保留 | ||
平成30年6月26日 | ||
令和4年6月28日 | ||
令和3年6月29日 | ||
抗がん剤による全身治療歴を有する日本人進行性肝細胞癌患者を対象としたCabozantinibの第2相非盲検単群試験 | ||
日本人進行性肝細胞癌患者を対象としたCabozantinibの第2相試験 | ||
本治験の被験薬はCabozantinibであり、日本人の進行性肝細胞癌(HCC)患者に投与される。本治験はCabozantinibの有効性及び安全性を評価する。 本治験は34名の被験者が登録され、被験者はコホートA(17名以上)またはコホートB(15名以上)に割り付けられ、以下の治験薬を服用する。ソラフェニブによる治療歴を有する被験者はコホートAに、ソラフェニブによる治療歴のない被験者はコホートBに割付けられる。 - Cabozantinib 60 mg すべての被験者は試験期間中、Cabozantinib錠を1日1回空腹時に服用する(食後2時間以上経過。また、投与後1時間は食事や間食を摂取しない)。 本治験は日本で実施される多施設共同試験である。全体の治験期間は最長約3年である。被験者は治療期間及び治験薬最終投与後の追跡調査期間に複数回来院する。 |
||
2 | ||
進行性肝細胞癌 | ||
参加募集終了 | ||
カボザンチニブリンゴ酸塩、- | ||
飯塚病院治験審査委員会 | ||
2022年06月27日 |
2021年06月29日 | ||
34 | ||
/ | コホートA及びBの両コホートにおいて、年齢の中央値は73.0歳であり、被験者の大部分は65歳以上であった。コホートAの男性被験者の割合は85.0%(17/20名)であり、コホートBでは全14名が男性であった。ベースラインのECOG PSはすべての被験者で0又は1であった。 HCCの病因は、B型肝炎(C型肝炎の併発なし)がコホートAで25.0%(5/20名)及びコホートBで7.1%(1/14名)(以下同順)、C型肝炎(B型肝炎の併発なし)が35.0%(7/20名)及び21.4%(3/14名)、B型肝炎及びC型肝炎の併発が0.0%(0/20名)及び7.1%(1/14名)、アルコール関連が25.0%(5/20名)及び35.7%(5/14名)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)が5.0%(1/20名)及び14.3%(2/14名)であった。ベースラインのChild-Pugh分類はすべての被験者がAであった。ベースラインのα-フェトプロテイン(AFP)は、コホートAの20.0%(4/20名)、コホートBの42.9%(6/14名)で400 ng/mL以上であった。 すべての被験者にHCCに対する全身治療歴があった。進行性HCCに対する抗がん剤による全身治療歴は、被験者の大部分が1ラインであり〔コホートAが65.0%(13/20名)、コホートBが92.9%(13/14名)〕、残りの被験者は2ラインであった。コホートAでは、治験実施計画書に従いすべての被験者が進行性HCCに対してソラフェニブによる治療歴を有していた。コホートAの20名のうち、5名(25.0%)が不耐容を理由にソラフェニブ投与を中止していた(ソラフェニブに対して不耐容)。レンバチニブによる治療歴を有していた被験者の割合は、コホートAが10.0%(2/20名)、コホートBが71.4%(10/14名)であった。プログラム細胞死1(PD-1)又はプログラム細胞死リガンド1/リガンド2(PD-L1/L2)阻害薬の治療歴のある被験者の割合は、コホートAが5.0%(1/20名)、コホートBが28.6%(4/14名)であった。 |
In both Cohort A and Cohort B, the median age was 73.0 years, and the majority of participants were aged >=65 years. The percentage of male participants was 85.0% (17/20 participants) in Cohort A, and all 14 participants were male in Cohort B. All participants had a baseline ECOG PS of 0 or 1. Current HCC etiology comprised hepatitis B (without hepatitis C) in 25.0% (5/20) and 7.1% (1/14) of participants, hepatitis C (without hepatitis B) in 35.0% (7/20) and 21.4% (3/14) of participants, hepatitis B and C in 0.0% (0/20) and 7.1% (1/14) of participants, alcoholism in 25.0% (5/20) and 35.7% (5/14) of participants, and nonalcoholic steatohepatitis (NASH) in 5.0% (1/20) and 14.3% (2/14) of participants in Cohort A and Cohort B, respectively. All participants had Child-Pugh A classification at baseline. The percentage of participants who had a baseline AFP >=400 ng/mL was 20.0% (4/20 participants) in Cohort A and 42.9% (6/14 participants) in Cohort B. Prior systemic therapy was received by all participants. The majority of participants had received 1 prior systemic anticancer regimen for advanced HCC [65.0% (13/20 participants) in Cohort A and 92.9% (13/14 participants) in Cohort B], the remaining participants had received 2 prior systemic anticancer regimens. In Cohort A, per protocol, prior sorafenib for advanced HCC was received by all participants. Of the 20 participants in Cohort A, 5 participants (25.0%) had stopped taking prior sorafenib for intolerance reasons (i.e. intolerant to sorafenib). The percentage of participants who had received prior lenvatinib was 10.0% (2/20 participants) and 71.4% (10/14 participants) in Cohort A and Cohort B, respectively. The percentage of participants who had received prior programmed cell death-1 (PD-1) or programmed cell death ligand 1/ ligand 2 (PD-L1/L2) targeting agents was 5.0% (1/20 participants) and 28.6% (4/14 participants) in Cohort A and Cohort B, respectively. |
/ | 進行性HCC患者42名をスクリーニングし、34名が治験薬の投与を受けた。内訳はコホートA(ソラフェニブによる治療歴を有する患者)が20名、コホートB(ソラフェニブによる治療歴のない患者)が14名であった。治験薬の初回投与を受けた時点で、当該患者が本治験に登録されたとみなし、以降は被験者として投与した。 初版の治験総括報告書(CSR)データカットオフ日時点で、コホートAの2名及びコホートBの4名、計6名が治験薬の投与を継続中であった。その後、6名全員が治験薬の投与を中止した。投与中止の理由は、コホートAの2名ではいずれも「進行(PD)」であった。コホートBの投与中止理由は、「PD」が2名と、「治験依頼者による治験中止」及び「医師の判断」が各1名であった。 |
