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臨床研究・治験計画情報の詳細情報です。(Japic)

保留
平成24年12月25日
令和元年6月12日
平成28年5月27日
潰瘍性大腸炎を有する被験者に対する維持療法としてのCP-690,550経口投与の多施設共同,プラセボ対照,無作為化,二重盲検,並行群間比較試験(治験実施計画書番号:A3921096)
潰瘍性大腸炎を有する被験者に対し維持療法としてCP-690,550を経口投与する試験
本治験は,潰瘍性大腸炎(UC)を有する被験者に対する維持療法としてのCP-690,550の有効性,安全性,および忍容性をプラセボと比較検討する試験である。本治験では,UCを有する被験者の維持療法としてのCP-690,550の粘膜治癒効果およびQuality-of-life(QOL)をプラセボと比較検討する。また,本治験では,UCを有する18歳以上の被験者に対する維持療法期間中のCP-690,550による薬物動態学的暴曝露を検討する。
3
潰瘍性大腸炎
参加募集終了
CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg、プラセボ
-

総括報告書の概要

管理的事項

2019年06月12日

2 結果の要約

2016年05月27日
593
/ 全体的に,人口統計学的特性は治療群間で同程度であった。FAS(Full Analysis Set)に含まれた全被験者では,女性(264/593 例,44.5%)と比較して男性(329/593 例,55.5%)が多かった。全体での平均年齢は42.7 歳(範囲:18~80 歳),平均体重は74.8 kg(範囲:31.3~154.9 kg),体格指数の平均値は25.5 kg/m2(範囲:11.8~55.6 kg/m2)であった。
/ 全体で593 例の被験者に治験薬が割り付けられ(FAS),内訳は5 mg BID 群198 例,10 mg BID 群197 例,プラセボ群198 例であった。無作為化された593 例のうち,治験薬を1 回以上投与した被験者は592 例であった(SAS:Safety Analysis Set)。SAS の592 例のうち試験を完了した被験者は290 例(49.0%)であり,中止した被験者は302 例(51.0%)であった(5 mg BID群43.9%,10 mg BID 群35.7%,プラセボ群73.2%)。

mFAS[modified FAS:導入試験(A3921094 試験またはA3921095 試験)でトファシチニブを投与した被験者のみで構成されるFAS のサブセット]の内訳は,5 mg BID 群176 例,10 mg BID 群173 例,プラセボ群174 例であった。mFAS における人口統計学的特性およびベースライン時の疾患特性は,FASと類似していた。また,mFAS におけるこれらの特性は治療群間で同程度であった。
/ 治験薬との因果関係を問わない非重篤の有害事象:

治験薬との因果関係を問わない非重篤の有害事象の発現割合は,5 mg BID群,10 mg BID 群およびプラセボ群の被験者で同程度であった(5 mg BID 群43.94%,10 mg BID 群54.59%およびプラセボ群54.55%)。よくみられた有害事象[Medical Dictionary for Regulatory Activities(MedDRA)の基本語]は潰瘍性大腸炎(5 mg BID 群17.68%,10 mg BID 群14.80%およびプラセボ群32.32%)および鼻咽頭炎(5 mg BID 群9.60%,10 mg BID 群13.78%およびプラセボ群5.56%)であった。

治験薬との因果関係を問わない重篤な有害事象:

治験薬との因果関係を問わない重篤な有害事象の発現割合は,5 mg BID 群および10 mg BID 群の被験者でそれぞれ5.05%および5.61%であり,プラセボ群では6.57%であった。最も発現割合の高かった重篤な有害事象は潰瘍性大腸炎であった[5 mg BID 群:2 例(1.01%),10 mg BID 群:1 例(0.51%),プラセボ群:8 例(4.04%)]。トファシチニブ群に認められた重篤な有害事象の各有害事象の発現割合は2%未満であった。

試験を中止した被験者:

試験を中止した被験者の割合は,5 mg BID 群および10 mg BID 群と比較してプラセボ群で高かった(5 mg BID 群43.9%,10 mg BID 群35.7%,プラセボ群73.2%)。主な中止理由は,いずれの群も効果不十分であった(5 mg BID群35.4%,10 mg BID 群27.0%,プラセボ群66.7%)。

死亡:

