保留 | ||
平成26年12月2日 | ||
令和2年1月7日 | ||
平成30年1月31日 | ||
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬による前治療歴を有する骨髄線維症患者を対象としたPF-04449913の単剤投与試験 (治験実施計画書番号:B1371013) | ||
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬による前治療歴を有する骨髄線維症患者を対象としたPF-04449913の単剤投与試験 | ||
リードインコホートにおいて,1剤以上のJAK阻害薬による前治療歴のある骨髄線維症患者に対し,PF-04449913 100 mg 1日1回投与を評価する。リードインコホートの後,JAK阻害薬抵抗性または不耐容の骨髄線維症患者に対し,PF-04449913の単剤投与を評価するプラセボ対照,二重盲検,2群,無作為化,第2相試験を実施する。 | ||
2 | ||
骨髄線維症 | ||
参加募集終了 | ||
PF-04449913、プラセボ | ||
- | ||
2019年12月26日 |
2018年01月31日 | ||
21 | ||
/ | 本試験はリードインコホートとそれに続く無作為化コホートで構成された。リードインコホートでは骨髄線維症患者においてglasdegib(以下,本剤)が安全で忍容可能であることが確認されたが,有効性の主な副次評価項目が達成されなかったため,無作為化コホートは実施せず,試験を中止した。 リードインコホートに組み入れられ治療を受けた患者21 例のうち13 例が男性であり,過半数は白人(66.7%)であった。年齢の平均値(標準偏差)は69.3(7.0)歳であった。 |
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/ | リードインコホートにおいて計21 例の骨髄線維症患者にスクリーニングを実施し,全員に治験薬を投与した。 投与中止を治験薬投与の永続的な中止とした。主要な完了日(Primary Completion Date)までに,計18 例(85.7%)が投与を中止した。主な中止理由は,本剤と関連のある有害事象の発現(10 例,47.6%)および治療効果不十分(3 例,14.3%)であった。最終患者の最終来院(LPLV)まで治験を継続した3 例の中止理由は,それぞれ有害事象の発現,対象疾患に対する新たな治療開始,および治験依頼者による治験中止であった。 治験中止は,治験薬の投与中止だけでなく,追跡調査の中止までを考慮した。10 例(47.6%)が主要な完了日までに治験を中止した。主な治験中止理由は,患者が追跡調査を拒否(5 例,23.8%)およびその他の理由(4 例,19.0%)であった。その他の理由の内訳は,1 例が状態不良(本剤と関連があるかもしれないと判断)により治療センターに来院できなかったため,3 例が早期中止したため(リードインコホートでは生存状況の追跡調査は不要)であった。 主要な完了日以降にさらに7 例が治験を中止した。中止理由の内訳は,5 例が有害事象の発現,1 例が治験依頼者による治験中止,1 例が対象疾患に対する新たな治療の開始であった。さらに,以前に追跡調査を拒否と分類した1 例は,有害事象の発現による中止へ再分類した。 計4 例が治験実施計画書に規定された追跡調査期間を完了し,治験中止に分類されなかった。 |
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/ | リードインコホートの主要評価項目は安全性であった。主要な完了日までに21 例全例(100%)に1 件以上の有害事象が発現した。このうち4 例(19.0%)に重篤な有害事象が発現した。また,1 例(4.8%)にグレード5 の有害事象が発現し,14 例(66.7%)にグレード3 または4 の有害事象が発現した。LPLVまでの全治験期間中,計5 例(23.8%)に重篤な有害事象が発現した。 主要な完了日までに,12 例(57.1%)が有害事象の発現により治験薬の投与を中止した(グレード1 の発熱により投与を中止した1 例の記述に矛盾があるが,中止理由は疾患進行と記録された)。主要な完了日以降にさらに1 例が有害事象の発現により治験薬の投与を中止した。 治験期間中に死亡が1 例報告された。死因は疾患進行であった。 5 例に計15 件の重篤な有害事象が発現し,そのうち8 件は治験薬と関連ありと判断された。 重篤な有害事象を発現した主な器官別大分類(MedDRA)別では,呼吸器,胸郭および縦隔障害[2 例(9.52%)に3 件発現し,そのうち1 件(低酸素症)は治験薬と関連ありと判断された],一般・全身障害および投与部位の状態[2 例(9.52%)に2 件発現し,そのうち1 件(疲労)は治験薬と関連ありと判断された]ならびに精神障害[2 例(9.52%)に2 件発現し(錯乱状態および精神状態変化),いずれも治験薬と関連ありと判断された]であった。 基本語(MedDRA)別では,2 例以上に報告された重篤な有害事象はなかった。呼吸不全の重篤な有害事象が1 例に2 件発現した。 器官別大分類別の因果関係を問わない主な有害事象は,筋骨格系および結合組織障害[15 例(71.43%)に40 件の有害事象が発現し,そのうち28 件が治験薬と関連ありと判断された]ならびに皮膚および皮下組織障害[15 例(71.43%)に25 件の有害事象が発現し,そのうち12 件が治験薬と関連ありと判断された]であった。3 番目に多かった器官別大分類は,神経系障害[14例(66.67%)に26 件の有害事象が発現し,そのうち21 件が治験薬と関連ありと判断された]であった。 基本語別の因果関係を問わない主な有害事象は,味覚異常[13 例(61.9%)に17 件の有害事象が発現し,いずれも治験薬と関連ありと判断された],筋痙縮[12 例(57.14%)に20 件の有害事象が発現し,そのうち18 件が治験薬と関連ありと判断された]および脱毛症[8 例(38.1%)に10 件の有害事象が発現し,いずれも治験薬と関連ありと判断された]であった。 計17 例が治験を中止した。最も多い中止理由は,その他(11 例,52.4%)であった。 |