A total of 42 patients with advanced HCC were screened, and 34 patients received study treatment, including 20 patients in Cohort A (patients who have received prior sorafenib) and 14 patients in Cohort B (patients who have not received prior sorafenib). A patient was considered to be enrolled in the study when the first dose of study drug was administered, and was treated as a participant thereafter. At the data cutoff date for the original Clinical Study Report (CSR), 6 participants were still on treatment: 2 participants in Cohort A and 4 participants in Cohort B. Thereafter, all 6 participants discontinued study treatment. The reason for study treatment discontinuation for both participants in Cohort A was 'progressive disease (PD)'. The reason for study treatment discontinuation for participants in Cohort B was 'PD' for 2 participants, and 'study terminated by sponsor' and 'physician decision' for 1 participant each. |
/ | コホートAの被験者20名とコホートBの被験者14名、計34名が治験薬の投与を受けており、安全性解析対象集団に組み入れられた。 治験薬曝露期間の中央値は5.62ヵ月であった。1日投与量の平均値の中央値は21.52 mgであり、対応する用量強度の中央値は35.87%であった。被験者の91.2%(31/34名)が有害事象により治験薬を1回以上用量減量した。1段階目の減量までの期間の中央値は29.0日であった。被験者の76.5%(26/34名)が有害事象により2段階減量した。2回目の用量減量までの期間の中央値は75.5日であった。被験者の91.2%(31/34名)が有害事象により治験薬を1回以上休薬した。最初の休薬までの期間の中央値は22.0日であった。 すべての被験者に、治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)が1件以上報告された。被験者全体の20%以上に認められたTEAEは、発現割合順に手掌・足底発赤知覚不全症候群(PPES)、下痢、高血圧、食欲減退、血小板数減少、AST増加、ALT増加、甲状腺機能低下症、発声障害、疲労、倦怠感、発熱、便秘、味覚異常、好中球数減少、蛋白尿及び発疹であった。このうち下痢、血小板数減少、発声障害、発熱及び便秘は、コホートAとコホートBで発現割合に20%以上の差があったが、その他の事象の発現率には、コホートAとコホートBで大きな差はなかった。 すべての被験者に治験薬との因果関係があるTEAEが1件以上発現した。被験者全体の20%以上に認められた治験薬との因果関係があるTEAEは、発現割合順にPPES、下痢、高血圧、食欲減退、血小板数減少、AST増加、ALT増加、甲状腺機能低下症、発声障害、倦怠感、味覚異常、疲労、好中球数減少、蛋白尿及び発疹であった。このうち下痢、血小板数減少及び発声障害は、コホートAとコホートBで発現率に20%以上の差があったが、その他の治験薬との因果関係があるTEAEの発現率には、コホートAとコホートBで大きな差はなかった。 Grade 3以上のTEAEは被験者全体の79.4%(27/34名)に認められた。被験者全体の5%以上に認められたGrade 3以上のTEAEは、発現割合順にPPES、高血圧、好中球数減少、血小板数減少、蛋白尿、貧血、リパーゼ増加、肝機能異常、アミラーゼ増加、胆管炎及びリンパ球減少症であった。Grade 4のTEAEの発現割合は11.8%(全体で4名)であった。 本治験では計23件の死亡が報告されたが、治験薬の最終投与後30日以内の死亡はなかった。Grade 5のTEAEは認められなかった。 重篤なTEAEは被験者全体の26.5%(9/34名)に認められた。報告された重篤なTEAEは、胆管炎が2名、胆汁性嚢胞、胆石症、胃腸潰瘍、肝性脳症、低カルシウム血症、イレウス、肝膿瘍、細菌性髄膜炎、細菌性腹膜炎及び発熱が各1名であった。このうち、胃腸潰瘍、イレウス、細菌性腹膜炎、低カルシウム血症及び肝性脳症(各1名)は治験薬との因果関係ありと判断された。治験薬との因果関係がある重篤なTEAEの発現割合は14.7%(5/34名)であった。 治験薬の投与中止に至ったTEAE(疾患進行を除く)は被験者全体の8.8%(3/34名)に認められた。報告された事象はPPESが2名、胃腸潰瘍及び倦怠感が各1名であった。いずれも治験薬との因果関係ありと判断された。 治験薬の減量に至ったTEAEは被験者全体の91.2%(31/34名)に認められた。被験者全体の10%以上に認められた減量に至ったTEAEは、発現割合順にPPES、下痢、AST増加、血小板数減少、蛋白尿及び高血圧であった。治験薬の休薬に至ったTEAEは被験者全体の91.2%(31/34名)に認められた。被験者全体の10%以上に認められた休薬に至ったTEAEは、発現割合順にPPES、下痢、疲労、血小板数減少、蛋白尿及び高血圧であった。 事前に規定した注目すべき有害事象を要約した。瘻孔、出血性イベント(Grade 3以上)、動脈血栓性イベント、創傷治癒合併症、骨壊死、可逆性後白質脳症症候群及びQT延長が認められた被験者はいなかった。最も発現割合の高いモニタリングすべき事象はPPES(76.5%)であり、次いで下痢(61.8%)、高血圧(47.1%)、甲状腺機能低下症(29.4%)及び蛋白尿(20.6%)であった。注目すべき有害事象により2名が治験薬の投与を中止した(いずれもPPES)。重篤なTEAEとして報告された注目すべき有害事象は、細菌性腹膜炎(消化管穿孔)、肝膿瘍(腹腔内及び骨盤膿瘍)及び肝性脳症(肝毒性)(各1名)であった。 主な(被験者全体の40%以上に認められた)ベースライン後の血液生化学検査値異常(Grade 1~4)は、発現割合順に乳酸脱水素酵素(LDH)増加、AST増加、クレアチニン増加、ALT増加、マグネシウム減少、アルブミン減少、ALP増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)増加、グルコース増加、総ビリルビン増加、アミラーゼ増加及びリン酸塩減少であった。主な(被験者全体の5%以上に認められた)ベースライン後のGrade 3~4の血液生化学検査値異常は、発現割合順にGGT増加、LDH増加、リパーゼ増加、アミラーゼ増加、AST増加、マグネシウム減少、リン酸塩減少及びカリウム減少であった。ULNの3倍を超えるALT又はAST上昇は被験者の23.5%に認められたが、Hy's Lawの基準に該当する例はなく、薬物性肝障害も確認されなかった。 主な(被験者全体の40%以上に認められた)ベースライン後の血液学的検査値異常(Grade 1~4)は、発現割合順にヘモグロビン減少、血小板減少及びリンパ球減少であった。主な(被験者全体の5%以上に認められた)ベースライン後のGrade 3~4の血液学的検査値異常は、発現割合順にリンパ球減少、ヘモグロビン減少、ANC減少及び血小板減少であった。 34名中4名で治験薬投与後にUPCRがGrade 3にシフトした。 被験者全体の97.0%の甲状腺刺激ホルモンが治験薬投与後に基準範囲外まで増加した。このうちのほとんどの被験者の遊離T4値は正常であった。 収縮期血圧が140~159 mmHg又は拡張期血圧が90~99 mmHgである被験者の割合は44.1%であった。収縮期血圧が160 mmHg以上かつ拡張期血圧が120 mmHg未満、又は拡張期血圧が100~119 mmHgである被験者の割合は11.8%であった。臨床的に問題となる体重減少(ベースラインから10%以上)は被験者の38.2%に認められた。 QTcFの3回の平均値が500 msec超又はベースラインからの変化量が60 msec超であった被験者はいなかった。 ベースラインのECOG PSはすべての被験者で0又は1であった。試験期間中、被験者の52.9%はECOG PSが1以上悪化し、5.9%は2以上悪化した。 34名中3名は組入れ後に赤血球濃厚液の輸血を受けた。血小板輸血を受けた被験者はいなかった。 全体として、安全性の結果にコホートA(ソラフェニブによる治療歴を有する患者)とコホートB(ソラフェニブによる治療歴のない患者)の間で顕著な差は認められなかった。 結論: 本治験で認められたTEAEは別試験で認められたTEAEと概ね同様であり、日本人進行性HCC患者に安全性の重大な懸念は認められなかった。 |
