jRCT ロゴ

臨床研究等提出・公開システム

Top

English

再生医療等提供計画情報の詳細情報です。

第二種
令和2年2月20日
令和6年4月8日
自家末梢血CD34陽性細胞移植による脊髄損傷再生療法
CD34陽性細胞による脊髄損傷再生療法
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院
小林 修三
本邦における脊髄損傷患者数は10 万人以上、年間約5千人新たに発生していると推定される。早期離床や症状の進行予防を目的に、頭蓋骨直達牽引などの固定術が行われるが、理想的には神経再生療法が必要である。近年になって多分化能、自己複製能を有する神経幹細胞の存在や脊髄再生に係る研究が進み、その中で再生治療の移植材料として、生体内の様々な幹細胞に発現しているCD34の陽性細胞が注目されている。脊髄損傷に係るCD34陽性ないしCD133陽性細胞に関して、自家移植による臨床的な改善、髄腔内投与の安全性、G-CSF製剤による動員から採取分離までの技術も確立してきている。以上の研究報告を背景に、今回本研究では脊髄損傷患者を対象に、G-CSF動員自家末梢血CD34陽性細胞移植の安全性と有効性を検討する。
2
脊髄損傷
募集中
湘南鎌倉総合病院特定認定再生医療等委員会
NA8150013

1 提供しようとする再生医療等及びその内容

申請者情報

令和6年4月8日
jRCTb030190220
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院
神奈川県鎌倉市岡本1370番1
小林 修三 Kobayashi Shuzo

(1)再生医療等の名称及び分類

自家末梢血CD34陽性細胞移植による脊髄損傷再生療法 G-CSF mobilized autologous CD34+ cell transplantation as regenerative medicine for patients with spinal cord injuries.
CD34陽性細胞による脊髄損傷再生療法 CD34+ cell transplantation for patients with spinal cord injuries.
第二種
本研究で用いる特定細胞加工物は、本人から採血し血管内皮前駆細胞(CD34陽性細胞)を分離して、腰椎穿刺法による髄腔内投与により、脊髄損傷部への細胞移植を行い、脊髄損傷部の修復・機能改善を試みるものである。相同利用ではないため、第二種再生医療等技術に該当する。

