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臨床研究・治験計画情報の詳細情報です。(Japic)

保留
平成28年3月7日
令和2年3月31日
平成30年2月7日
トランスサイレチン型心アミロイドーシス(TTR-CM)患者を対象としたタファミジスメグルミン(PF-06291826)20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する,多施設共同,国際共同,第3相,二重盲検,プラセボ対照,無作為化試験(治験実施計画書番号:B3461028)
トランスサイレチン型心アミロイドーシス患者(変異型または野生型)を対象としたタファミジスメグルミン20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する第3相試験
TTR変異型または野生型のTTR-CM患者を対象にタファミジスメグルミン20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する
3
トランスサイレチン型心アミロイドーシス
参加募集終了
PF-06291826、プラセボ
熊本大学病院治験審査委員会

総括報告書の概要

管理的事項

2020年03月25日

2 結果の要約

2018年02月07日
441
/ ベースライン時の被験者背景は,タファミジス群およびプラセボ群で全般に同様であった。
/ 本治験組み入れに際してスクリーニングを受けた548 例中441 例が無作為化され,88 例がタファミジス20 mg 群,176 例がタファミジス80 mg 群,177例がプラセボ群に割り付けられた。割り付け時には,トランスサイレチン(TTR)遺伝子型およびベースライン時のNew York Heart Association(NYHA)心機能分類による層別割り付けを行った。無作為化されたすべての被験者は治験薬投与を1 回以上受けた(安全性解析対象集団)。盲検下での減量を6例(タファミジス80 mg 群2 例,プラセボ群4 例)に実施した。安全性解析対象集団441 例中258 例(58.5%)が本治験を完了し,106 例(24.0%)が治験を中止した。
/ 因果関係を問わない非重篤な有害事象:
基本語(PT)別で最も発現率の高い非重篤な有害事象は,タファミジス20 mg群および80 mg 群共に,転倒,プラセボ群では呼吸困難であった。その他のPT 別の主な非重篤な有害事象はいずれの投与群も,心房細動,疲労および末梢性浮腫であった。

因果関係を問わない重篤な有害事象:
器官別大分類別の主な重篤な有害事象は,心臓障害ならびに感染症および寄生虫症であった。重篤な有害事象のうちタファミジス20 mg 群および80 mg群の各3 件,およびプラセボ群の6 件が,治験責任医師により治験薬と関連ありと判断された。

治験中止例:
治験を中止した被験者の割合は,プラセボ群で52.0%,タファミジス20 mg群で31.8%,タファミジス80 mg 群で35.8%であった。タファミジス群と比較し,プラセボ群で治験を中止した被験者の割合が高かった。

死亡:
死亡例は計144 例であった。このうち治験期間中の死亡は77 例[タファミジス20 mg 群:14 例(15.9%),タファミジス80 mg 群:25 例(14.2%),プラセボ群:38 例(21.5%)],フォローアップ期間中の死亡は67 例[タファミジス20 mg 群:9 例(10.2%),タファミジス80 mg 群:24 例(13.6%),プラセボ群:34 例(19.2%)]で,すべて治験薬と関連なしであった。本治験での死亡例の多くは,基礎疾患が原因と考えられた。
/ 主解析はFinkelstein-Schoenfeld 法を用い,死因を問わない死亡と治験期間中の心血管事象による入院頻度(心血管事象による入院回数)を階層的に評価した。

Finkelstein-Schoenfeld 法では,被験者間の総対比較により得られるスコアに基づきプラセボ群に対するタファミジス併合群の優越性に関する検定を行った。最初に死因を問わない死亡を対比較し,両被験者のいずれも生存しており,生存時間に関して被験者間の比較ができない場合のみ心血管事象による入院頻度に基づいて比較を行いスコア付けを行った。本治験におけるFinkelstein-Schoenfeld 法による検定は,層別因子の組み合わせ[TTR 遺伝子型(遺伝子変異型/野生型)×ベースライン時のNYHA 分類(NYHA 分類I・II 度/NYHA 分類III 度)の計4 つ]ごとの対比較により得られるスコアに基づいて実施した。