A total of 34 participants, comprising 20 participants in Cohort A and 14 participants in Cohort B, received study treatment and were included in the safety analysis set. The median duration of exposure to study drug was 5.62 months. The median average daily dose was 21.52 mg; the corresponding median dose intensity was 35.87%. At least one dose reduction due to an AE occurred in 91.2% (31/34) of participants. The median time to first dose reduction was 29.0 days. A second dose-level reduction due to an AE occurred in 76.5% (26/34) of participants. The median time to second dose reduction was 75.5 days. At least one dose interruption due to an AE occurred in 91.2% (31/34) of participants. The median time to first dose interruption was 22.0 days. All participants experienced at least one TEAE. TEAEs reported in >=20% of total participants by decreasing frequency were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome (PPES), diarrhoea, hypertension, decreased appetite, platelet count decreased, aspartate aminotransferase increased, alanine aminotransferase increased, hypothyroidism, dysphonia, fatigue, malaise, pyrexia, constipation, dysgeusia, neutrophil count decreased, proteinuria, and rash. For these TEAEs, no notable difference was found in the incidence between Cohort A and Cohort B in any events, except for diarrhoea, platelet count decreased, dysphonia, pyrexia, and constipation which had >=20% difference between Cohort A and Cohort B. All participants experienced at least one drug-related TEAE. Drug-related TEAEs reported in >=20% of total participants by decreasing frequency were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome, diarrhoea, hypertension, decreased appetite, platelet count decreased, aspartate aminotransferase increased, alanine aminotransferase increased, hypothyroidism, dysphonia, malaise, dysgeusia, fatigue, neutrophil count decreased, proteinuria, and rash. For these drug-related TEAEs, no notable difference was found in the incidence between Cohort A and Cohort B in any events, except for diarrhoea, platelet count decreased and dysphonia which had >=20% difference between Cohort A and Cohort B. Grade 3 or higher TEAEs were reported in 79.4% (27/34) of total participants. Grade 3 or higher TEAEs reported in >=5% of total participants by decreasing frequency were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome, hypertension, neutrophil count decreased, platelet count decreased, proteinuria, anaemia, lipase increased, hepatic function abnormal, amylase increased, cholangitis, and lymphopenia. The incidence of Grade 4 TEAEs was 11.8% (4 participants in total). A total of 23 deaths were reported in this study, but no death occurred within 30 days after the last dose of study drug. No Grade 5 TEAEs were reported. Serious TEAEs were reported in 26.5% (9/34) of total participants. Reported serious TEAEs were cholangitis (in 2 participants), and biloma, cholelithiasis, gastrointestinal ulcer, hepatic encephalopathy, hypocalcaemia, ileus, liver abscess, meningitis bacterial, peritonitis bacterial, and pyrexia (1 participant each). Of these, gastrointestinal ulcer, ileus, peritonitis bacterial, hypocalcaemia, and hepatic encephalopathy (1 participant each) were assessed as related to the study drug. The incidence of drug-related serious TEAEs was 14.7% (5/34 participants). TEAEs leading to study drug discontinuation (excluding TEAEs of disease progression) were reported in 8.8% (3/34) of total participants. Reported events were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome in 2 participants, and gastrointestinal ulcer and malaise in 1 participant each. All events were assessed as related to the study drug. TEAEs leading to dose reductions were reported in 91.2% (31/34) of total participants. TEAEs leading to dose reductions reported in >=10% of total participants by decreasing frequency were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome, diarrhoea, aspartate aminotransferase increased, platelet count decreased, proteinuria, and hypertension. TEAEs leading to dose interruptions were reported in 91.2% (31/34) of total participants. TEAEs leading to dose interruptions reported in >=10% of total participants by decreasing frequency were palmar-plantar erythrodysaesthesia syndrome, diarrhoea, fatigue, platelet count decreased, proteinuria, and hypertension. The prespecified events to monitor were summarized. There were no participants