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/ | 無作為化コホートを開始しなかったため,本コホートの有効性の主要評価項目[中央検査機関の独立した中央盲検下レビューによるMRI(該当する場合はCT)の評価に基づく,24 週時点におけるベースライン時から35%以上の脾臓の縮小を達成した患者の割合]の解析は行わなかった。 | |
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures | 無作為化コホートにおける脾臓の縮小の持続期間および全生存期間の解析は行わなかった。骨髄増殖性腫瘍症状評価日誌(MPN-SAD)で評価した24週時点の症状改善(MPN-SAD で測定した24 週時点の合計症状スコアが50%以上低下した場合と定義),末梢血球数の改善および合計症状スコアの総計は,無作為化コホートが開始されなかったため,リードインコホートでのみ解析した。 中央検査機関の独立した中央盲検下レビューによるMRI(該当する場合はCT)で評価した脾臓の縮小について,24 週時点においてベースライン時から35%以上の縮小を達成した患者はいなかった。評価した6 例の24 週時点の平均脾臓容積はベースライン時から増加し,ベースライン時からの平均変化量(標準偏差)は116712.14(148671.45) mm3 であった。ベースライン時からの平均変化率(標準偏差)は8.79%(9.01%)であった。 治験期間中の脾臓の縮小について,ベースライン時から35%以上の縮小を達成した患者はいなかった。 24 週時点のMPN-SAD による評価から,ベースライン時から50%以上の合計症状スコアの減少を達成した患者は1 例(4.8%)であり,ベースライン時からの平均変化量は-55.0%であった。 貧血に対する奏効について末梢血で評価した(輸血非依存患者はヘモグロビン値の20 g/L 以上の増加,輸血依存患者は輸血非依存性になることと定義した)。主要な完了日までに1 例(5.9%)が貧血に対する奏効を達成した。主要な完了日以降にデータは更新されなかった。 MPN-SADで評価した24週時点の合計症状スコアのベースライン時からの月平均変化量は-4.95(5.78)であった。 薬物動態: 無作為化コホートを開始しなかったため,PK 解析はリードインコホートのみで実施した。 リードインコホートで本剤100 mg を1 日1 回15 日間経口投与したとき,投与後1 時間(Tmax)でCmax に達した。0 時間からτ 時間(1 日1 回投与の場合,投与間隔tau=24 時間)までの濃度−時間プロファイル下面積(AUCtau)およびCmax の幾何平均値は13150 ng・hr/mL および996.8 ng/mL であった。本試験における本剤の曝露量(幾何平均値の%CV に基づく)の患者間変動は,AUCtauが50%,Cmaxが45%であった。本剤の用量を遵守した群のトラフ濃度(Ctrough)は,複数のサイクルで一貫していた。サイクル1 Day 15(19 例),サイクル2 Day 1(17 例)およびサイクル3 Day 1(15 例)のCtrough の幾何平均値(%CV 幾何平均値)は,それぞれ204.1 ng/mL(61%),201.0 ng/mL(63%)および189.5 ng/mL(57%)であった。2 例はサイクル3 Day 1 のPK 用検体採取前に投与量を75 mg に減量した。 アウトカム評価: 無作為化コホートを開始しなかったため,アウトカムに関連した副次評価項目(健康に関連するQoL および健康状態に関する患者報告アウトカム,ならびにMPN-SAD による評価スコアの心理学的評価)は解析しなかった。 | |
/ | 本集団における本剤の安全性プロファイルは忍容可能かつ管理可能である。本治験中に新たな安全性に関する懸念は生じていない。 本集団で本剤の長期投与に伴う毒性の増加は認められず,有害事象または臨床検査値異常の一貫したパターンは認められなかった。 有効性の主な副次評価項目である脾臓の縮小は達成されなかったが,本剤は前治療歴のある患者集団で,骨髄線維症の症状の改善が患者報告アウトカムで認められる可能性がある。 結論として,骨髄線維症患者を対象とした本剤の試験をさらに実施する必要があると考えられる。 |
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出版物の掲載 / Posting of iournal publication | 有 | presence |
2019年02月28日 | ||
https://doi.org/10.1016/j.leukres.2019.02.012 |
/ | 未定 | Undecided |
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/ |
研究の種別 | 保留 |
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登録日 | 2019年12月26日 |
jRCT番号 | jRCT2080222674 |
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬による前治療歴を有する骨髄線維症患者を対象としたPF-04449913の単剤投与試験 (治験実施計画書番号:B1371013) | |||
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬による前治療歴を有する骨髄線維症患者を対象としたPF-04449913の単剤投与試験 |
ファイザーR&D合同会社 | |||
クリニカル・リサーチ統括部 | |||
東京都渋谷区代々木3丁目22-7 | |||
- | |||
clinical-trials@pfizer.com |
ファイザーR&D合同会社 | |||
クリニカル・リサーチ統括部 | |||
東京都渋谷区代々木3丁目22-7 | |||
- | |||
clinical-trials@pfizer.com |
2014年12月16日 |
