保留 | ||
平成24年12月19日 | ||
令和元年6月10日 | ||
平成28年7月25日 | ||
クローン病患者を対象にした寛解維持療法としてのCP-690,550の非盲検継続投与試験(治験実施計画書番号:A3921086) | ||
クローン病患者を対象にした継続投与療法(48週)としてのCP-690,550の非盲検試験 | ||
本試験では,クローン病患者における長期,非盲検でのCP-690,550投与の安全性および忍容性を評価することを目的としている。 | ||
2 | ||
クローン病 | ||
参加募集終了 | ||
CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg 、- | ||
- | ||
2019年06月07日 |
2016年07月25日 | ||
150 | ||
/ | 本試験全体の被験者集団における平均年齢(標準偏差)は,39.4(12.1)歳,範囲は18~67 歳であった。大部分の被験者(80.0%)が白人であった。人口統計学的特性に関して2 群間で大きな違いは認められなかった。 | |
/ | 150 例の被験者に治験薬が割り付けられた。治験薬が割り付けられたすべての被験者(150 例)を主要な解析対象集団であるFAS(Full Analysis Set)およびSAS(Safety Analysis Set)に含めた。内訳は,5 mg 1 日2 回投与(BID)群62 例,10 mg BID 群88 例であった。 治験薬の投与を受けた150 例のうち,試験を完了した被験者は88 例(58.7%)[5 mg BID 群43 例(69.4%),10 mg BID 群45 例(51.1%)]であり,試験を中止した被験者は62 例(41.3%)[5 mg BID 群19 例(30.6%),10 mg BID 群43 例(48.9%)]であった。主な中止理由は,両投与群ともに効果不十分であった[5 mg BID 群6 例(9.7%),10 mg BID 群27 例(30.7%)]。 |
|
/ | 重篤な有害事象は,5 mg BID 群の被験者の8.1%(5/62 例),10 mg BID 群の被験者の15.9%(14/88 例)に報告された。最も報告頻度の高かった重篤な有害事象はいずれの投与群もクローン病(悪化)であり,発現割合は5 mg BID群の被験者(試験登録時に寛解であった)と比較して,10 mg BID 群の被験者(試験登録時に寛解になく,活動期であった)の方が高かった(5 mg BID群:3 例,4.8%,10 mg BID 群:7 例,8.0%)。 試験期間中に死亡した被験者はいなかった。 最も報告頻度の高かった非重篤の有害事象は,いずれの投与群もクローン病(悪化)であり,5 mg BID 群では30.7%(19/62 例),10 mg BID 群では12.5%(11/88 例)の被験者に報告された。 重度の有害事象の発現割合は,5 mg BID 群の被験者と比較して10 mg BID 群の被験者でより高かった。 |
|
/ | 主要有効性評価項目はなかった。 | |
副次的評価項目の解析結果 / Secondary Outcome Measures | 投与48 週目の臨床的寛解および持続的臨床的寛解 ベースライン時のCDAI スコアに基づく臨床的寛解の基準に合致した被験者数は,5mg BID 群が61/62 例(98.4%),10 mg BID 群が4/88 例(4.6%)であった。CDAI スコアを治験薬の割り付け後に再計算したことにより,5 mgBID 群の1 例(非寛解例)および10 mg BID 群の4 例(寛解例)は,治験薬の開始用法・用量の割り付け時に用いた寛解状態と再計算後の寛解状態が一致していなかった。 5 mg BID 群の臨床的寛解率は,投与8 週目にわずかに減少(75.9%,41/54例)したが,その後は同程度で推移し,投与48 週目では87.9%(29/33 例)であった。一方,ベースライン時に臨床的寛解を達成していない被験者が割り付けられた10 mg BID 群での臨床的寛解率は,概ね来院日ごとに増加し,投与48 週目で55.6%(20/36 例)であった。 持続的臨床的寛解(投与24 週目および48 週目で臨床的寛解)を示した被験者の割合は,5 mg BID 群が75.0%(24/32 例),10 mg BID 群が34.3%(12/35例)であった。 ベースライン時に臨床的寛解にあった被験者での臨床的寛解および持続的臨床的寛解 ベースライン時に臨床的寛解にあり,規定の来院日に試験を継続中であった5 mg BID 群の被験者の臨床的寛解率は,投与8 週目でわずかに減少(75.5%,40/53 例)したが,その後の各評価時点では同程度を維持し,投与48 週目では87.5%(28/32 例)であった。 ベースライン時に臨床的寛解にあった被験者のうち,持続的臨床的寛解を示した被験者の割合は,5 mg BID 群が77.4%(24/31 例),10 mg BID 群が33.3%(1/3 例)であった。 ベースライン時に臨床的反応が得られていた,または臨床的寛解にあった被験者での臨床的寛解率および持続的臨床的寛解 CDAI スコアが寛解導入試験(A3921083 試験)のベースラインから100 点以上低下していることをClinical response-100 と定義し,臨床的反応が得られていると判断した。ベースライン時に臨床的反応または臨床的寛解の基準に合致していた被験者における,ベースライン時の臨床的寛解率は,5 mg BID 群が98.4%(61/62 例),10 mg BID 群が17.4%(4/23 例)であった。 ベースライン時に臨床的反応が得られていた,または臨床的寛解にあった10 mg BID 群の被験者では,各評価時点で臨床的寛解を示した被験者数がベースラインからわずかに増加したが,基準に合致した被験者数は低いままであった(7 例以下)。 