(2)再生医療等の内容

本邦における脊髄損傷患者数は10 万人以上、年間約5千人新たに発生していると推定される。早期離床や症状の進行予防を目的に、頭蓋骨直達牽引などの固定術が行われるが、理想的には神経再生療法が必要である。近年になって多分化能、自己複製能を有する神経幹細胞の存在や脊髄再生に係る研究が進み、その中で再生治療の移植材料として、生体内の様々な幹細胞に発現しているCD34の陽性細胞が注目されている。脊髄損傷に係るCD34陽性ないしCD133陽性細胞に関して、自家移植による臨床的な改善、髄腔内投与の安全性、G-CSF製剤による動員から採取分離までの技術も確立してきている。以上の研究報告を背景に、今回本研究では脊髄損傷患者を対象に、G-CSF動員自家末梢血CD34陽性細胞移植の安全性と有効性を検討する。
2
2019年07月03日
2027年07月02日
6
介入研究 Interventional
単一群 single arm study
非盲検 open(masking not used)
非対照 uncontrolled control
単群比較 single assignment
治療 treatment purpose
1) ASIA 機能障害尺度A 及びB の頸胸髄損傷患者
2) 受傷後4 週~16 週の患者
3) MRI 画像診断により脊髄の部分的損傷が認められた患者(完全離断ではない)
4) 本人より文書による同意が得られた患者、未成年あるいは受傷により同意表明が困難な者の場合は保護者又は代諾者から文書による同意が得られた患者
1) Cervical and thoracic spinal cord injury patients with ASIA impairment score A and B
2) Within 4 to 16 weeks after injury
3) Incomplete spinal cord injury detectable with MRI
4) Enable to obtain the written consent from the patient, or the guardian or the proxy
1) MRI 画像診断で脊髄の完全離断および離断に近い状態と認められる患者
2) 脊髄ショックの状態が続いている患者
3) 中心性脊髄損傷がある患者
4) SOFA スコアで3 点以上の臓器障害を有する患者
5) 意識障害が、Japan Coma Scale (JCS)でⅢ-200 またはⅢ-300 である患者
6) 重度の呼吸障害を有する患者
7) 白血病、骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群、鎌状赤血球症を合併する患者
8) 自己免疫疾患を合併する患者
9) 肝硬変を有する患者
10) 間質性肺炎の合併または既往がある患者
11) 悪性腫瘍を合併する患者(ただし、最終診断日より十分な期間があり、かつ、完治と判断される場合を除く)
12) 初期スクリーニングでHBV、HCV、HIV、成人T 細胞白血病、パルボウイルスB19 感染症が否定できない患者
13) 白血球2,000 /μL 未満または15,000 /μL を超える患者
14) 血小板10 万/μL 未満である患者
15) ヘモグロビン10 g/dL 未満である患者
16) AST(GOT)またはALT(GPT)が施設正常値の3 倍以上である患者
17) アルブミン2 g/dL 未満である患者
18) 腹部CT 検査で脾臓の長径が15cm以上の脾腫が指摘される患者
19) G-CSF 製剤、アフェレシスに対する重篤な過敏症、副作用の既往を有する患者
20) 磁気細胞分離機器に付随する試薬(鉄デキストランコロイド含有マウス抗ヒトCD34 抗体)の成分であるマウス由来タンパクに対する過敏症、副作用の既往を有する患者
21) 重度の多発外傷、多臓器不全を合併する患者
22) 血友病と診断された患者
23) 以下の疾患・障害を合併する患者
 ・コントロール不良な虚血性心疾患(12 か月以内に心臓外科手術や経皮的冠動脈インターベンションによる治療を受けた場合も含む)
 ・重度の脊椎末梢神経疾患(神経運動感覚機能に影響を与えるもの)
 ・脊髄損傷に起因しない中枢神経障害による四肢運動麻痺(症候性脳梗塞など)
 ・腎機能障害(維持透析患者、等)
 ・コントロール不良な精神障害
24) 妊婦、授乳婦、妊娠している可能性のある、或いは治療期終了時までに妊娠を計画している患者(女性患者)
25) 他の治験または臨床研究に参加している、または参加終了から6か月以内である患者
26) その他、研究責任医師または研究分担医師が本臨床研究の対象として医学的根拠に基づき不適当と判断される患者
1) Transection of the spinal cord with the MRI
2) Spinal shock
3) Central spinal cord injury
4) Organ failure of SOFA scale 3 or greater
5) Disturbance of consciousness (Japan Come Scale (JCS) III-200 or III-300)
6) Severe respiratory disorder
7) Hematologic disease (leukemia, myeloproliferative disorders, myelodysplastic syndromes, or sickle cell disease)
8) Autoimmune disorders
9) Liver cirrhosis
10) Interstitial pneumonitis or history
11) Malignancy or history of malignancy most recently
12) Positive for following viral infectious disease, HBV, HCV, HIV, ATL,Parvovirus B19.
13) White blood cell count, under 2,000/micro L or greater than 15,000/micro L
14) Platelet count, under 100,000/micro L
15) Hemoglobin concentration, under 10 g/dL
16) Aspartate aminotransferase (GOT) or alanine aminotransferase (GPT), three times greater than normal value
17) Serum albumin, under 2 g/dL
18) Splenomegaly 15 cm or larger in its longest diameter on computed tomography
19) Allergic reaction or adverse reaction to G-CSF or apheresis
20) Allergic reaction or adverse reaction to the mouse-derived protein or the other reagents
21) Severe multiple injury or multiple organ failure
22) Hemophilia
23) Uncontrolled ischemic heart disease including receiving a cardiovascular surgery or percutaneous coronary intervention within 12 months; severe spinal and peripheral nerve disease; tetraplegia due to brain disorder (symptomatic cerebral infarction, etc.); renal dysfunction (hemodialysis, etc.); severe psychiatric disorders