who had any events of fistula, hemorrhage (>=Grade 3), arterial thrombotic events, wound complication, osteonecrosis, reversible posterior leukoencephalopathy syndrome, and QT prolongation. The most frequently reported event to monitor was PPES (76.5%), followed by diarrhoea (61.8%), hypertension (47.1%), hypothyroidism (29.4%), and proteinuria (20.6%). Two participants discontinued study treatment due to events to monitor (PPES). Reported serious TEAEs to monitor were peritonitis bacterial (GI perforation), liver abscess (intra-abdominal and pelvic abscess), and hepatic encephalopathy (hepatotoxicity) in 1 participant each. Frequently reported (>=40% of total participants) postbaseline serum chemistry abnormalities (Grade 1 to 4) by decreasing frequency were LDH increased, AST increased, creatinine increased, ALT increased, magnesium decreased, albumin decreased, ALP increased, gamma-glutamyl transferase (GGT) increased, glucose increased, total bilirubin increased, amylase increased, and phosphate decreased. Frequently reported (>=5% of total participants) postbaseline Grade 3 or 4 serum chemistry abnormalities by decreasing frequency were GGT increased, LDH increased, lipase increased, amylase increased, AST increased, magnesium decreased, phosphate decreased, and potassium decreased. Although ALT or AST elevations of >3x ULN occurred in 23.5% of participants, there were no cases that met the screening criteria for Hy's Law and no confirmed cases of drug induced liver injury. Frequently reported (>=40% of total participants) postbaseline hematology abnormalities (Grade 1 to 4) by decreasing frequency were hemoglobin decreased, platelets decreased, and lymphocytes decreased. Frequently reported (>=5% of total participants) postbaseline Grade 3 or 4 hematology abnormalities by decreasing frequency were lymphocytes decreased, hemoglobin decreased, ANC decreased, and platelets decreased. A shift to Grade 3 in UPCR at postbaseline occurred in 4 of 34 participants. A total of 97.0% of participants had thyroid-stimulating hormone increasing outside of the reference range at postbaseline. Of these, most participants had normal free T4 levels. The percentage of participants with a systolic BP of >=140 to <=159 mmHg or diastolic BP of >=90 to <=99 mmHg was 44.1%. The percentage of participants with a concurrently systolic BP of >=160 mmHg and diastolic BP of <120 mmHg, or diastolic BP of >=100 to <=119 mmHg was 11.8%. Clinically significant weight decreases (>=10% from baseline) occurred in 38.2% of participants. There were no participants with a triplicate average QTcF of >500 msec or with change from baseline of >60 msec. At baseline, all participants had an ECOG PS of 0 or 1. Over the course of the study, 52.9% of participants had an increase of >=1 in ECOG PS, and 5.9% had an increase of >=2. Three of 34 participants were transfused with packed red blood cell after enrollment. No participants received a platelet transfusion. Overall, there were no notable differences in the safety results between Cohort A (participants who have received prior sorafenib) and Cohort B (participants who have not received prior sorafenib). Conclusion: TEAEs observed in this study were generally similar to those observed in other study, and there were no major safety concerns in Japanese patients with advanced HCC. |
/ | 本治験の有効性の主要評価項目は、RECIST 1.1に基づくIRC判定による24-week PFSRであった。有効性の解析対象であるFASは被験者34名(コホートA:20名、コホートB:14名)の集団であった。 ソラフェニブによる治療歴を有する被験者からなるコホートAでは、IRC判定による24-week PFSRは59.8%(90%CI:36.06%~77.21%)であった。90%CIの下限は事前に規定した閾値の11.1%を上回った。ソラフェニブによる治療歴のない被験者からなるコホートBでは、IRC判定による24-week PFSRは16.7%(90%CI:4.02%~36.82%)であった。別試験のプラセボ群と比較して高かったが、前治療歴を含む被験者背景は両区分に大きな差異はなかった。追加評価項目である医師判定による24-week PFSRに基づく結果は、いずれのコホートでもIRC判定による結果と同様であった。 結論: 本治験の主要評価項目及びその他の有効性の結果から、抗がん剤による全身治療歴を有する日本人進行性HCC患者において本剤の抗腫瘍効果が示された。ソラフェニブによる治療歴を有する被験者(コホートA)におけるIRC判定による24-week PFSR(本治験の主要評価項目)は59.8%(90%CI:36.06~77.21)であった。90%CIの下限は事前に規定した閾値の11.1%を上回った。ソラフェニブによる治療歴のない被験者(コホートB)におけるIRC判定による24-week PFSRは16.7%(90%CI:4.02~36.82)であった。 |