ベースライン時に臨床的反応が得られていた,または臨床的寛解にあった被験者のうち,持続的臨床的寛解を示した被験者の割合は,5 mg BID 群が75.0%(24/32例),10 mg BID 群が30.0%(3/10 例)であった。 再燃までの期間 再燃とは,「CDAI スコアがベースラインから100 点を超えて増加し,かつCDAI 絶対スコアが220 点を超えること」と定義した。ベースライン時に臨床的寛解にあった5mg BID 群の被験者での再燃率(Kaplan-Meier 曲線からの推定値)は,経時的に増加し,投与48 週目で最大となった(24.7%;95% CI:17.21%,32.89%)。10 mg BID 群の被験者(4 例のみベースライン時に臨床的寛解にあった)では,投与16 週目から投与36 週目にかけて顕著な変化は認められなかった。再燃までの期間の中央値(推定値)は366 日であった。 CDAI スコアの経時的変化およびCDAI スコアのベースラインからの変化量 ベースライン時のCDAI スコアの平均値(SD)は,5 mg BID 群が77.13(43.22),10 mg BID 群が291.19(95.78)であった。 5 mg BID 群の被験者では,投与8 週目,投与16 週目および投与24 週目のCDAI スコア(平均値)がベースラインから増加し,投与8 週目に最大値およびベースラインからの最大変化量(増加)を示した[平均値(SD):105.39(75.82);ベースラインからの変化量の平均値(SD):26.96(62.68)]。続く投与36 週目から投与48 週目にかけてはCDAI スコアの平均値の減少が認められ,投与48 週目にはベースライン時のスコアに近い値であった[平均値(SD):73.91(70.23)]。 試験を継続中であった10 mg BID 群の被験者では,投与8 週目から投与48週目のCDAI スコア(平均値)がベースラインから100 点を超えて減少した。 ステロイドフリーでの臨床的寛解 ベースライン時にステロイドの投与を受けていた被験者のうち,投与48 週目でステロイドフリーで臨床的寛解が得られた被験者は,5 mg BID 群が1/2例(50.0%),10 mg BID 群が1/11 例(9.1%)であった。 経時的なステロイドの使用 5 mg BID 群の被験者では,すでに臨床的寛解にあったことからベースライン時のステロイド使用頻度は極めて低かった(1 例)。10 mg BID 群の被験者では,ステロイドの使用は経時的に減少した(ベースライン時:18/88 例,投与48 週目:7/36 例)。 治験薬の用量調節 治験実施計画書の規定に基づき治験薬の用量調節は1 回のみ許容され,最初の8 週間の固定用量での投与期間終了後に,治験責任(分担)医師の判断により5 mg BID から10 mg BID に,または10 mg BID から5 mg BID に変更が可能であった。 用量調節の大部分は5 mg BID 群の被験者(ベースライン時に臨床的寛解にあった被験者)で行われ,投与8 週目に16 例で10 mg BID に増量された。その後は,投与16 週目までに追加で4 例,投与24 週目までに追加で2 例が用量調節を実施した。10 mg BID 群の被験者(ベースライン時に臨床的寛解になかった被験者)では,投与24 週目に2 例で5 mg BID に減量され,その後投与36 週目までに追加で1 例が用量調節を実施した。 | |
/ | クローン病に対する長期寛解維持療法としてトファシチニブを投与した際の忍容性は良好であると考えられた。試験期間中に死亡した被験者はいなかった。重度の有害事象,重篤な有害事象および中止に至った有害事象の発現割合は,5 mg BID 群の被験者と比較して10 mg BID 群の被験者でより高く,中止理由の大部分を占めたのは効果不十分であった。重篤な感染症および判定員会で評価された事象の発現割合は低く,両投与群で同程度であった。 | |
出版物の掲載 / Posting of iournal publication | 有 | presence |
2019年01月20日 | ||
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30663107?dopt=Abstract |
/ | 無 | No |
---|---|---|
/ | - |
研究の種別 | 保留 |
---|---|
登録日 | 2019年06月07日 |
jRCT番号 | jRCT2080221987 |
クローン病患者を対象にした寛解維持療法としてのCP-690,550の非盲検継続投与試験(治験実施計画書番号:A3921086) | |||
クローン病患者を対象にした継続投与療法(48週)としてのCP-690,550の非盲検試験 |
ファイザーR&D合同会社 | |||
クリニカル・リサーチ統括部 | |||
東京都渋谷区代々木3丁目22-7 | |||
- | |||
clinical-trials@pfizer.com |
ファイザーR&D合同会社 | |||
クリニカル・リサーチ統括部 | |||
東京都渋谷区代々木3丁目22-7 | |||
- | |||
clinical-trials@pfizer.com |
2012年06月12日 |
/ |
|
|
|
---|---|---|---|
/ | |||
|
|||
本試験では,クローン病患者における長期,非盲検でのCP-690,550投与の安全性および忍容性を評価することを目的としている。 | |||
2 | 2 | ||
2012年04月23日 | |||
2012年04月23日 | |||
2016年07月25日 | |||
90 | |||
介入研究 | Interventional | ||
非盲検試験 |
|||
治療 |
treatment purpose |
||
/ | 日本/アジア(日本以外)/北米/欧州 | Japan/Asia except Japan/North America/Europe | |