24) Pregnancy
25) Participating in other clinical studies or within 6 months after completion
26) Ineligible patients on this clinical study based on other clinical evidence
15歳 以上 15age old over
70歳 未満 70age old not
男性・女性 Both
【研究対象者毎の基準】
1) 臨床研究開始後、研究対象者より中止の申し入れ(同意撤回等)があった場合
2) 有害事象のため、臨床研究の継続が困難であると判断された場合
3) 医療機器の不具合等のため、臨床研究の継続が困難であると判断された場合
4) 症状増悪のため、臨床研究の継続が妥当でないと判断された場合
5) 移植細胞の品質不良の問題等により、移植が完遂できない場合
6) 研究対象者が死亡した場合
7) 登録後4 週以内に細胞移植治療が開始できなかった場合
8) その他、研究責任医師または研究分担医師が臨床研究の中止を判断した場合但し、7)に限り本研究への再登録を可とする。
【研究自体の基準】
(1) 研究責任医師が、細胞治療の安全性・有効性に問題があると判断した場合
(2) 研究責任医師が、論文や学会発表など本臨床研究以外から得られた関連情報を評価した結果、細胞治療の安全性・有効性に問題があると判断した場合、又は研究継続の意義がなくなったと判断した場合
(3) 実施医療機関の管理者、厚生労働大臣から中止の指示を受けた場合
脊髄損傷 Spinal cord injury
G-CSF 5日間投与後にアフェレシスを行い採取した末梢血から分離精製したCD34陽性細胞を腰椎穿刺法により髄腔内投与する。
Intra-thecal injection of G-CSF mobilized autologous CD34+ cell from peripheral blood collected by apheresis.
細胞移植後12か月(48週)までの安全性および有効性を評価する。
1) 安全性については、全ての有害事象を収集し評価する。
細胞治療の安全性(有害事象の重篤度・重症度・発生頻度)移植後48週
2) 有効性については以下の項目を主要評価項目とする。
登録時のASIA機能障害尺度(A及びB)別の細胞移植後24週時点での改善例の割合
Safety and efficacy evaluation of the therapy for 48 weeks
Safety: all adverse events, those seriousness, severity, and frequency.
Efficacy: proportion of responder at 24 weeks after the therapy by grade A and B of the American Spinal Injury Association (ASIA) impairment scale.
副次的な評価項目
以下の項目を経時的に評価する
1) 登録時のASIA機能障害尺度(A及びB)別の、患者ごとの移植前から細胞移植6か月(24週)の運動機能得点の変化
2) 登録時のASIA機能障害尺度(A 及びB)別の、患者ごとの移植前から細胞移植6か月(24週)の知覚機能得点(表在触覚得点+ピン痛覚得点)の変化
3) 患者ごとの移植前から移植後4、8、12、24、48週のSCIM-Ⅲスコアの変化
4) 機器性能
1) Changes in muscle function grading in each patient for 24 weeks after the therapy by grade A and B of ASIA impairment scale.
2) Changes in sensory grading of touch and pin prick in each patient for 24 weeks after the therapy by grade A and B of ASIA impairment scale.
3) Changes in the score of Spinal Cord Independence Measure version III (SCIM-III) in each patient before transplantation, 4, 8, 12, 24 and 48 weeks after the therapy.
4) Equipment performance
頚胸髄損傷の患者で、受傷後4週から16週で、ASIA機能障害尺度A及びBで、MRI画像診断により脊髄の部分的損傷が認められる患者に対して、自身の血液から採りだした血管内皮前駆細胞(CD34陽性細胞)を移植し、神経再生療法の安全性、臨床効果を検討する。症例選択の詳細は「細胞提供者の選定方法」或いは「再生医療を受ける者の選定基準」に記載した。なお、ASIA機能障害尺度A及びBとは、運動機能は完全麻痺、感覚機能が完全麻痺〜S4, S5髄節より上部が麻痺の状態を示す。本細胞移植は単一施設・単アームの第二相試験研究として実施する。
自家末梢血CD34陽性細胞は、予めG-CSF製剤 10 μg/kg/日を5日間連日皮下投与し、投与開始後5日目に(または白血球が75,000/μL以上となる場合は、当該日にG-CSF製剤の投与を中止して)アフェレシスを行い、末梢血単核球を採取、磁気細胞分離装置CliniMACSを用いて、採取単核球中のCD34陽性細胞を分離して移植する方法で行う。移植はアフェレシス翌日に行い、移植細胞数は、分離CD34陽性細胞数が1×10^7個以上であれば、1×10^7個とし、分離CD34陽性細胞数が1×10^7個未満であれば分離された細胞の全てとする。移植は生理食塩水で計2mLに調整したCD34陽性細胞の混濁液を2.5mLシリンジに吸引し髄腔内(腰椎穿刺)投与にて行う。腰椎穿刺はヤコビ線上(L4/5間)で1%リドカインまたは1%キシロカインを用いて局所麻酔を行った後に22ゲージの腰椎穿刺針を用いて穿刺し、最初に3mLの髄液を排出した後に移植操作を行う。髄腔内移植は用手的に髄液で希釈しながら行い、穿刺針内の残液は生理食塩水1mLを用いて同様に髄腔内に投与する。
主要評価項目は安全性として、細胞移植後12か月(48週)までの全ての有害事象の発生率および重症度・重篤度を評価する。また、有効性としては、登録時のASIA機能障害尺度(A及びB)別の、細胞移植後6か月(24週)時点での改善例の割合とする。副次的評価項目は、有効性の評価として、登録時のASIA機能障害尺度(A及びB)別の、患者毎の受傷日から移植6か月(24週)の運動機能得点の変化、および知覚機能得点(表在触覚得点+ピン痛覚得点)の変化をみる他、患者毎の投与前から移植後(8、12、24、48週)のSCIM-Ⅲ 脊髄障害自立度評価スコアの変化を比較検討する。また、細胞分離機器性能として分離細胞の純度、生存率および回収率や不具合発生の有無についても評価する。
目標症例数は、安全性への配慮、症例数予測および治療費やリハビリテーション費用の研究経費を含めた実現可能性を考慮して6例とした。研究期間は症例登録期間を6 年間、総研究実施期間を8年間とし、提供計画受理後に開始する方針である。
本研究では研究対象患者から文書による同意を取得する方針であるが、文書同意は、対象患者本人からの同意の他に、本研究では15才以上の未成年者や成人であっても脊髄損傷により自らの意思を示すことが不十分な場合が想定されるため、このような場合は本人による同意に加え、代諾者からの同意を文書で得ることと規定している。
また、本研究の実施に際しては研究対象者への補償に応ずるため、研究開始前までに再生医療等研究保険へ加入する。
なお、本研究に対するモニタリング・監査を実施する。また、研究責任者及び研究分担者等、本再生医療の実務者に係る利益相反状態については、徳洲会グループが設置している利益相反マネジメント委員会に申告して管理されている。本研究に関する情報公開については、UMIN-CTRに登録し、研究計画の変更及び研究の進捗に応じて適宜更新を行う。

