究院
災害・救急医学講座
九州大学医学研究院
赤星 朋比古
20336019
九州大学医学研究院
先端医療医学講座
ユーネクスト株式会社
小河原 瞳
ユーネクスト株式会社
臨床開発部
鹿児島大学
植村 宗則
鹿児島大学
医歯学総合研究科
赤星  朋比古 Akahoshi Tomohiko
20336019
九州大学医学研究院  Graduate school of medicine, Kyushu university
先端医療医学講座 災害・救急医学
非該当

(3)多施設共同研究に関する事項

3 再生医療等に用いる細胞の入手の方法並びに特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法等

(1)再生医療等に用いる細胞の入手の方法(特定細胞加工物を用いる場合のみ記載)

脂肪組織由来間葉系幹細胞
再生医療の提供を行う医療機関と同じ。
本臨床研究は、自己の脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いるため、細胞提供者と細胞を受ける者は同一である。
そのため、細胞提供者の選定については、本治療を受ける者の選定基準【添付書類『臨床研究実施計画書 - 7.再生医療等を受ける者の選択及び除外並びに研究の中止に関する基準の治療対象者の選定方針(適格基準・除外基準)】を満たした者を選定する。
自己の脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いるため、細胞提供者と細胞を受ける者は同一である。
そのため、細胞提供者の適格性の確認については、本臨床研究を受ける者の選定基準 【添付書類『臨床研究実施計画書 - 7.再生医療等を受ける者の選択及び除外並びに研究の中止に関する基準の治療対象者の選定方針(適格基準・除外基準)】を満たした者となり、十分な治療の説明を行い同意を得た上で適格性を確認する。
ⅰ自己脂肪組織の採取
【ブロック採取法】
切開する部位を消毒液にて消毒後、局所麻酔(0.5〜1%キシロカイン等)下に約3cmの皮切りを行い、下腹部等にある皮下脂肪組織を約8〜10cm3(5〜10g程度)を採取し脂肪組織を分離する。
【シリンジ吸引採取法】
切開する部位を消毒液にて消毒後、局所麻酔(0.5〜1%キシロカイン等)下に約5〜10mmの皮切りを行い、吸引用カニューレとロックシリンジを使用して、下腹部等にある皮下脂肪組織を約10〜15cc(5〜10g程度)を採取し脂肪組織を分離する。
※ 採取方法は、患者の状態(脂肪分布、脂肪の厚み、病状、服用している内服薬など)を確認してより安全で術後負担の少ない採取方法を選択する。採取方法によって培養方法は変わらない。また、得られる脂肪組織由来間葉系幹細胞にも違いはない。
ⅱ血液の採取
血液(血清)を採血(採血管2〜3本)する。

(2)特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法(特定細胞加工物を用いる場合のみ記載)

脂肪組織由来間葉系幹細胞
1)種類
自己脂肪組織由来間葉系幹細胞
2)由来
自己 生体由来
3)採取、調製、投与の方法
① 採取
再生医療等提供計画(研究:様式第一)『3 再生医療等に用いる細胞の入手の方法並びに特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法等』の『(1)再生医療等に用いる細胞の入手の方法』の『細胞の採取の方法』に従い採取を行う。
② 調製(脂肪組織由来間葉系幹細胞の培養および保存)
特定細胞加工物概要書に従い培養を行う。
③ 脂肪組織由来間葉系幹細胞(自己)の輸送
特定細胞加工物概要書に従い輸送する。
4)細胞の保管場所、保管条件、保管期間
① 保管場所
株式会社日本・セルカルチャーにて細胞の保管を行う。
② 保管条件及び保管期間
特定細胞加工物概要書に従い保管する。
5)試験検査の方法
① 製造工程における検査及び特定細胞加工物の試験検査について
特定細胞加工物概要書に従い製造工程及び特定細胞加工物の検査を行う。
到着した特定細胞加工物は、添付書類の『臨床研究実施計画書』に示した【特定細胞加工物受入れ時の確認事項および保管方法】及び【投与の方法】に従い、投与を実施医師が処置室にて実施する。
株式会社日本・セルカルチャー
FA7150001
日本・セルカルチャー Cell Processing Center 福岡
自己脂肪組織由来間葉系幹細胞培養加工の委託
再生医療等提供計画(研究:様式第一)『3 再生医療等に用いる細胞の入手の方法並びに特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法等』の『(2)特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法』の『特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法の製造及び品質管理の方法の概要』に記載している細胞の調整、細胞の保管、試験検査について委託する。