In this study, the primary efficacy endpoint was 24-week PFSR, per RECIST 1.1 by IRC. The FAS, which was used for efficacy analyses, included 34 participants (20 participants in Cohort A and 14 participants in Cohort B). In Cohort A comprising participants who have received prior sorafenib, 24-week PFSR by IRC was 59.8% (90% CI, 36.06 to 77.21). The lower limit of the 90% CI exceeded the prespecified threshold of 11.1%. In Cohort B comprising participants who have not received prior sorafenib, 24-week PFSR by IRC was 16.7% (90% CI, 4.02 to 36.82). It was higher than that in placebo arm in other study, though participants characteristics including pretreatment history were not exactly same in those 2 segments. The result based on investigator-determined 24-week PFSR, an additional endpoint, was similar to that by IRC in both cohorts. Conclusion: This study showed the efficacy of cabozantinib in Japanese patients with advanced HCC who have received prior systemic anticancer therapy based on primary endpoint and other efficacy results. Twenty-four-week PFSR by IRC in Cohort A, the primary endpoint in this study, was 59.8% (90%CI, 36.06 to 77.21) in participants who received prior sorafenib (Cohort A). The lower limit of the 90%CI exceeded the pre-specified threshold of 11.1%. Twenty-four-week PFSR by IRC in participants who have not received prior sorafenib (Cohort B) was 16.7% (90%CI, 4.02 to 36.82). |
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures | 有効性の副次評価項目は、RECIST 1.1に基づくIRC判定によるPFS、ORR及びDCR、並びにOSであった。 コホートAでは、IRC判定によるPFS(中央値)のKaplan-Meier法推定値は7.4ヵ月(95%CI:5.5~9.5ヵ月)であった。IRC判定によるORRの点推定値は5.0%(95%CI:0.127%~24.873%)であった。1名(5.0%)が、最良総合効果としてPRを達成した。IRC判定による最良総合効果がCRであった被験者はいなかった。最良総合効果がSDであった被験者は80.0%(16/20名)、PDであった被験者は5.0%(1/20名)であった。IRC判定によるDCRの点推定値は85.0%(95%CI:62.107%~96.793%)であった。Kaplan-Meier法により推定されたOSの中央値は19.3ヵ月(95%CI:13.3~22.6ヵ月)であった。24ヵ月時点の全生存率の推定値は22.2%(95%CI:6.91%~42.88%)であった。 コホートBでは、IRC判定によるPFS(中央値)のKaplan-Meier法推定値は3.6ヵ月(95%CI:1.8~5.6ヵ月)であった。IRC判定によるORRの点推定値は0.0%(95%CI:0.000%~23.164%)であった。IRC判定による最良総合効果がCR又はPRであった被験者はいなかった。最良総合効果がSDであった被験者は64.3%(9/14名)、PDであった被験者は28.6%(4/14名)であった。IRC判定によるDCRの点推定値は64.3%(95%CI:35.138%~87.240%)であった。Kaplan-Meier法により推定されたOSの中央値は9.9ヵ月(95%CI:3.6ヵ月~NE)であった。24ヵ月時点の全生存率の推定値は42.9%(95%CI:17.73%~66.04%)であった。 カボザンチニブの有効性は日本人HCC患者において、レンバチニブによる治療歴を有する患者(12名)又はPD-1若しくはPD-L1/L2標的薬による治療歴を有する患者(5名)を含め、有効性が示されている。以上の結果を総合的に判断すると、全身治療歴の種類にかかわらず、本剤は日本人進行性HCC患者において抗腫瘍効果を示すことが期待される。ただし、治療歴別のサブグループ解析については、各サブグループの症例数が少なすぎるため、解析結果の解釈には限界がある。 | The secondary efficacy endpoints were PFS, ORR and DCR per RECIST 1.1 by IRC, and OS. In Cohort A, the Kaplan-Meier estimate of median PFS by IRC was 7.4 months (95% CI, 5.5 to 9.5). The point estimate for ORR by IRC was 5.0% (95% CI, 0.127 to 24.873). One subject (5.0%) achieved PR as the best overall response. There were no participants with CR as best overall response by IRC. The best overall response was SD in 80.0% (16/20) of participants and PD in 5.0% (1/20) of participants. The point estimate for DCR by IRC was 85.0% (95% CI, 62.107 to 96.793). The Kaplan-Meier estimate of median OS was 19.3 months (95% CI, 13.3 to 22.6). The estimate for overall survival rate was 22.2% (95% CI, 6.91 to 42.88) at 24 months. In Cohort B, the Kaplan-Meier estimate of median PFS by IRC was 3.6 months (95% CI, 1.8 to 5.6). The point estimate for ORR by IRC was 0.0% (95% CI, 0.000 to 23.164). There were no participants with CR or PR as best overall response by IRC. The best overall response was SD in 64.3% (9/14) of participants and PD in 28.6% (4/14) of participants. The point estimate for DCR by IRC was 64.3% (95% CI, 35.138 to, 87.240). The Kaplan-Meier estimate of median OS was 9.9 months (95% CI, 3.6 to NE). The estimate for overall survival rate was 42.9% (95% CI, 17.73 to 66.04) at 24 months. The efficacy of cabozantinib has been shown in Japanese HCC patients, including those who have treatment history with lenvatinib (12 participants) or agent targeting PD-1, PD-L1/L2 (5 participants). Considering these results comprehensively, cabozantinib is expected to exhibit its efficacy in Japanese patients with advanced HCC regardless of type of prior systemic therapy regimen. However, the interpretations of subgroup analysis results by prior therapies have limitations because the number of participants in each subgroup by prior therapies is too small. |