再生医療等の内容をできる限り平易な表現を用いて記載したものは、添付資料「20 その他」として添付する。

2 人員及び構造設備その他の施設等

(1)人員及び構造設備その他の施設に関する事項

医師
渡辺 剛史 WATANABE Tsuyoshi
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 Shonan Kamakura General Hospital
脳神経外科
247-8533
神奈川県鎌倉市岡本1370番1 1370-1 Okamoto, Kamakura-shi, Kanagawa, Japan
0467-46-1717
t_watanabe@shonankamakura.or.jp
自施設
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 所在地:〒247-8533 神奈川県鎌倉市岡本1370番1 TEL:0467-46-1717、FAX:0467-45-0190 設立:昭和63年11月 理事長:東上 震一、院長:小林 修三 〔認定施設/指定施設〕日本医療機能評価機構認定〔GB0335〕、ホスピレート認定第13号、臨床研修指定病院、外国医師臨床修練指定病院、JCI(Joint Commission International)認証取得、外国人患者受入れ医療機関認証制度認証取得病院、Japan Medical Service Accreditation for International Patients (JMIP)、救命救急センター指定病院、神奈川県災害協力病院、神奈川県DMAT-L指定病院、神奈川県がん診療連携指定病院、地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院、地域医療支援病院 〔標榜診療科〕救命救急センター 〔面積〕救命救急センター(診療室・処置室、入院病棟を除く):873.9m ² (264.36坪) 〔構造·規模〕鉄筋コンクリート造/免震構造、救急総合診療科階数:1階、他、屋上ヘリポート 〔許可病床数〕30床、他、ICU12床、LDR3床、無菌個室5床、HCU8床、精神科病床10床、(病院総病床数669床) 〔職員数〕救命救急センター 医師31名、看護師36名、他、救命救急病棟付看護師63名、(病院総職員数2,218名(令和6年1月1日現在)、医師465名(常勤302名・非常勤163名)、看護師826名) 〔当直体制〕救命救急センター医師11名、他、以下の診療科医師各1名(循環器内科、外科、内科、産婦人科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、集中治療科、麻酔科)、看護師7名、薬剤師2名、放射線技師2名、臨床検査技師2名、CE2名、医療事務2名、救命士3名 〔入院基本料〕一般病棟7対1入院基本料 〔救命救急で稼働可能な主な医療設備〕320列CT、3.0テスラMRI、X線撮影装置・X線テレビ、心電図、血管造影撮影装置、輸血及び輸液のための装置、除細動器、人工呼吸器、小児用人工呼吸器、血液ガスシステム、体温管理装置、呼吸循環監視装置、全自動血球計数機、各種超音波診断装置、各種ファイバースコープ、脳波計、経皮的心肺補助装置、大動脈内バルーンポンプ駆動装置、救急蘇生装置、PO2・SPO2モニター、心電図モニター装置、電解質定量検査装置、他

(2)その他研究の実施体制に関する事項

水島 優子 MIZUSHIMA Yuko
湘南鎌倉総合病院 Shonan Kamakura General Hospital
臨床研究センター
247-8533
神奈川県鎌倉市岡本1370番1 1370-1 Okamoto, Kamakura-shi, Kanagawa, Japan
0467-46-1717
0467-41-4041
ccts512@shonankamakura.or.jp
医師
渡辺 剛史
湘南鎌倉総合病院
脳神経外科
医師
堀田 和子
湘南鎌倉総合病院
脳神経外科
医師
大竹 剛靖
湘南鎌倉総合病院
再生医療科
医師
日髙 寿美
湘南鎌倉総合病院
腎臓病総合医療センター
医師
石岡 邦啓
湘南鎌倉総合病院
腎臓病総合医療センター
医師
持田 泰寛
湘南鎌倉総合病院
腎臓病総合医療センター
医師
伊木 勇輔
湘南鎌倉総合病院
脳神経外科
湘南鎌倉総合病院
平田 昌浩
湘南鎌倉総合病院
臨床研究センター
株式会社未来医療研究センター
長 久美子
株式会社未来医療研究センター
研究支援本部 研究モニタリング部
株式会社未来医療研究センター
杉本 伸二
株式会社未来医療研究センター
研究監査部
湘南鎌倉総合病院
平田 昌浩
湘南鎌倉総合病院
臨床研究センター

(3)多施設共同研究に関する事項

3 再生医療等に用いる細胞の入手の方法並びに特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法等

(1)再生医療等に用いる細胞の入手の方法(特定細胞加工物を用いる場合のみ記載)