/ | ・A3921084試験で26週間の寛解維持投与期間を完了するか,もしくはA3921084試験で効果不十分のため早期中止した被験者。 |
||
/ | ・治験実施計画書違反(治験依頼者が決定する)によって,A3921084試験を中止した被験者。 |
||
/ | 18歳以上 |
18age old over |
|
/ | 75歳以下 |
75age old under |
|
/ | 男性・女性 |
Both |
|
/ | クローン病 | ||
/ | |||
/ | 試験対象薬剤等 一般的名称等:CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg 薬剤・試験薬剤:tofacitinib 薬効分類コード:239 その他の消化器官用薬 用法・用量、使用方法:5 mg,10 mgを1日2回,経口投与 対象薬剤等 一般的名称等:- 薬剤・試験薬剤:- 薬効分類コード: 用法・用量、使用方法:- |
investigational material(s) Generic name etc : INN of investigational material : tofacitinib Therapeutic category code : 239 Other agents affecting digestive organs Dosage and Administration for Investigational material : control material(s) Generic name etc : INN of investigational material : - Therapeutic category code : Dosage and Administration for Investigational material : |
|
/ | |||
/ | 安全性 ・有害事象の発現率および重症度。 ・臨床検査値異常の発現率および重症度,ならびに臨床検査値のベースラインからの変化。 ・身体的検査におけるベースラインからの臨床的に意義のある変化の発現率。 ・バイタルサインにおける異常の発現率およびバイタルサインのベースラインからの変化。 ・心電図(ECG)における異常の発現率および治験薬投与中のECG測定値のベースラインからの変化。 ・心血管系評価項目判定結果の要約。 ・中央検査機関の病理医による生検の評価で確認された悪性腫瘍の要約。 |
safety | |
/ | 有効性 ・臨床的寛解の維持は,投与24週目および投与48週目の両方で臨床的寛解にあるものと定義する。 ・すべての組入れられた被験者のうち,投与48週目の時点で臨床的寛解にある被験者の割合および臨床的寛解の維持にある被験者の割合。 ・A3921086試験のベースラインで臨床的寛解にあった被験者のうち,臨床的寛解にある被験者の割合および臨床的寛解の維持にある被験者の割合。 ・A3921086試験のベースラインで臨床的反応が得られている被験者,もしくは臨床的寛解にあった被験者のうち,臨床的寛解にある被験者の割合および臨床的寛解の維持にある被験者の割合。 ・ベースラインで臨床的寛解にあった被験者における再発までの期間(中央値)。再発とは,ベースラインからのCDAIの上昇が100ポイントを超えること,かつCDAI絶対スコアが220ポイントを超えることと定義する ・経時的なCDAIスコアおよびベースラインからのCDAIスコアの変化。 ・ベースライン時にステロイドの投与を受けていた被験者のうち,投与48週目の時点で,ステロイド非投与(steroid-free)で臨床的寛解が得られた被験者の割合。 ・経時的な副腎皮質ステロイドの使用。 ・経時的な血清CRPおよび便中カルプロテクチンならびにCRPおよび便中カルプロテクチンのベースラインからの変化。 |
efficacy |
医薬品 | medicine | |||
CP-690,550 5 mg CP-690,550 10 mg | ||||
tofacitinib | tofacitinib | |||
239 その他の消化器官用薬 | 239 Other agents affecting digestive organs | |||
5 mg,10 mgを1日2回,経口投与 | ||||
- | ||||
- | - | |||
- |
参加募集終了 | completed | |
/ | 試験完了 |
completed |
ファイザーR&D合同会社 | ||
- | ||
- | ||
- |
- | ||
- | ||
- | ||
- | ||
承認 | approved |
有 | presence | |
NCT01470599 | ||
ClinicalTrials.gov | ClinicalTrials.gov | |
JapicCTI-122033 | ||
試験実施地域 : 日本,アメリカ,カナダ,欧州 他 試験の目的 : 治療 試験の現状 : 試験終了 関連ID名称 : ClinicalTrials.gov ID 関連ID番号 : NCT001470599 | |||
添付文書 | |||
http://www.info.pmda.go.jp/go/pdf/671450_3999034F1020_1_11 | |||
添付文書 | |||
新薬の承認審査に関する情報 | |||
http://www.pmda.go.jp/drugs/2013/P201300041/671450000_22500AMX00869_A100_1.pdf | |||
審査報告書 | |||
新薬の承認審査に関する情報 | |||
http://www.pmda.go.jp/drugs/2013/P201300041/index.html | |||
申請資料概要 |
設定されていません |
||
設定されていません |
設定されていません |
設定されていません |
||
設定されていません |
|||
設定されていません |