/ | 本治験の有効性及び安全性の結果から、抗がん剤による全身治療歴を有する日本人進行性HCC患者に本剤を60 mg/日で投与したときの良好なベネフィット/リスクプロファイルが示された。なお、このCabozantinib-2003試験には、HCCガイドライン2017(第4版)で二次治療の適応とならない患者(ソラフェニブ不耐容、AFPが400 ng/mL未満)も組み入れられた。 | The efficacy and safety results of this study indicate a favorable benefit/risk profile for cabozantinib at a dose of 60 mg/day in Japanese patients with advanced HCC who have received prior systemic anticancer therapy. It should be noted that patients without indication for the second-line therapy in the HCC guideline 2017 (version 4), e.g.patient who are sorafenib intolerant, with AFP less than 400 ng/mL, were enrolled in this Study Cabozantinib-2003. |
出版物の掲載 / Posting of iournal publication | 無 | absence |
/ | 有 | Yes |
---|---|---|
/ | タケダは、適格な研究者の科学的で正当な活動を支援するため、基準を満たす試験の非特定化した被験者レベルのデータ(IPD)へのアクセスを提供します(タケダのデータの共有(Data Sharing)ポリシー:https://clinicaltrials.takeda.com/takedas-commitment?commitment=5)。これらのIPDは活動内容の承認を得た後に、データ共有に関する契約のもと、情報セキュリティの高い研究環境内で提供されます。 | Takeda provides access to the de-identified individual participant data (IPD) for eligible studies to aid qualified researchers in addressing legitimate scientific objectives (Takeda's data sharing commitment is available on https://clinicaltrials.takeda.com/takedas-commitment?commitment=5). These IPDs will be provided in a secure research environment following approval of a data sharing request, and under the terms of a data sharing agreement. |
研究の種別 | 保留 |
---|---|
登録日 | 2022年06月27日 |
jRCT番号 | jRCT2080223960 |
抗がん剤による全身治療歴を有する日本人進行性肝細胞癌患者を対象としたCabozantinibの第2相非盲検単群試験 | A Phase 2, Open-Label, Single-Arm Study of Cabozantinib in Japanese Patients With Advanced Hepatocellular Carcinoma Who Have Received Prior Systemic Anticancer Therapy | ||
日本人進行性肝細胞癌患者を対象としたCabozantinibの第2相試験 | A Phase 2 Study of cabozantinib in Japanese Participants With Advanced Hepatocellular Carcinoma |
武田薬品工業株式会社 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | ||
臨床試験情報 お問合せ窓口 | Contact for Clinical Trial Information | ||
https://www.takeda.com/ja-jp/who-we-are/research/clinical-trial/contact/ | https://www.takeda.com/who-we-are/contact-us/ | ||
06-6204-2111 | |||
- |
武田薬品工業株式会社 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | ||
臨床試験情報 お問合せ窓口 | Contact for Clinical Trial Information | ||
https://www.takeda.com/ja-jp/who-we-are/research/clinical-trial/contact/ | https://www.takeda.com/who-we-are/contact-us/ | ||
06-6204-2111 | |||
- |
2018年07月11日 |
15 医療機関 | 15 sites |
/ |
|
|
|
---|---|---|---|
/ | |||
|
|||
本治験の被験薬はCabozantinibであり、日本人の進行性肝細胞癌(HCC)患者に投与される。本治験はCabozantinibの有効性及び安全性を評価する。 本治験は34名の被験者が登録され、被験者はコホートA(17名以上)またはコホートB(15名以上)に割り付けられ、以下の治験薬を服用する。ソラフェニブによる治療歴を有する被験者はコホートAに、ソラフェニブによる治療歴のない被験者はコホートBに割付けられる。 - Cabozantinib 60 mg すべての被験者は試験期間中、Cabozantinib錠を1日1回空腹時に服用する(食後2時間以上経過。また、投与後1時間は食事や間食を摂取しない)。 本治験は日本で実施される多施設共同試験である。全体の治験期間は最長約3年である。被験者は治療期間及び治験薬最終投与後の追跡調査期間に複数回来院する。 | The drug being tested in this study is called Cabozantinib. Cabozantinib is being tested to treat advanced hepatocellular carcinoma (HCC) in Japanese patients. This study will look at the efficacy and safety of Cabozantinib. The study will enroll approximately 34 patients. Participants will be assigned to Cohort A (at least 17 participants) or Cohort B (approximately 15 participants) and will receive the following treatment. Participants who have received prior sorafenib will enroll to Cohort A and participants who have not received prior sorafenib will enroll to Cohort B. - Cabozantinib 60 mg All participants will be asked to take one tablet of cabozantinib once daily in the fasted state (dose at least 2 hours after meal and no more food intake for 1 hour postdose) throughout the study. This multi-center trial will be conducted in Japan. The overall time to participate in this study is approximately at most 3 years. Participants will make multiple visits to the clinic during the treatment and posttreatment period, including a follow-up assessment after last dose of study drug. | ||
2 | 2 | ||
2018年08月06日 | |||
2018年08月06日 | |||