末梢血単核球
再生医療等提供機関と同じ
【対象】
脊髄損傷患者で、症例登録時において、以下の選択基準を全て満たし、除外基準のいずれにも該当しない症例を適格症例とする。
〔選択基準〕
1)ASIA機能障害尺度A及びBの頸胸髄損傷患者
2)受傷後4週〜16週の患者
3)MRI画像診断により脊髄の部分的損傷が認められた患者(完全離断ではない)
4)同意取得時の年齢が15歳以上70歳未満の患者
5)本人より文書による同意が得られた患者、未成年あるいは受傷により同意表明が困難な者の場合は保護者又は代諾者から文書による同意が得られた患者
〔除外基準〕
1)MRI画像診断で脊髄の完全離断および離断に近い状態と認められる患者
2)脊髄ショックの状態が続いている患者
3)中心性脊髄損傷がある患者
4)SOFAスコアで3点以上の臓器障害を有する患者
5)意識障害が、Japan Coma Scale (JCS)でⅢ-200またはⅢ-300である患者
6)重度の呼吸障害を有する患者
7)白血病、骨髄増殖性疾患、骨髄異形成症候群、鎌状赤血球症を合併する患者
8)自己免疫疾患を合併する患者
9)肝硬変を有する患者
10)間質性肺炎の合併または既往がある患者
11)悪性腫瘍を合併する患者(ただし、最終診断日より十分な期間があり、かつ、完治と判断される場合を除く)
12)初期スクリーニングでHBV、HCV、HIV、成人T細胞白血病、パルボウイルスB19感染症が否定できない患者
13)白血球2,000/μL未満または15,000/μLを超える患者
14)血小板100,000/μL未満である患者
15)ヘモグロビン10g /dL未満である患者
16)AST (GOT )またはALT (GPT )が施設正常値の3倍以上である患者
17)アルブミン2g /dL未満である患者
18)腹部CT検査で脾臓の長径が15cm以上の脾腫が指摘される患者
19)G-CSF製剤、アフェレシスに対する重篤な過敏症、副作用の既往を有する患者
20)磁気細胞分離機器に付随する試薬(鉄デキストランコロイド含有マウス抗ヒトCD34抗体)の成分であるマウス由来タンパクに対する過敏症、副作用の既往を有する患者
21)重度の多発外傷、多臓器不全を合併する患者
22)血友病と診断された患者
23)以下の疾患・障害を合併する患者
・コントロール不良な虚血性心疾患(12か月以内に心臓外科手術や経皮的冠動脈インターベンションによる治療を受けた場合も含む)
・重度の脊椎末梢神経疾患(神経運動感覚機能に影響を与えるもの)
・脊髄損傷に起因しない中枢神経障害による四肢運動麻痺(症候性脳梗塞など)
・腎機能障害(維持透析患者、等)
・コントロール不良な精神障害
24)妊婦、授乳婦、妊娠している可能性のある、或いは治療期終了時までに妊娠を計画している患者(女性患者)
25)他の治験または臨床研究に参加している、または参加終了から6か月以内である患者
26)その他、研究責任医師または研究分担医師が本臨床研究の対象として医学的根拠に基づき不適当と判断される患者
文書同意が得られた患者に対する適格性確認事項は、損傷レベルと機能障害の程度、治療歴、合併症、既往歴、年齢、臓器障害・意識障害の程度、過敏症、悪性腫瘍、血液学的検査、血液生化学的検査、免疫疾患、肝機能や脾腫、感染症、妊娠などである。スクリーニング結果に基づいた適格性判定の情報は「症例登録票」に記載する。各同意取得患者のスクリーニング結果、症例登録票(適格性判定情報)をもとに、研究責任者、研究分担医師が適格判定を行う。登録事務局にて症例登録票を再確認し、適格性に問題なければ症例登録票を受領し、当該患者に研究対象者識別コードを付与し、細胞提供者を登録する。なお感染症の検索に関して、細胞提供者と再生医療を受けるものは同一であること、医療従事者の安全確保の目的が主であることから、時期をおいての再検査は実施しない。
1) G-CSF製剤10μg/kg、1日1回、最長5日間皮下注射。
2) G-CSF製剤投与開始後、白血球が75000/μLを超えた場合はG-CSF製剤の投与を中止し、当日血液成分分離装置(フレゼニウスカービジャパン株式会社製)にてアフェレシスを行う。また、白血球が75000/μLを超えない場合は、5日目にアフェレシスを行い、末梢血単核球を採取する。

(2)特定細胞加工物の製造及び品質管理の方法(特定細胞加工物を用いる場合のみ記載)

血管内皮前駆細胞(CD34陽性細胞)
1.アフェレシス
1)アフェレシス開始:5サイクル目に有核細胞数測定
2)アフェレシス終了:得られた末梢血単核球(細胞数が2×10^8個以上の場合、自己血漿で2×10^8個/ mL未満に濃度調整)→フローサイトメーターによるCD34陽性細胞数測定→冷蔵保存(2~8℃)→採取後18時間以内にCD34陽性細胞の分離を開始
2.CD34陽性細胞の分離・調整(A→D)
〔A〕CD34陽性細胞調整(アフェレシス翌日・午前)
1)CD34陽性細胞分離、2)PBS/EDTAバッファー調整、3)末梢血単核球洗浄(遠心条件200G、15分、20〜25℃)、4)CD34試薬添加(20〜25℃30分)、5)過剰なCD34試薬の洗浄(遠心条件200G、15分、20〜25℃)×2回
〔B〕CD34試薬が標識された末梢血単核球
1)チューブセットの取り付け、2)CliniMACS装置の設定、3)分離開始〜分離終了
〔C〕CD34陽性細胞(40mLに回収)
1)フローサイトメーターによるCD34陽性細胞数測定、2)細胞数および生存率測定、3)無菌試験、マイコプラズマ否定試験、エンドトキシン試験、グラム染色の実施、4)細胞保存(1×10^3個以上)
〔D〕細胞の洗浄濃縮:CD34陽性細胞
移植細胞液は最終1×10^7個/mLに調整
3.CD34陽性細胞移植(アフェレシス翌日・午後)
移植条件:純度≧50%、生存率≧70%、細胞数2.5×10^6個〜1×10^7個