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リードインコホートにおいて,1剤以上のJAK阻害薬による前治療歴のある骨髄線維症患者に対し,PF-04449913 100 mg 1日1回投与を評価する。リードインコホートの後,JAK阻害薬抵抗性または不耐容の骨髄線維症患者に対し,PF-04449913の単剤投与を評価するプラセボ対照,二重盲検,2群,無作為化,第2相試験を実施する。 | |||
2 | 2 | ||
2014年10月06日 | |||
2014年10月01日 | |||
2017年10月01日 | |||
221 | |||
介入研究 | Interventional | ||
無作為化,二重盲検,クロスオーバー |
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治療 |
treatment purpose |
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/ | 日本/北米 | Japan/North America | |
/ | ・原発性骨髄線維症または二次性骨髄線維症の診断を受けている患者。 |
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/ | ・過去にSMO阻害薬の投与を受けたことがある患者 |
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/ | 18歳以上 |
18age old over |
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/ | 上限なし |
No limit |
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/ | 男性・女性 |
Both |
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/ | 骨髄線維症 | ||
/ | |||
/ | 試験対象薬剤等 一般的名称等:PF-04449913 薬剤・試験薬剤:PF-04449913 薬効分類コード:429 その他の腫瘍用薬 用法・用量、使用方法:1サイクルを28日間とし,PF-04449913を100 mg 1日1回の用量で経口投与する。 対象薬剤等 一般的名称等:プラセボ 薬剤・試験薬剤:- 薬効分類コード:--- その他 用法・用量、使用方法:1サイクルを28日間とし,プラセボを100 mg 1日1回の用量で経口投与する。 |
investigational material(s) Generic name etc : INN of investigational material : PF-04449913 Therapeutic category code : 429 Other antitumor agents Dosage and Administration for Investigational material : control material(s) Generic name etc : INN of investigational material : - Therapeutic category code : --- Other Dosage and Administration for Investigational material : |
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/ | |||
/ | 安全性 有効性 ・ベースラインから24週目までに,35%以上の脾臓の縮小を達成した患者の割合。 ・有害事象(AE),臨床検査値異常(リードインコホート) |
safety efficacy |
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/ | 安全性 有効性 薬物動態 ・ベースラインから24週目までに,骨髄増殖性腫瘍症状評価日誌による評価で50%以上の合計症状スコアの減少を達成した患者の割合。 ・末梢血中の血球数が改善した患者の割合。 ・骨髄増殖性腫瘍症状の評価日誌による総合的な合計症状スコア ・PF-04449913のPKパラメータ ・患者報告アウトカム ・脾臓の縮小効果の持続期間 ・全生存期間 ・骨髄増殖性腫瘍症状の評価日誌に基づく心理学的評価 ・有害事象(AE),臨床検査値異常(無作為化コホート) |
safety efficacy pharmacokinetics |
医薬品 | medicine | |||
PF-04449913 | ||||
PF-04449913 | PF-04449913 | |||
429 その他の腫瘍用薬 | 429 Other antitumor agents | |||
1サイクルを28日間とし,PF-04449913を100 mg 1日1回の用量で経口投与する。 | ||||
プラセボ | ||||
- | - | |||
--- その他 | --- Other | |||
1サイクルを28日間とし,プラセボを100 mg 1日1回の用量で経口投与する。 |
参加募集終了 | completed | |
/ | 試験完了 |
completed |
ファイザーR&D合同会社 | ||
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- | ||
承認 | approved |
有 | presence | |
NCT02226172 | ||
ClinicalTrials.gov | ClinicalTrials.gov | |
JapicCTI-142725 | ||
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設定されていません |
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設定されていません |
設定されていません |
設定されていません |
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設定されていません |
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設定されていません |