2021年06月29日 | |||
34 | |||
介入研究 | Interventional | ||
非盲検単群試験 |
Open-Label, Single-Arm Study |
||
治療 |
treatment purpose |
||
/ | 日本 | Japan | |
/ | 1. 同意取得時に20歳以上である日本人男女。 |
1. Male or female Japanese participants 20 years of age or older on the day of consent. |
|
/ | 1. 線維層状型又は混合型肝癌(肝細胞癌と肝内胆管癌の混合型)と診断された患者。 |
1. Fibrolamellar carcinoma or mixed hepatocellular cholangiocarcinoma. |
|
/ | 20歳以上 |
20age old over |
|
/ | 上限なし |
No limit |
|
/ | 男性・女性 |
Both |
|
/ | 進行性肝細胞癌 | Advanced hepatocellular carcinoma | |
/ | |||
/ | 試験対象薬剤等 一般的名称等:カボザンチニブリンゴ酸塩 薬剤・試験薬剤:Cabozantinib 薬効分類コード:429 その他の腫瘍用薬 用法・用量、使用方法:Cabozantinib 60 mg(錠剤)を1日1回、空腹時に経口投与する。コホートAにはソラフェニブによる治療歴を有する被験者が、コホートBにはソラフェニブによる治療歴のない被験者が登録される。 対象薬剤等 一般的名称等:- 薬剤・試験薬剤:- 薬効分類コード: 用法・用量、使用方法:- |
investigational material(s) Generic name etc : Cabozantinib Malate INN of investigational material : Cabozantinib Therapeutic category code : 429 Other antitumor agents Dosage and Administration for Investigational material : Cabozantinib 60 mg, tablet, orally, once daily in the fasted state. Participants who have received prior sorafenib will be enrolled to Cohort A, and participants who have not received prior sorafenib will be enrolled to Cohort B. control material(s) Generic name etc : - INN of investigational material : - Therapeutic category code : Dosage and Administration for Investigational material : - |
|
/ | |||
/ | 有効性 治験薬投与開始後24週時の無増悪生存率(24-week PFSR) 評価期間:Week 25 Day 1+7日時点 24-week PFSRはWeek 25 Day 1+7日時点で24週間以上の無増悪生存率として定義される。PFSは治験薬の初回投与日からRECIST 1.1に基づく進行(PD)又は死亡(死因を問わない)のいずれか早い方までの期間と定義される。PD:標的病変については、経過中の最小の径和に比して、標的病変の径和が20%以上増加、かつ径和が絶対値でも5 mm以上増加。非標的病変については、既存の非標的病変の明らかな増悪。1つ以上の非標的病変のサイズが若干「増大」しても、通常は「明らかな増悪」とは判定しない。1つの病変の増大のみでは判定しない。ベースライン時には画像上病変が認められなかった解剖学的部位に出現した病変を、新病変とみなす。この所見が画像診断法及びモダリティの変更によるものではないことが明確な場合はPDと判定する。 |
efficacy 24-Week Progression-Free Survival Rate (PFSR) Timeframe; Week 25 Day 1 plus 7 days 24-week PFSR= percentage of participants with progression-free survival (PFS) at least 24 weeks at Week 25 Day 1 plus 7 days. PFS= time from the first day of study drug administration to the earlier of progressive disease (PD) or death due to any cause per RECIST 1.1. PD= at least a 20% increase in the sum of target lesion diameters (SoD) with reference to smallest (nadir) SoD. In addition to the relative increase of 20%, the SoD must also demonstrate an absolute increase of at least 5 mm. For nontarget lesion time Point Response, unequivocal progression of nontarget lesions. A modest 'increase' in size of one or more nontarget lesions is usually not sufficient to quality for unequivocal progression status,it must not be representative of a single lesion increase. A lesion identified in an anatomical location that was not scanned at baseline is considered a new lesion. Lesion qualifies as PD if finding is unequivocally not due to change in imaging technique or modality. |
|
/ | 有効性 無増悪生存期間(PFS) 評価期間:疾患進行、死亡又は試験終了まで(約3年) PFSは治験薬の初回投与日からPD(RECIST 1.1に基づくIRC判定による)又は死亡(死因を問わない)のいずれか早い方までの期間と定義される。PD:標的病変については、経過中の最小の径和(ベースライン径和が経過中の最小値である場合、これを最小の径和とする)に比して、標的病変の径和が20%以上増加、かつ径和が絶対値でも5 mm以上増加。非標的病変については、既存の非標的病変の明らかな増悪。1 つ以上の非標的病変のサイズが若干「増大」しても、通常は「明らかな増悪」とは判定しない。1 つの病変の増大のみではなく、全体的な腫瘍病変の変化を示す場合に判定する。この所見が画像診断法及びモダリティの変更によるものではないことが明確な場合はPDと判定する。 有効性 客観的奏効率(ORR) 評価期間:最長約2年 ORRはRECIST 1.1に基づくIRC判定による最良総合効果が完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)と判定され、かつ最初の判定から28日後以降に実施した後続の評価でCR又はPRが確定した被験者の割合と定義する。CR:すべての標的病変の消失。すべてのリンパ節病変(標的病変又は非標的病変)は、短径で10 mm未満に縮小しなくてはならない。非標的病変については、すべての非標的病変の消失。すべてのリンパ節は病的腫大とみなされないサイズ(短径が10 mm 未満)とならなければならない。PR:ベースライン径和に比して、標的病変の径和が30%以上減少。 有効性 病勢コントロール率(DCR) 評価期間:最長約2年 DCRはRECIST 1.1に基づく最良総合効果がCR、PR又は安定(SD)と判定された被験者の割合として定義される。CR及びPRの判定は、最初の判定から28日後以降に実施した後続の評価による確定を必須とし、SDの判定は、SDが治験薬の初回投与日から8週以上維持されていることとする。CR:すべての標的病変の消失。すべてのリンパ節病変(標的病変又は非標的病変)は、短径で10 mm未満に縮小しなくてはならない。非標的病変については、すべての非標的病変の消失。すべてのリンパ節は病的腫大とみなされないサイズ(短径が10 mm 未満)とならなければならない。PR:ベースライン径和に比して、標的病変の径和が30%以上減少。SD:経過中の最小の径和に比して、PRに相当する縮小がなくPDに相当する増大がない、径和が絶対値でも5 mm以上増加。PD:標的病変については、経過中の最小の径和に比して、標的病変の径和が20%以上増加。 有効性 全生存期間(OS) 評価期間:試験終了まで(約3年) OSは治験薬の初回投与日から死亡(死因を問わない)までの期間と定義する。 |