4.分離されたCD34 陽性細胞を用いて、移植細胞の特性(CD45、CD133、CD184)に関するデータをFlow Cytometry 検査で取得し、品質特定の検討を行う。
(委託等業者名:株式会社LSIメディエンス)当該検討は省略可能とし、検討結果は本研究の遂行上の目的外での使用は行わない。

分離CD34陽性細胞1×10^7個を含有する懸濁液を生理食塩水で計2mLに調整し、腰椎穿刺法により用手的に髄液で希釈しながら髄腔内移植する。
医療法人徳洲会
FC3200196
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院 細胞調整室
該当なし

(3)再生医療等製品に関する事項(再生医療等製品を用いる場合のみ記載)

(4)再生医療等に用いる未承認又は適応外の医薬品又は医療機器に関する事項(未承認又は適応外の医薬品又は医療機器を用いる場合のみ記載)

4 再生医療等技術の安全性の確保等に関す措置

(1)利益相反管理に関する事項

① 再生医療等に対する特定細胞加工物製造事業者からの研究資金等の提供その他の関与

医療法人徳洲会

② 再生医療等に対する医療薬品等製造販売業者等からの研究資金等の提供その他の関与

③ 再生医療等に対する特定細胞加工物製造事業者又は医療品等製造販売業者等以外からの研究資金

(2)その他再生医療等技術の安全性の確保等に関する措置

末梢血単核球移植は骨髄単核球移植に比べて低侵襲に施行可能で、G-CSF動員による末梢血単核球移植の治療有用性および安全性について、特に下肢虚血患者に対する検討が数多く報告されているが、現在までに重症下肢虚血患者等でのアフェレシスに伴う重篤な有害事象の報告はない。
本研究で使用する血液成分分離装置(フレゼニウスカービジャパン(株):COM.TEC)は高度医療機器(承認番号:21700BZY00382000)として承認され、本機器によるアフェレシスは滅菌された閉鎖回路を用いて行われるため感染に対する安全性が確保されている。細胞分離工程では、自己血清中あるいはヒトアルブミン加リン酸緩衝液中で、細胞濃度2×10^8個/mLではアフェレシス採取細胞を室温または冷蔵で一晩保存しても高品質のCD34陽性細胞分離が可能。本研究ではアフェレシスで採取後に自己血清中で濃度が2×10^8個/mLに調整された単核球を2〜8℃で18時間以内保存した後に、CD34陽性細胞を分離し、細胞数や生存率測定を実施する他、無菌試験 マイコプラズマ否定試験 エンドトキシン試験の実施により品質確認を行う。磁気細胞分離装置(Miltenyi Biotec: CliniMACS)は未承認であるが、「悪性腫瘍患者に対する骨髄抑制性化学療法時における造血幹細胞移植を目的としたヒト末梢血からのCD34陽性細胞の分離」に対する用途でドイツを含むヨーロッパ諸国やアジア諸国で薬事承認を受けている。本臨床研究の施行にあたっては、同機種をドイツから輸入して使用する。国内臨床研究における本機器でのCD34陽性細胞の分離性能(平均)は、純度92.7%、回収率72.2%である。また、これまで同機を使用した細胞分離・移植研究において重篤な有害事象の報告はない。アフェレシス同様、CD34陽性細胞分離は滅菌された閉鎖回路を用いて行われるため、感染に対する安全性は確保されている。以上のことから、本研究に用いる移植細胞採取時の安全性は高いものと考えられる。
神経再生については、19世紀初頭の神経解剖学者Cajalにより「成体哺乳類の中枢神経系は一度損傷を受けると再生しない」と提唱され、長い間、神経は再生しないと信じられてきたが、1980年代に入り脊髄神経における末梢神経移植や胎児脊髄移植の報告により、損傷軸索の再生がみられることが示された。しかしながら、それ以降、有効性のある治療としては未だ一般的に普及しているものはない。1992年にReynoldsとWeissが、成体の中枢神経組織において、これを構成するニューロン/アストロサイト/オリゴデンドロサイト等の多様な細胞への多分化能、自己複製能力を有する神経幹細胞の存在が報告された。また、神経栄養因子が損傷軸索の再生を促進することや軸索伸長阻害因子の同定など、脊髄再生に関する数多くの研究報告がなされ、損傷された脊髄の再生が期待できるようになった。Uchidaらはヒト由来神経幹細胞の細胞表面マーカーがCD133陽性/CD34陰性/ CD45陰性のものが高率にみられることを報告した。
細胞表面マーカーの抗体を用いフローサイトメトリー法や磁気細胞分離法により細胞を純化分離する方法は確立されてきており、最近では、CD34陽性細胞が、末梢血中から容易に分離されている。CD34は、骨髄や末梢血の造血幹細胞および血管内皮前駆細胞、骨格筋の衛星細胞、上皮の毛包幹細胞、脂肪組織の間葉系幹細胞などに発現しており、CD34は生体内におけるさまざまな幹細胞のマーカーと考えられ、現在、CD34陽性細胞を移植材料とした再生治療が、急性心筋梗塞、慢性虚血性心疾患、拡張型心筋症、難治性骨折、肝硬変、脳梗塞、下肢末梢動脈疾患に対して施行され、その有効性が期待されている。神経再生に関するCD34陽性細胞の基礎的研究報告として、Takahashiらは、マウス脊髄損傷モデルに対し、培養ヒト単核球細胞からCD34陽性細胞を分離して損傷部位に局所投与した結果、血管新生、神経線維再生およびミエリン鞘の保護効果、後肢の運動機能の改善等が認められたと報告している。