死亡例は報告されなかった。
/ 中央読影機関での読影に基づき52 週時に寛解(Mayo スコアの合計が2 点以下で,個々のサブスコアが1 点を超えておらず,直腸出血サブスコアが0 点)を示した被験者の割合(FAS,NRI 法)は,5 mg BID 群(34.3%)および10 mgBID 群(40.6%)のいずれもプラセボ群(11.1%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。治験実施医療機関での読影に基づき52 週時に寛解を示した被験者の割合は,中央読影機関での読影の結果と一致しており,5 mg BID 群(39.4%)および10 mg BID 群(47.7%)のいずれもプラセボ群(13.1%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。これらの結果は,mFAS を対象とした解析を含め,感度分析の結果からも支持された。
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures 52 週時の粘膜治癒: 中央読影機関での読影に基づき52 週時に粘膜治癒(Mayo の内視鏡サブスコアが0 点または1 点)が確認された被験者の割合(FAS,NRI 法)は,5 mg BID群(37.4%)および10 mg BID 群(45.7%)のいずれもプラセボ群(13.1%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。治験実施医療機関での読影に基づき52 週時に粘膜治癒が確認された被験者の割合は,中央読影機関での読影の結果と一致しており,5 mg BID 群(44.9%)および10 mg BID群(53.8%)のいずれもプラセボ群(15.7%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。これらの結果は,mFAS を対象とした解析を含め,感度分析の結果からも支持された。 ベースライン時に寛解にあった被験者における持続的ステロイドフリー寛解: ベースライン時に寛解にあった被験者(5 mg BID 群65 例,10 mg BID 群55例,プラセボ群59 例)のうち,中央読影機関での読影に基づく持続的ステロイドフリー寛解(24 週時および52 週時の両評価時点において,コルチコステロイドの投与を行うことなく寛解を維持した状態)を示した被験者の割合(FAS,NRI 法)は,5 mg BID 群(35.4%)および10 mg BID 群(47.3%)のいずれもプラセボ群(5.1%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。治験実施医療機関での読影に基づき持続的ステロイドフリー寛解を示した被験者の割合は,中央読影機関での読影の結果と一致しており,5 mg BID 群(47.7%)および10 mg BID 群(58.2%)のいずれもプラセボ群(11.9%)と比較して統計学的に有意に大きかった(p <0.0001)。これらの結果は,mFAS を対象とした解析を含め,感度分析の結果からも支持された。
/ 52 週時に寛解を示した被験者の割合(主要評価項目),ならびに52 週時に粘膜治癒を示した被験者の割合およびベースライン時に寛解にあった被験者のうち持続的ステロイドフリー寛解を示した被験者の割合が,プラセボ群と比較してトファシチニブ群で統計学的に有意に大きかったことから,潰瘍性大腸炎を有する被験者に対する維持療法としての5 mg BID および10 mg BID の両治療群で有効性が示された。52 週間の本維持試験では,5 mg BIDおよび10 mg BID の両投与量の忍容性は良好であることが示された。
出版物の掲載 / Posting of iournal publication presence
2017年05月04日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28467869?dopt=Abstract

3 IPDシェアリング

/ No
/ -

管理的事項

研究の種別 保留
登録日 2019年06月12日
jRCT番号 jRCT2080221991

1 試験等の実施体制に関する事項及び試験等を行う施設の構造設備に関する事項

(1)試験等の名称

潰瘍性大腸炎を有する被験者に対する維持療法としてのCP-690,550経口投与の多施設共同,プラセボ対照,無作為化,二重盲検,並行群間比較試験(治験実施計画書番号:A3921096)
潰瘍性大腸炎を有する被験者に対し維持療法としてCP-690,550を経口投与する試験

(2)治験責任医師等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com
ファイザーR&D合同会社
クリニカル・リサーチ統括部
東京都渋谷区代々木3丁目22-7
-
clinical-trials@pfizer.com
2012年04月10日

(3)その他の試験等に従事する者に関する事項

 
 
 
 
 
 
 

(4)多施設共同試験等における治験責任医師等に関する事項など

/

 

/

 

 

2 試験等の目的及び内容並びにこれに用いる医薬品等の概要

(1)試験等の目的及び内容

本治験は,潰瘍性大腸炎(UC)を有する被験者に対する維持療法としてのCP-690,550の有効性,安全性,および忍容性をプラセボと比較検討する試験である。本治験では,UCを有する被験者の維持療法としてのCP-690,550の粘膜治癒効果およびQuality-of-life(QOL)をプラセボと比較検討する。また,本治験では,UCを有する18歳以上の被験者に対する維持療法期間中のCP-690,550による薬物動態学的暴曝露を検討する。
3 3
2012年07月20日
2012年07月20日
2016年05月27日
654
介入研究 Interventional

