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臨床研究・治験計画情報の詳細情報です。(Japic)

保留
平成29年5月10日
令和3年12月13日
令和3年5月20日
初発の慢性期慢性骨髄性白血病(CP CML)の日本人成人患者を対象としたボスチニブ単剤投与時の有効性および安全性を評価する,第2相,非盲検,単群試験(治験実施計画書番号:B1871048)
初発の慢性期慢性骨髄性白血病の日本人成人患者を対象としたボスチニブの第2相,非盲検試験
治験期間中にボスチニブを投与する,第2相,単群,非盲検試験
2
慢性骨髄性白血病
参加募集終了
Bosutinib(PF-05208763)、-
秋田大学医学部附属病院医薬品等受託研究審査委員会

総括報告書の概要

管理的事項

2021年12月13日

2 結果の要約

2021年05月20日
60
/ 36例の男性患者と24例の女性患者が試験に登録された。年齢の中央値は55.0歳(範囲:20~83歳)であった。65歳以上の患者は19例(31.7%)であった。全例がアジア人(日本人)であった。
/ 本試験では計64例がスクリーニングを受け,そのうち60例を本試験に登録した。60例全例がフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)であり,b2a2および(または)b3a2転写産物が認められたため,as-treated集団(治験薬を少なくとも1回投与された患者)とmodified as-treated集団[b2a2またはb3a2の転写産物を有するPh+慢性期(CP)慢性骨髄性白血病(CML)患者のうち,治験薬を少なくとも1回投与された患者]は同一であった。
/ 因果関係を問わない有害事象は60例(100.0%)に認められ,そのうち15例(25.0%)に重篤な有害事象が認められた。

本試験では,治験薬投与期間中の死亡は認められなかった。グレード3または4の有害事象は49例(81.7%)に,治験薬の減量に至った有害事象は37例(61.7%)に,治験薬の休薬に至った有害事象は44例(73.3%)に,治験薬の投与中止に至った有害事象は21例(35.0%)に認められた。

因果関係を問わない主な有害事象(発現率20%以上)は,下痢(52例,86.7%),アラニンアミノトランスフェラーゼ増加(33例,55.0%),アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加(28例,46.7%),上咽頭炎(23例,38.3%)発疹および血小板減少症(各18例,30.0%),リパーゼ増加,悪心および嘔吐(各17例,28.3%),血中アルカリホスファターゼ増加(16例,26.7%)ならびに発熱(15例,25.0%)であった。

治験薬の投与中止に至った主な有害事象(発現率5%以上)は,アラニンアミノトランスフェラーゼ増加(6例,10.0%)およびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加(5例,8.3%)であった。
/ 治験実施計画書の主要目的は達成された。12ヵ月時の分子遺伝学的大寛解(MMR)率はmodified as-treated集団で55.0%[90%信頼区間(CI):44.4, 65.6]であり,帰無仮説の既存対照(25%)に比べて,統計的に有意に高いことが示された(55.0%, 60例中33例)(片側p<0.0001)。
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures 12ヵ月および18ヵ月までのMMR: Modified as-treated集団の12ヵ月までのMMR率は61.7%(90% CI:51.3, 72.0),18ヵ月までのMMR率は66.7%(90% CI:56.7, 76.7)であった。 12ヵ月までの細胞遺伝学的完全奏効(CCyR): Modified as-treated集団の12ヵ月までのCCyR率は80.0%(90% CI:71.5, 88.5)であった。 MMRの持続期間: Modified as-treated集団で投与期間中のいずれかの時点でMMRが得られた42例(60例中)のうち,MMRの消失が確認された患者はいなかった。 CCyRの持続期間: Modified as-treated集団で投与期間中のいずれかの時点でCCyRが得られた48例(60例中)のうち,CCyRの消失が確認された患者はいなかった。 無イベント生存期間(EFS): Modified as-treated集団における36ヵ月時点の累積EFS率は1.7%であった(EFSイベント発現前の治験薬投与中止を競合リスクと設定した)。60例のうち,1例にEFSイベント(血液学的完全寛解の消失)が発現した。 全生存期間(OS): Modified as-treated集団における36ヵ月時点のOSのKaplan-Meier推定値は96.7%(90% CI:89.7, 98.9)であった。安全性報告期間(治験薬最終投与後28日目まで)終了後に2例の死亡が報告された[1例はDay 403(ボスチニブ最終投与から347日後)の疾患進行,もう1例はDay 730(ボスチニブ最終投与から667日後)の治験薬と関連のない有害事象(脳出血)]。
/ 初発の日本人CP CML患者を対象とした本試験の主要解析で,ボスチニブは良好な有効性を示した。最終解析では,ボスチニブの投与により臨床的に意味のあるベネフィットが長期間維持され,高い奏効率が得られることが示された。
有害事象のほとんどは,用量減量,投与中断および支持療法によって管理可能であった。本試験の長期追跡結果から新たな安全性シグナルは特定されなかった。
これらのデータから,ボスチニブのリスク・ベネフィットプロファイルは良好であり,ボスチニブは初発の日本人CP CML患者の治療選択肢となることが示唆された。
出版物の掲載 / Posting of iournal publication presence
2020年04月11日
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32279228/