(3)再生医療等製品に関する事項(再生医療等製品を用いる場合のみ記載)

(4)再生医療等に用いる未承認又は適応外の医薬品又は医療機器に関する事項(未承認又は適応外の医薬品又は医療機器を用いる場合のみ記載)

4 再生医療等技術の安全性の確保等に関す措置

(1)利益相反管理に関する事項

① 再生医療等に対する特定細胞加工物製造事業者からの研究資金等の提供その他の関与

株式会社日本・セルカルチャー

② 再生医療等に対する医療薬品等製造販売業者等からの研究資金等の提供その他の関与

③ 再生医療等に対する特定細胞加工物製造事業者又は医療品等製造販売業者等以外からの研究資金

(2)その他再生医療等技術の安全性の確保等に関する措置

自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた肝硬変症の国内外の臨床試験についての下記に示した論文によると、自己脂肪組織由来間葉系幹細胞の投与による目立った副作用、有害事象は見られなかったことが報告されている。また、本臨床研究で用いる細胞数の約10倍の細胞数で治療(動脈内投与)を行っており、その安全性が報告されている。
さらに、『再生医療等に用いる細胞の研究』に記載している論文では、ヒト脂肪組織由来間葉系幹細胞は、継代を複数回繰り返しても核型の異常やSNP変異の顕著な増加、表面マーカーの発現変動は認められず、長期間の培養でも安定性が維持されることが示されている。また、実際に治療に適用する場合、培養が完了してから投与するまでの間は生理食塩水中に懸濁して保存することとなるが、安定性試験の結果、80%以上の生存率を示し、表面マーカーの発現にも異常がないことから、生理食塩水中で安定に保存することができることが示された。また、ヌードマウスへの投与実験の結果、脂肪由来幹細胞を投与したことに起因すると思われる異常は認められず、腫瘍の形成も見られなかったことから、脂肪由来幹細胞の静脈投与による毒性、造腫瘍性はなく、十分な安全性を有していることが示唆されている。
以上より、提供しようとする『肝硬変症に対する脂肪幹細胞移植の臨床研究』は、重篤な有害事象等を引き起こすおそれはなく、十分な安全性を有していると判断した。

※ 参考資料については、『再生医療等に関する国内外の実施状況』及び『再生医療等に用いる細胞に関連する研究の記載(肝硬変)』に記載。
肝硬変モデルの動物実験では、肝硬変症に対する効果が多数報告されている。ヒトにおいても現在のところ肝移植以外に治療する方法のない肝硬変に対して新しい治療法となる可能性がある。本臨床研究の前進である臨床研究『肝硬変症に対する脂肪幹細胞移植の臨床研究(計画番号:PB7170002)』において肝機能の改善が得られることの確認が取れている。また、重篤な有害事象も見られなかったことより、安全性を有していることも示された。そのため、本臨床研究では、治療効果の持続性のある治療法について検討している。
当該再生医療の妥当性は肝機能の改善が得られるかであり、投与後の肝機能(肝予備能)としてChild-Pugh scoreを判定することにより妥当性の検討が可能である。
本臨床研究において、深刻な有害事象の発生等の重大なデメリットもないと考えられる。このことより、提供することへのメリットがデメリットを上回り、妥当性を有していると判断した。

※ 参考資料については、『再生医療等に関する国内外の実施状況』及び『再生医療等に用いる細胞に関連する研究の記載(肝硬変)』に記載。
肝動脈内投与可否の決定方法については、肝動脈内投与に用いる特定細胞加工物における安全性試験(無菌試験・異物検査・生細胞率(生存率)・エンドトキシン試験等)を行い合格した特定細胞加工物のみを肝動脈内投与可能とする。
細胞の安全性に関する疑義が生じた場合は、再度安全性の確認を行う。再度確認した結果について、安全性が担保(保証)できない結果が得られた際、安全性の確認を行った担当者は、本臨床研究の実施責任者及び研究責任者に報告を行う。報告を受けた実施責任者及び研究責任者は、院長に報告を行う。