無作為化,二重盲検,プラセボ対照,並行群間試験

治療

treatment purpose

/ アジア(日本以外)/日本/北米/欧州 Asia except Japan/Japan/North America/Europe
/

・治験組み入れ基準を満たし,A3921094試験またはA3921095試験において8週間の導入治療を完了した被験者
・A3921094試験またはA3921095試験において,臨床反応が得られた被験者
・妊娠の可能性のある女性については,本治験登録前に実施する妊娠検査の結果が陰性でなければならない。
・予定された来院,治療計画,臨床検査,その他の治験の手順の実施に同意し,これらを遵守することができる被験者
・本治験に関する適切な情報が伝えられたことを示す同意文書に,被験者本人(またはその代諾者)による署名および日付が記入されていること。

/

・A3921094試験またはA3921095試験において,治験実施計画書の重大な違反があった(治験依頼者によって判断される)被験者
・分類不能大腸炎,顕微鏡的大腸炎,虚血性大腸炎,感染性大腸炎の存在,またはクローン病を示唆する臨床所見が認められる被験者
・UCに対する手術を受けた被験者,または本治験期間中にUCに対する手術が必要になる可能性があると治験責任(分担)医師が判断した被験者

/

18歳以上

18age old over

/

上限なし

No limit

/

男性・女性

Both

/ 潰瘍性大腸炎
/
/ 試験対象薬剤等
一般的名称等:CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg
薬剤・試験薬剤:tofacitinib
薬効分類コード:239 その他の消化器官用薬
用法・用量、使用方法:5 mg あるいは 10 mg を1日2回,経口投与

対象薬剤等
一般的名称等:プラセボ
薬剤・試験薬剤:-
薬効分類コード:--- その他
用法・用量、使用方法:1日2回,経口投与
investigational material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : tofacitinib
Therapeutic category code : 239 Other agents affecting digestive organs
Dosage and Administration for Investigational material :

control material(s)
Generic name etc :
INN of investigational material : -
Therapeutic category code : --- Other
Dosage and Administration for Investigational material :
/
/ 有効性
52週時に寛解を示した被験者の割合
efficacy
/ 有効性
・52週時に粘膜治癒を示した被験者の割合
・本治験のベースライン時に寛解を示した被験者のうち,ステロイド剤の投与を行うことなく寛解を維持しえた被験者(持続的ステロイドフリー寛解)の割合
efficacy

(2)試験等に用いる医薬品等の概要

医薬品 medicine
CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg
tofacitinib tofacitinib
239 その他の消化器官用薬 239 Other agents affecting digestive organs
5 mg あるいは 10 mg を1日2回,経口投与
プラセボ
- -
--- その他 --- Other
1日2回,経口投与

3 試験等の実施状況の確認に関する事項

(1)監査の実施予定

(2)試験等の進捗状況

参加募集終了 completed
/

試験完了

completed

4 試験等の対象者に健康被害が生じた場合の補償及び医療の提供に関する事項

5 依頼者等に関する事項

(1)依頼者等に関する事項

ファイザーR&D合同会社
-

(2)依頼者以外の企業からの研究資金等の提供

-
-

6 IRBの名称等

-
-
-
-
承認 approved

7 その他の事項

(1)試験等の対象者等への説明及び同意に関する事項

(2)他の臨床研究登録機関への登録

presence
NCT01458574
ClinicalTrials.gov ClinicalTrials.gov
JapicCTI-122037

(3)臨床研究を実施するに当たって留意すべき事項

(5)全体を通しての補足事項等

試験実施地域 : 日本,米国,カナダ,欧州など 試験の目的 : 治療 試験の現状 : 試験終了 関連ID名称 : ClinicalTrials.gov ID 関連ID番号 : NCT01458574
添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pdf/671450_3999034F1020_1_11
添付文書
新薬の承認審査に関する情報
http://www.pmda.go.jp/drugs/2013/P201300041/671450000_22500AMX00869_A100_1.pdf
審査報告書
新薬の承認審査に関する情報
http://www.pmda.go.jp/drugs/2013/P201300041/index.html
申請資料概要

添付書類

設定されていません

設定されていません

添付書類(終了時(総括報告書の概要提出時)の添付書類)

設定されていません

設定されていません

設定されていません

設定されていません

変更履歴

種別 公表日
終了 令和元年6月12日 (当画面) 変更内容
終了 令和元年6月10日 詳細 変更内容
終了 令和元年6月5日 詳細 変更内容
終了 平成29年8月21日 詳細 変更内容
新規登録 平成24年12月25日 詳細