3 IPDシェアリング

/ Yes
/ 「ファイザーは,匿名化された個別被験者のデータおよび関連文書(治験実施計画書,統計解析計画書,総括報告書など)に研究者がアクセスできる環境を提供しています。当社の臨床試験データの共有に関する基準およびアクセス申請の詳細は,https://www.pfizer.com/science/clinical_trials/trial_data_and_results/data_requestsに掲載されています。」

管理的事項

研究の種別 保留
登録日 2021年12月13日
jRCT番号 jRCT2080223521

1 試験等の実施体制に関する事項及び試験等を行う施設の構造設備に関する事項

(1)試験等の名称

初発の慢性期慢性骨髄性白血病(CP CML)の日本人成人患者を対象としたボスチニブ単剤投与時の有効性および安全性を評価する,第2相,非盲検,単群試験(治験実施計画書番号:B1871048)
初発の慢性期慢性骨髄性白血病の日本人成人患者を対象としたボスチニブの第2相,非盲検試験

(2)治験責任医師等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com,お問合せにはe-Mailにて返信いたしますので,@Pfizer.comドメインからの受信およびURL付きメールの受信を許可する設定にしてください。
ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com,お問合せにはe-Mailにて返信いたしますので,@Pfizer.comドメインからの受信およびURL付きメールの受信を許可する設定にしてください。
2017年03月23日

(3)その他の試験等に従事する者に関する事項

 
 
 
 
 
 
 

(4)多施設共同試験等における治験責任医師等に関する事項など

あり
/

 

/

 

 
2017年05月23日
/

 

/

 

 
2017年05月16日
/

 

/

 

 
2017年05月01日
/

 

/

 

 
2017年04月11日
/

 

/

 

 
2017年05月08日
/

 

/

 

 
2017年03月24日
/

 

/

 

 
2017年04月25日
/

 

/

 

 
2017年04月24日
/

 

/

 

 
2017年04月17日
/

 

/

 

 
2017年06月09日
/

 

/

 

 
2017年08月30日

2 試験等の目的及び内容並びにこれに用いる医薬品等の概要

(1)試験等の目的及び内容

治験期間中にボスチニブを投与する,第2相,単群,非盲検試験
2 2
2017年05月15日
2017年05月15日
2021年03月05日
60
介入研究 Interventional

治験期間中にボスチニブを投与する,第2相,単群,非盲検試験

治療

treatment purpose

/ 日本 Japan
/

・6ヵ月以内にCP CMLと診断(初回診断)された患者スクリーニング時に,分子遺伝学的検査によりBCR-ABL融合遺伝子が確認され,CP CMLと診断されている
・Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)パフォーマンスステータスが0または1
・適切な腎機能および肝機能を有する患者

/

・CMLの前治療歴を有する患者(ただし,同意前6ヵ月以内のヒドロキシウレアの投与は許容)
・中枢神経系転移(軟膜性白血病を含む)が認められた患者
・髄外病変のみを有する患者
・治験登録前14日以内に大手術または放射線療法を受けた患者
・臨床的に意義のある,またはコントロール不能な心疾患の病歴を有する患者
・直近にまたは現在,臨床的に意義のある胃腸障害を有する患者
・QT間隔に影響を与える可能性があるコントロール不良の低マグネシウム血症または未補正の低カリウム血症を有する患者

/

20歳以上

20age old over

/

上限なし

No limit

/

男性・女性

Both

/ 慢性骨髄性白血病
/
/ 試験対象薬剤等
一般的名称等:Bosutinib(PF-05208763)
薬剤・試験薬剤:Bosutinib
薬効分類コード:429 その他の腫瘍用薬
用法・用量、使用方法:1日1回400 mgを経口投与する