主解析では,移植(心臓移植または心肝同時移植)または人工心臓の埋め込みのため中止した被験者は死亡と同様に解析した。ITT 集団における解析結果を以下に示す。

主解析の結果,タファミジス併合群で統計的に有意かつ臨床的に重要な治療効果が認められた(p=0.0006)。なお,30 ヵ月時点での生存割合は,タファミジス併合群で70.5%,プラセボ群で57.1%であった。30 ヵ月時点での生存被験者における30 ヵ月までの心血管事象による年間平均入院回数は,タファミジス併合群で0.297 回,プラセボ群で0.455 回であった。

Finkelstein-Schoenfeld 法を適用した2 項目(死因を問わない死亡および心血管事象による入院頻度)を副次解析として個別に解析した結果を以下に示す。

死因を問わない死亡割合は,プラセボ群でタファミジス併合群より高く,それぞれ40.7%(72 例)および27.3%(72 例)であった(心臓移植および人工心臓の埋め込みは死亡として解析しなかった)。入院症例の割合はタファミジス併合群およびプラセボ群で,それぞれ72.0%(190 例)および76.8%(136例)と同様であった。

死因を問わない死亡までの期間の解析(心臓移植および人工心臓の埋め込みは死亡として解析)では,タファミジス併合群およびプラセボ群の心臓移植それぞれ7 例(2.7%)および4 例(2.3%),タファミジス併合群の人工心臓の埋め込み2 例(0.8%)を死亡とした。死因を問わない死亡割合はタファミジス併合群で29.5%(78 例),プラセボ群で42.9%(76 例)であった。打ち切り例数はタファミジス併合群で186 例(70.5%),プラセボ群で101 例(57.1%)であり,打ち切りの理由は解析時点での生存であった。Cox 比例ハザードモデルを用いた解析では,プラセボ群に対するタファミジス併合群の死因を問わない死亡率のハザード比[95%信頼区間(CI)]は0.698(0.508,0.958)であり,プラセボ群に比べて死亡リスクが30.2%減少した(p = 0.0259)。