海外において、脳梗塞に対するCD34陽性細胞の移植検討の報告がある。これは重症度が中等度で、脳梗塞発症後6か月〜6年経過した中大脳動脈領域の脳梗塞症例30例(対照群、治療群各15例)に、G-CSF15μg/kg/day 5日間皮下投与後に得られた末梢血単核球からCD34陽性細胞を分離し、3〜8×10^6個を定位的に脳梗塞巣近傍(3か所)に移植したもので、NIHSS、ESS、EMS、mRS等の脳梗塞判定スケールや、MRI-DTI画像、MEP電気生理学的評価により、治療群で有意な改善が認められたと報告している。脊髄損傷に対しては、Al-ZoubiらはG-CSF動員自家末梢血単核球から分離したCD133陽性/CD34陽性細胞を用い、完全脊髄損傷(ASIA-A)19例に対し損傷部位に局所投与した結果、42〜60か月のフォローで9/10例に感覚の改善や運動の改善(ASIA-C)が認められたと報告している。脊髄損傷に対する純化CD34陽性細胞の髄腔内移植の報告はないが、これまでの重症下肢虚血患者での臨床成績、海外の臨床研究成績から、自家末梢血から採取分離されたCD34陽性細胞による細胞治療が、安全性が高く、また有効性に大きな期待がもたれる。本臨床研究は脊髄損傷患者へのCD34陽性細胞移植法について、安全性評価および有効性を探索的に検討するものであり、本研究の実施についての妥当性は高いものと考えられる。
なお、目標登録症例数6例の設定の理由は、症例登録期間が3年間だった本研究計画立案当時、それまでの当院獲得症例数から想定し、3年間で実現可能な症例数と考えたこと、安全性に配慮した上で妥当と考えらえること、治療費、リハビリテーション費用等の研究経費を考慮したことによる。
アフェレシス終了後18時間以内に、磁気細胞分離システム(CliniMACS)を用いて末梢血単核球中のCD34陽性細胞を分離する。CD34陽性細胞は、PBS/EDT Aバッファー(0.5%ヒト血清アルブミン、0.073% EDTAを含む)に溶解した状態でCD34陽性細胞分離用バック中に分離・採取される。
分離後、一部のCD34陽性細胞・陰性細胞および末梢血単核球(それぞれ少なくとも1×10^6個)について品質検査(純度、生存率および回収率等)を行う。
CD34陽性細胞については、分離直後のフローサイトメトリー検査で純度50%以上かつ生存率70%以上であることが確認された場合にのみ移植に用いる。なお、品質検査用のCD34陽性細胞は移植に用いない。移植不可と判断した場合は、研究中止とし品質検査や保存は不要とする。
同時に分離されるCD34陰性細胞を移植細胞感染検査(無菌試験、エンドトキシン、グラム染色)に用いる。移植細胞感染検査結果は判定に時間を要するため、出荷判定の基準には含めず、移植細胞の品質確認として行う。なお検査結果が陽性であった場合、その時点の臨床症状に応じて適切な抗菌薬投与を行う。分離されたCD34陽性細胞ならびにCD34陰性細胞のうち、それぞれ少なくとも1×10^3個を移植後5年間凍結保存する。凍結保存は、通常の造血幹細胞の凍結保存法に従い、細胞調整室内にて保存する。
移植可とされた細胞保存液は内容物を撹拌した後に滅菌チューブへ移し、遠心分離の後に上清(PBS/EDTAバッファー)を除去した後、生理食塩水を添加し、自家末梢血CD34陽性細胞懸濁液が1×10^7個/mLになるように懸濁する。移植に際しては2.5mLシリンジを用い、1症例あたり1×10^7個になるよう生理食塩水により約2mLに懸濁し、腰椎穿刺法による髄腔内投与にて可能な限り早く移植する。
細胞移植を受けた研究対象者の状態を把握し、臨床症状に応じて適切な処置を行う。
採取されたCD34陽性細胞のうち少なくとも1×10^3個を、移植後5年間凍結保存する。保存方法は通常の造血幹細胞の凍結保存法に従い、細胞培養加工施設の施設管理者の管理のもと、細胞調整室cell processing center(CPC)内にて保存する。
患者名またはカルテ番号が記載されていないことを確認し、医療廃棄物として廃棄する。
担当医師は、本研究の細胞治療中および細胞治療後に本研究による有害事象および疾病等が認められた場合は適切な処置を行う。当該事象が実施計画書中の定義に示す重篤な有害事象および再生医療等の提供による疾病等の発生の場合は、速やかに研究責任者および再生医療等提供機関の管理者(医療機関の長)に連絡する。手順の詳細については、提供する再生医療等の詳細を記した書類(資料1-3の研究実施計画書)に添付した「重篤な有害事象または疾病等発生時の報告・対応マニュアル」を参照とする。
医療機関の長は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に従って、当該再生医療等の提供に起因するものと疑われる、或いは当該再生医療等の提供によるものと疑われる重篤な有害事象および疾病等について、再生医療等提供計画に記載された特定認定再生医療等委員会、及び関東信越厚生局に報告する。また、当該特定認定再生医療等委員会が意見を述べたときは、医療機関の長は当該意見を尊重して必要な措置をとる。
本研究終了後3年間は可能な限り定期的に診察を行い、細胞治療の安全性に係る情報を収集する。ただし感染が疑われる場合は3か月毎に再検査を行い、陰性になるまで追跡調査を実施する。
研究終了時に有害事象、疾病等の罹患があれば、終了後も可能な限り、定期的に診察を行い、細胞治療の安全性に係る情報を収集する。
2019年07月11日
2019年08月20日
募集中 Recruiting