【投与前後の対応】
細胞の搬送を取りやめ、原因究明のために細胞を保存すると共に、本臨床研究を中止する。

【投与中及び投与後の対応】
適切な検査等を行い、処置を行う。
採取した細胞(脂肪組織由来間葉系幹細胞)の一部等は、微量であるため保存することが不可能である。しかし、再生医療等に用いた特定細胞加工物(脂肪組織由来間葉系幹細胞)の一部は、保存可能である。保存期間は、10年間とする。
保管期間終了後の試料及び細胞加工物の一部については、匿名化の再確認をした上で感染性廃棄物として適切に破棄を実施する。
本臨床研究中に疾病等が発生した場合には、採血およびCT等の画像検査を行い、細胞治療によるものと判断した場合には、すみやかに医療施設の長である病院長に報告し、本臨床研究の中止についても検討する。また、生死にかかわる合併症や長期にわたる後遺症をきたす事象が発生した場合には、厚生労働省及び特定認定再生医療等委員会への報告を行う。
報告の期限については、死亡または死亡につながるおそれのある症例は、7日以内に報告をし、障害・重篤である症例などは15日以内に報告を行う。 また、それ以外の再生医療等の提供によるものと疑われる又は当該再生医療等の提供によるものと疑われる感染症による疾病の発生した場合には、特定認定再生医療等委員会に報告を行う。
報告の期限については、再生医療等提供計画を厚生労働省に提出した日から起算して60日ごとに当該期間(60日)満了後10日以内に報告を行う。
本再生医療等の科学的妥当性を検討するため治療を受けた患者は、本臨床研究を受けた日から最低でも1年間は、定期的に診察し、本臨床研究の効果についての経過観察を行う。定期的な診察による経過観察が困難である場合は、治療を受けた患者の連絡先を把握し、定期的に連絡を行うことにより経過観察を行う。

1) 評価項目
本再生医療の効果は、対象疾患等の治癒、改善の程度を以下の項目などから評価することにより検証する。
【評価項目】
① 安全性評価
・ 全身状態のチェック
・ 血液検査

② 科学的妥当性の評価
・ 血液検査
・ Child-Pugh score
・ Performance Status
・ エコーまたはCT検査

2) 評価回数及び評価の間隔
本臨床研究を受けた日の3日目、1ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後に定期的に、本治療の効果についてその都度評価項目に従って評価を行い、経過観察を行う。
※ 経過観察6ヶ月後、12ヶ月後は、3回目の術後のみ行う。
再生医療等の提供後の経過観察を行う期間については、項目4「再生医療等技術の安全性の確保等に関する措置」の『(2)その他再生医療等技術の安全性の確保等に関する措置 』の「再生医療等の提供終了後の措置の内容」に記載。
再生医療等を受けた者と連絡が取れるように再生医療等を受けた日から最低でも1年は連絡先を把握しておく。
実施計画の公表日
募集中断 Suspended

5 細胞提供者及び再生医療等を受ける者に対する健康被害の補償の方法

細胞提供者について

再生医療等を受ける者について

6 審査等業務を行う認定再生医療等委員会に関する事項

医療法人いたの会 久留米中央病院 特定認定再生医療等委員会 certified comittee for regenerative medicine of Kurume chuo hospital
NA8160011
福岡県久留米市小森野2-3-8 2-3-8,Komorino,Kurume, Fukuoka
0942-35-1000
k-chuo@soleil.ocn.ne.jp
第一種再生医療等又は第二種再生医療等を審査することができる構成
2020年03月16日

7 その他

自己脂肪組織由来による治療のため、細胞提供者および再生医療を受ける者は同一である。個人情報はデータセンターにて症例登録番号として保存し、診療従事する者以外に目が触れる場合には症例登録番号として表示し、第3者からは名前が知られないように配慮する。 (匿名化あり)
本臨床研究にあたる実施医師は、日本再生医療学会会員であり、学会公認セミナーや大学及び関係医療機関が開催する再生医療に関するセミナー等に参加する。
当院は、苦情及び問い合せの対応に関して受付担当者を設置し、患者や家族等からの苦情及び問い合せを随時受け付ける。また、苦情及び問い合せの受付担当者が不在の際は、他の職員が苦情及び問い合せを受け付ける。その場合、苦情及び問い合せを受け付けた職員は、速やかに当該苦情及び問い合せの内容を受付担当者へ連絡し、状況を報告することとする。
苦情の受け付けの際には、「苦情受付記録書」にその内容及び対応などを記録することとする。
非該当
なし none
非該当
非該当
非該当

添付資料

4 再生医療等を受ける者に対する説明文書及び同意文書の様式 患者さんへの説明文書及び同意書(マスキングあり).pdf

変更履歴

種別 公表日
中止 令和5年7月25日 (当画面) 変更内容
軽微変更 令和5年7月5日 詳細 変更内容
新規登録 令和2年4月22日 詳細