全生存期間に対する効果は,投与開始後約18 ヵ月から観察された。

心血管事象により1 回以上入院した被験者の割合はタファミジス併合群で52.3%(138 例),プラセボ群で60.5%(107 例)であった。ポアソン回帰モデルに基づく心血管事象による入院頻度(95% CI)はタファミジス併合群で0.4750 回(0.4181, 0.5396),プラセボ群で0.7025 回(0.6174, 0.7993)であった。プラセボ群に対するタファミジス併合群の心血管事象による入院頻度の相対リスク比は0.6761 であり,タファミジス併合群で32.39%のリスク減少が示された(p <0.0001)。
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures 主要副次評価項目は繰り返し測定データに関する混合効果モデルを用いた共分散分析で評価した。 第1 種の過誤確率を規定した水準以下に保つため,事前に規定した順序に従った閉手順に基づき,主解析および2 つの主要副次評価項目を検定し,全体での第1 種の過誤確率を0.05 とした;主解析のp 値が0.05 以下であれば,6分間歩行テスト(6MWT)歩行距離のベースラインから投与30 ヵ月までの変化量を検定し,p 値が0.05 以下であれば,続いてKansas City Cardiomyopathy Questionnaire Overall Summary(KCCQ-OS)スコアのベースラインから投与30 ヵ月までの変化量を検定した。いずれかの検定でp 値が0.05 より大きい場合はそれ以降の検定は実施されなかった。なお,多重性の調整はITT 集団における解析のみについて行った。 ITT 集団における解析結果を以下に示す。 タファミジス併合群での6MWT 歩行距離のベースラインから30 ヵ月までの変化量: ベースラインから30 ヵ月までの変化量の最小二乗平均値[標準誤差(SE)]はタファミジス併合群で-54.87(5.068)m,プラセボ群で-130.55(9.798)mであり,タファミジス併合群とプラセボ群との群間差[最小二乗平均値(SE)]は75.68 m(9.236)(p <0.0001)であった。6MWT 歩行距離のベースライン時の平均値(SD)は,タファミジス併合群で350.55(121.296)m,プラセボ群で353.26(125.983)m であった。 なお,6MWT のベースラインからの変化量について,タファミジス併合群のプラセボ群に対する統計的に有意な治療効果は,6 ヵ月時点(p=0.0067)から30 ヵ月時点(p <0.0001)まで継続して認められた。 30 ヵ月時点でのKCCQ-OS スコアのベースラインからの変化量: ベースラインから30 ヵ月までの変化量の最小二乗平均値(SE)はタファミジス併合群で-7.16(1.415),プラセボ群で-20.81(1.971)であり,タファミジス併合群とプラセボ群との群間差[最小二乗平均値(SE)]は13.65(2.130)(p <0.0001)であった。KCCQ-OS スコアのベースライン時の平均値(SD)は,タファミジス併合群で67.274(21.3561),プラセボ群で65.898 (21.7357)であった。なお,KCCQ-OS スコアのベースラインからの変化量について,タファミジス併合群のプラセボ群に対する統計的に有意な治療効果は,6 ヵ月時点(p = 0.0113)から30 ヵ月時点(p <0.0001)まで継続して認められた。 副次解析 心血管事象による死亡: 心血管事象による死亡までの期間の解析結果を以下に示す。心血管事象による死亡割合はタファミジス併合群で24.2%(64 例),プラセボ群で35.6%(63例)であった。打ち切り例数はタファミジス併合群で200 例(75.8%),プラセボ群で114 例(64.4%)であった。 打ち切りの理由は,解析時点での生存がタファミジス併合群で186 例(70.5%),プラセボ群で101 例(57.1%),死因を問わない死亡がタファミジス併合群で14 例(5.3%),プラセボ群で13 例(7.3%)であった。Cox 比例ハザードモデルを用いたタファミジス併合群の心血管事象による死亡率のハザード比(95% CI)は0.691(0.488, 0.980)であり,プラセボ群に比べて心血管事象による死亡リスクが30.9%減少した(p = 0.0383)。 1 ヵ月時点でのTTR 安定化: 1 ヵ月時点(投与前)でTTR 安定化が認められた被験者の割合は,タファミジス併合群で86.1%(211/245 例),プラセボ群で3.5%(6/170 例)と,タファミジス併合群で有意に高かった(p <0.0001)。最高血漿中濃度の予測時点(1 ヵ月時点の投与4 時間30 分後)でも同様の結果であった。
/ 主解析および副次解析のいずれも,タファミジス20 mg 群および80 mg 群の両群でプラセボ群に対する統計的に有意な治療効果が認められた。

本治験で示されたタファミジスの有効性および安全性プロファイルにより,タファミジスがTTR-CM に対する治療の選択肢となる可能性が裏付けられた。
出版物の掲載 / Posting of iournal publication presence
2018年08月27日
https://www-nejm-org.eu1.proxy.openathens.net/doi/10.1056/NEJMoa1805689?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%3dwww.ncbi.nlm.nih.gov

3 IPDシェアリング

/ Yes
/ ファイザーは,匿名化された個別被験者のデータおよび関連文書(治験実施計画書,統計解析計画書,総括報告書など)に研究者がアクセスできる環境を提供しています。当社の臨床試験データの共有に関する基準およびアクセス申請の詳細は,https://www.pfizer.com/science/clinical_trials/trial_data_and_results/data_requestsに掲載されています。

管理的事項

研究の種別 保留
登録日 2020年03月25日
jRCT番号 jRCT2080223130

1 試験等の実施体制に関する事項及び試験等を行う施設の構造設備に関する事項

(1)試験等の名称

トランスサイレチン型心アミロイドーシス(TTR-CM)患者を対象としたタファミジスメグルミン(PF-06291826)20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する,多施設共同,国際共同,第3相,二重盲検,プラセボ対照,無作為化試験(治験実施計画書番号:B3461028)
トランスサイレチン型心アミロイドーシス患者(変異型または野生型)を対象としたタファミジスメグルミン20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する第3相試験

(2)治験責任医師等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com,お問合せにはe-Mailにて返信いたしますので,@Pfizer.comドメインからの受信およびURL付きメールの受信を許可する設定にしてください。
ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com,お問合せにはe-Mailにて返信いたしますので,@Pfizer.comドメインからの受信およびURL付きメールの受信を許可する設定にしてください。
2014年04月22日

(3)その他の試験等に従事する者に関する事項

 
 