efficacy Progression-Free Survival (PFS) Timeframe; Until disease progression, or death or end of study (Up to approximately 3 years) PFS was defined as time from the first day of study drug administration to the earlier of PD per RECIST 1.1 as assessed by IRC or death due to any cause. Per RECIST 1.1, for target lesion time point response, PD was defined at least a 20% increase in the SoD of target lesions, taking as a reference the smallest (nadir) SoD since (and including) baseline. In addition to the relative increase of 20%, the SoD must also demonstrate an absolute increase of at least 5 mm. For nontarget lesion time point response, unequivocal progression of nontarget lesions. A modest 'increase' in the size of one or more nontarget lesions is usually not sufficient to quality for unequivocal progression status. It must be representative of overall disease status change, not a single lesion increase. The lesion qualifies as a PD if the finding is unequivocally not due to a change in the imaging technique or modality efficacy Objective Response Rate (ORR) Timeframe; Up to approximately 2 years ORR was defined as the percentage of participants whose best overall response was complete response (CR) or partial response (PR) per RECIST 1.1 as assessed by IRC, which was confirmed by a subsequent evaluation conducted >= 28 days later. Per RECIST 1.1, for target lesion time point response, CR was defined disappearance of all target lesions. All pathological lymph nodes (whether target or nontarget) must have reduction in short axis to <10 mm. For nontarget lesion time point response, disappearance of all nontarget lesions. All lymph nodes must be nonpathological in size (<10 mm short axis); PR was defined as at least a 30% decrease in SoD of target lesions, taking as a reference the baseline SoD.. efficacy Disease Control Rate (DCR) Timeframe; Up to approximately 2 years DCR = the percentage of participants whose best overall response is CR, PR or SD, per RECIST 1.1, CR and PR require confirmation by a subsequent evaluation conducted >=28 days later, and SD have to be maintained for at least 8 weeks after first day of study drug administration. CR= disappearance of all target lesions. All pathological lymph nodes (whether target or nontarget) must have reduction in short axis to <10 mm. For nontarget lesion time point response, disappearance of all nontarget lesions. All lymph nodes must be nonpathological in size (<10 mm short axis); PR= as at least a 30% decrease in SoD of target lesions, taking as a reference the baseline SoD; SD = neither sufficient shrinkage to qualify for PR nor sufficient increase to qualify for PD; SoD must also demonstrate an absolute increase of at least 5 mm; PD = at least a 20% increase in the SoD of target lesions, taking as a reference the smallest (nadir) SoD. efficacy Overall survival (OS) Timeframe; Up to end of study (Up to approximately 3 years) OS was defined as time from the first day of study drug administration to death due to any cause. |
医薬品 | medicine | |||
カボザンチニブリンゴ酸塩 | Cabozantinib Malate | |||
Cabozantinib | Cabozantinib | |||
429 その他の腫瘍用薬 | 429 Other antitumor agents | |||
Cabozantinib 60 mg(錠剤)を1日1回、空腹時に経口投与する。コホートAにはソラフェニブによる治療歴を有する被験者が、コホートBにはソラフェニブによる治療歴のない被験者が登録される。 | Cabozantinib 60 mg, tablet, orally, once daily in the fasted state. Participants who have received prior sorafenib will be enrolled to Cohort A, and participants who have not received prior sorafenib will be enrolled to Cohort B. | |||
- | - | |||
- | - | |||
- | - |
参加募集終了 | completed | |
/ | 試験完了 |
completed |
武田薬品工業株式会社 | ||
Takeda Pharmaceutical Company Limited |
- | ||
- | ||
- | - | |
- | - |
飯塚病院治験審査委員会 | Iizuka Hospital IRB | |
福岡県飯塚市芳雄町3番83 | 3-83, Yoshio-cho, Iizuka, Fukuoka | |
- | ||
- | ||
承認 | approved |
有 | presence | |
NCT03586973 | ||
ClinicalTrials.gov | ClinicalTrials.gov | |
JapicCTI-184018 | ||
Universal Trial Number; U1111-1214-6141 Takeda Study ID; Cabozantinib-2003 | Universal Trial Number; U1111-1214-6141 Takeda Study ID; Cabozantinib-2003 | ||
設定されていません |
||
設定されていません |
設定されていません |
Cabozantinib-2003-PRT-Redacted.pdf | ||
設定されていません |
|||
設定されていません |