対象薬剤等
一般的名称等:-
薬剤・試験薬剤:-
薬効分類コード:
用法・用量、使用方法:-
investigational material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : Bosutinib
Therapeutic category code : 429 Other antitumor agents
Dosage and Administration for Investigational material :

control material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : -
Therapeutic category code :
Dosage and Administration for Investigational material :
/
/ 有効性
12ヵ月(48週)時点の分子遺伝学的大寛解(MMR)
efficacy
/ 安全性
有効性
薬物動態
・12ヵ月および18ヵ月までのMMR
・12ヵ月までの細胞遺伝学的完全寛解(CCyR)
・MMRおよびCCyRの持続期間
・無イベント生存期間(EFS)
・全生存期間(OS)
・母集団薬物動態(PK)の評価
・ボスチニブのトラフ濃度と重要な有効性および安全性評価項目との相関関係
・安全性
safety
efficacy
pharmacokinetics

(2)試験等に用いる医薬品等の概要

医薬品 medicine
Bosutinib(PF-05208763)
Bosutinib Bosutinib
429 その他の腫瘍用薬 429 Other antitumor agents
1日1回400 mgを経口投与する
-
- -
-

3 試験等の実施状況の確認に関する事項

(1)監査の実施予定

(2)試験等の進捗状況

参加募集終了 completed
/

試験完了

completed

4 試験等の対象者に健康被害が生じた場合の補償及び医療の提供に関する事項

5 依頼者等に関する事項

(1)依頼者等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
-

(2)依頼者以外の企業からの研究資金等の提供

-
-

6 IRBの名称等

秋田大学医学部附属病院医薬品等受託研究審査委員会
秋田県秋田市広面字蓮沼44-2
-
-
承認 approved
豊橋市民病院治験審査委員会
愛知県豊橋市青竹町字八間西50番地
-
-
承認 approved
神戸市立医療センター中央市民病院治験審査委員会
神戸市中央区港島南町2丁目1-1
-
-
承認 approved
千葉大学医学部附属病院
千葉市中央区亥鼻1-8-1
-
-
承認 approved
国立大学法人山形大学医学部附属病院 医薬品等受託研究審査委員会
山形市飯田西二丁目2番2号
-
-
承認 approved
佐賀大学医学部附属病院治験審査委員会
佐賀県佐賀市鍋島5-1-1
-
-
承認 approved
日本医科大学付属病院 薬物治験審査委員会
東京都文京区千駄木一丁目1番5号
-
-
承認 approved
NTT東日本関東病院 治験審査委員会
東京都品川区東五反田五丁目9番22号
-
-
承認 approved
愛媛大学医学部附属病院 臨床研究倫理審査委員会
愛媛県東温市志津川
-
-
承認 approved
公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床試験審査委員会
横浜市南区浦舟町4-57
-
-
承認 approved
石川県立中央病院治験審査委員会
石川県金沢市鞍月東2丁目1番地
-
-
承認 approved
成田赤十字病院 治験審査委員会
千葉県成田市飯田町90番地1
-
-
承認 approved

7 その他の事項

(1)試験等の対象者等への説明及び同意に関する事項

(2)他の臨床研究登録機関への登録

presence
NCT03128411
ClinicalTrials.gov ClinicalTrials.gov
JapicCTI-173576

(3)臨床研究を実施するに当たって留意すべき事項

(5)全体を通しての補足事項等

試験実施地域 : 日本 試験の目的 : 治療 試験の現状 : 試験完了 関連ID名称 : ClinicalTrials.gov ID 関連ID番号 : NCT03128411
ファイザー医薬品情報
https://www.info.pmda.go.jp/go/pdf/672212_4291036F1028_2_01
添付文書
新薬の承認審査に関する情報
http://www.pmda.go.jp/drugs/2014/P201400136/671450000_22600AMX01314_A100_1.pdf
審査報告書

添付書類

設定されていません

設定されていません

添付書類(終了時(総括報告書の概要提出時)の添付書類)

設定されていません

設定されていません

設定されていません

設定されていません

変更履歴

種別 公表日
終了 令和3年12月13日 (当画面) 変更内容
変更 令和3年2月19日 詳細 変更内容
変更 平成30年5月9日 詳細 変更内容
新規登録 平成29年5月10日 詳細