 
 
 
 
 

(4)多施設共同試験等における治験責任医師等に関する事項など

あり
/

 

/

 

 
2014年09月09日
/

 

/

 

 
2014年04月30日

2 試験等の目的及び内容並びにこれに用いる医薬品等の概要

(1)試験等の目的及び内容

TTR変異型または野生型のTTR-CM患者を対象にタファミジスメグルミン20 mgまたは80 mgの経口投与とプラセボを比較し,有効性,安全性および忍容性を評価する
3 3
2014年07月04日
2014年07月04日
2018年02月07日
441
介入研究 Interventional

-

治療

treatment purpose

/ 日本/北米/南米/欧州/マルティニーク Japan/North America/South America/Europe/null
/

・心不全の既往歴があり,これまでに少なくとも1回は心不全による入院歴がある,あるいは入院歴がなくとも治療を要する程度の容量負荷,心内圧上昇の症候または症状(頸静脈圧の上昇,息切れ,X線画像所見または聴診によって確認された肺うっ血,末梢浮腫等)を呈する心不全の臨床症状を有する患者
・心臓関連事象の徴候を有する(心臓超音波検査に基づき計測した拡張末期の心室中隔壁厚が>12 mm)
・生検検体からアミロイド沈着およびTTR遺伝子変異が認められる,および/または免疫組織化学検査,シンチグラフィーまたは質量分析法によりTTR前駆タンパク質が同定できる

/

-

/

18歳以上

18age old over

/

90歳以下

90age old under

/

男性・女性

Both

/ トランスサイレチン型心アミロイドーシス
/
/ 試験対象薬剤等
一般的名称等:PF-06291826
薬剤・試験薬剤:Tafamidis
薬効分類コード:219 その他の循環器官用薬
用法・用量、使用方法:Tafamidis 20mg, Tafamidis 80 mg, Placebo

対象薬剤等
一般的名称等:プラセボ
薬剤・試験薬剤:-
薬効分類コード:--- その他
用法・用量、使用方法:1日1回投与
investigational material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : Tafamidis
Therapeutic category code : 219 Other cardiovascular agents
Dosage and Administration for Investigational material :

control material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : -
Therapeutic category code : --- Other
Dosage and Administration for Investigational material :
/
/ 有効性
検証的
-
efficacy
confirmatory
/ 安全性
有効性
-
safety
efficacy

(2)試験等に用いる医薬品等の概要

医薬品 medicine
PF-06291826
Tafamidis Tafamidis
219 その他の循環器官用薬 219 Other cardiovascular agents
Tafamidis 20mg, Tafamidis 80 mg, Placebo
プラセボ
- -
--- その他 --- Other
1日1回投与

3 試験等の実施状況の確認に関する事項

(1)監査の実施予定

(2)試験等の進捗状況

参加募集終了 completed
/

試験完了

completed

4 試験等の対象者に健康被害が生じた場合の補償及び医療の提供に関する事項

5 依頼者等に関する事項

(1)依頼者等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
-

(2)依頼者以外の企業からの研究資金等の提供

-
-

6 IRBの名称等

熊本大学病院治験審査委員会
熊本市中央区本荘1-1-1
-
-
承認 approved
国立大学法人信州大学医学部附属病院治験審査委員会
長野県松本市旭3-1-1
-
-
承認 approved
久留米大学臨床試験審査委員会
福岡県久留米市旭町67番地
-
-
承認 approved

7 その他の事項

(1)試験等の対象者等への説明及び同意に関する事項

(2)他の臨床研究登録機関への登録

presence
NCT01994889
ClinicalTrials.gov ClinicalTrials.gov
JapicCTI-163185

(3)臨床研究を実施するに当たって留意すべき事項

(5)全体を通しての補足事項等

試験の目的 : 治療 試験の現状 : 試験終了

添付書類

設定されていません

設定されていません

添付書類(終了時(総括報告書の概要提出時)の添付書類)

設定されていません

設定されていません

設定されていません

設定されていません

変更履歴

種別 公表日
終了 令和2年3月31日 (当画面) 変更内容
終了 平成30年11月21日 詳細 変更内容
新規登録 平成28年3月7日 詳細