5 細胞提供者及び再生医療等を受ける者に対する健康被害の補償の方法

細胞提供者について

再生医療等を受ける者について

6 審査等業務を行う認定再生医療等委員会に関する事項

湘南鎌倉総合病院特定認定再生医療等委員会 Shonan Kamakura General Hospital Certified Committee for Regenerative Medicine
NA8150013
神奈川県鎌倉市岡本1370番地1 1370-1 Okamoto, Kamakura-shi, Kanagawa
03-3265-4804
rm_committee2@shonankamakura.or.jp
第一種再生医療等又は第二種再生医療等を審査することができる構成
2019年02月18日

7 その他

「個人情報の保護に関する当院の基本方針」、「患者さまの個人情報の利用目的」(いずれも病院ホームページに掲載) 、「湘南鎌倉総合病院 個人情報の保護に関する規定」に従い取り扱う。
研究担当医師等は、研究実施に係る試料・情報を取り扱う際は、あらかじめ研究対象者の個人情報とは無関係の番号(研究対象者識別コード) を付して管理し、研究対象者の秘密保護に十分配慮する。研究対象者識別コードを特定する対応表は、個人情報管理者が湘南鎌倉総合病院内の施錠付き保管棚に厳重に保管する。
研究責任医師等が本研究で得られた情報を公表する際には、研究対象者が特定できないよう十分に配慮して行う。
再生医療等の理解を深め、患者に良質で安全な医療を提供するため、定期的な研修を各対象者に対して実施する。
対象者:再生医療等に係る病院スタッフ
タイトル:再生医療等について
内容:再生医療等全般・更新される情報の伝達等
回数:1回/年  適時
提供機関管理者は本臨床研究の苦情及び問合せに対応するために必要な体制として、相談窓口を以下のように設置する。
苦情問い合わせに対しては、電話または直接相談によって相談票を元に行い、研究責任者、担当医師に報告する。
臨床研究センター
住所:神奈川県鎌倉市岡本1370番1 電話:0467-46-1717(代表)
非該当
なし none
非該当
非該当
非該当
UMIN000037388
UMIN臨床試験登録システム UMIN-CTR

添付資料

4 再生医療等を受ける者に対する説明文書及び同意文書の様式 【1-5】脊髄損傷_同意・説明文書_Ver3.7_20240201+変更対比表20240201.pdf

変更履歴

種別 公表日
届出外変更 令和6年4月8日 (当画面) 変更内容
変更 令和6年2月19日 詳細 変更内容
変更 令和5年12月28日 詳細 変更内容
変更 令和5年9月22日 詳細 変更内容
変更 令和5年4月20日 詳細 変更内容
変更 令和4年11月14日 詳細 変更内容
変更 令和4年9月12日 詳細 変更内容
変更 令和4年8月25日 詳細 変更内容
届出外変更 令和4年7月25日 詳細 変更内容
変更 令和4年6月16日 詳細 変更内容
変更 令和4年2月22日 詳細 変更内容
軽微変更 令和3年10月28日 詳細 変更内容
変更 令和3年9月21日 詳細 変更内容
変更 令和3年7月26日 詳細 変更内容
変更 令和3年4月22日 詳細 変更内容
変更 令和3年3月22日 詳細 変更内容
変更 令和3年1月21日 詳細 変更内容
変更 令和2年12月25日 詳細 変更内容
変更 令和2年10月23日 詳細 変更内容
軽微変更 令和2年7月8日 詳細 変更内容
変更 令和2年6月24日 詳細 変更内容
変更 令和2年4月16日 詳細 変更内容
新規登録 令和2年2月20日 詳細