I-123 標識3-ヨードベンジルグアニジン(I-123 3-iodo- benzylguanidine: 123I-MIBG)集積陽性の第一再発高リスク神経芽腫患者を対象として、131I-MIBG の忍容性、安全性及び有効性を検討する。 | |||
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2020年01月01日 | |||
2020年01月01日 | |||
2023年03月31日 | |||
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介入研究 | Interventional | |
Study Design |
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単一群 | single arm study |
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非盲検 | open(masking not used) | |
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非対照 | uncontrolled control | |
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単群比較 | single assignment | |
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治療 | treatment purpose | |
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なし | ||
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なし | ||
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なし | ||
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なし | ||
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なし | none | |
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1) 神経芽腫と確定診断されている。 *ここでいう「神経芽腫」とは組織学的なNeuroblastoma(狭義の神経芽腫)、Ganglioneuroblastoma(神経節芽腫)、Ganglioneuroma(神経節腫)の3つの組織型を総称する疾患である。 2) Children’s Oncology Group (COG)リスク分類もしくはInternational Neuroblastoma Risk Group (INRG)治療前分類において高リスク群へ分類される第一再発例で、本邦の診療ガイドラインで推奨される寛解導入療法を受けている。 3) 再発時に1つ以上の病変において123I-MIBGシンチグラフィにて集積陽性を示す。 4) 十分に移植可能な造血幹細胞が確保されている。 5) 登録前28日以内の検査値が以下のすべてを満たす。 5)-1骨髄機能 ① 好中球数が500/μl以上 (G-CSFを使用中でも好中球数が500/μl以上となればよい。一旦好中球数が500/μl以上となればG-CSF使用終了後に好中球数が500/μl未満となっても開始基準を満たしていると判定してよい) ② 血小板輸血が不要で、血小板数 ≧ 2×104/μl ③ ヘモグロビン ≧ 7.0 g/dl 5)-2腎機能 血清クレアチニンが下記の年齢別基準値以下であること 5歳未満 0.8 mg/dl 5歳以上10歳未満 1.2 mg/dl 10歳以上18歳未満 1.5 mg/dl かつ、クレアチニンクリアランス(体表面積補正)が70 ml/分/1.73m2以上 5)-3肝機能 ① アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)年齢別基準値*上限の5倍以下 ② アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)年齢別基準値*上限の5倍以下 ③ 総ビリルビン値 年齢別基準値*上限の3倍以下(体質性黄疸の場合を除く) 5)-4心機能 NYHA心機能分類がI度以下。 5)-5呼吸状態 大気中における経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)≧94%である。 6) ECOG Performance Status Scale (PS)が0または1である。 7) アイソトープ治療病室内での隔離が可能と見込まれる。 8) 試験参加について、同意取得時年齢が、20歳以上の場合は被験者本人から、16歳以上20歳未満の場合は被験者本人と代諾者から、16歳未満の場合は代諾者から文書で同意が得られている。 |
1) confirmed neuroblastoma. 2) the patient with first relapse and belonging to the high-risk group in COG risk classification or INRG pre-treatment classification system, who are treated with induction treatment according to the guidelines. 3) have one or more 123I-MIBG-avid lesion in relapsed state. 4) have enough blood stem cell source for transplantation. 5) meet ALL the following criteria: neutrophils >=500/microL platelets >=20x10E3/microL, and transfusion independent Hb >=7.0g/dL serum Cr <=0.8mg/dL(<5year), 1.2mg/dL(5-9year), 1.5mg/dL(10-17year) creatinine clearance >=70mL/min/1.73m2 ALT <= 5 x upper limit of normal for age AST <= 5 x upper limit of normal for age total Bil <= 3 x upper limit of normal for age NYHA classification class I or below SpO2 >=94% 6) ECOG PS 0 or 1, and KPS >=80%. 7) be able to cooperate with the radiation safety isolation. 8) written informed consent by patients or guardian (depending on patient's age). |
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以下の何れか1つ以上の項目を満たす場合には不適格とする。 1) 活動性の重複がんを有する。 ここで活動性の重複がんとは、同時性重複がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がんとする。ただし、局所治療により治癒と判断され、治癒後の無病期間が1年を超えたcarcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌相当の病変は、活動性の重複がんに含めない。 2) 登録前28日以内の123I-MIBGシンチグラフィにて骨髄のびまん性転移を認める。 3) 前治療における神経芽腫の病勢がInternational Neuroblastoma Response Criteria (INRC)[22]において進行(Progressive disease: PD)の場合。 すなわち、前治療にて新規病変の出現、または測定可能病変の25%以上の増大、または骨髄中腫瘍細胞の陽性化を認める場合。 4) 以下のいずれかの感染症があり、かつ試験期間中に加療を要する。 ① B型肝炎ウイルス感染症およびキャリア (HBs抗原陰性、かつHBc抗体もしくはHBs抗体が陽性の場合、HBV-DNAが陰性であれば除外されない。HBV-DNAが陽性であった場合は本研究より除外される。なお、HBワクチンによるHBs抗体単独陽性者は上記の除外基準に該当しない。) ② C型肝炎ウイルス感染症 (HCV 抗体が陽性の場合、HCV-RNA が陰性であれば除外されない。) ③ HIV感染症 (HIV 抗原・抗体が共に陽性の場合、HIV-1-RNA が陰性であれば除外されない。) ④ その他の活動性感染症を有する 5) 致死性不整脈もしくは心静止の既往がある。 6) コントロール不良の以下のいずれかの疾患がある。 ① 症候性不整脈 ② 甲状腺機能異常(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症) ③ 呼吸器疾患(状況を問わず薬物療法や酸素投与、持続式陽圧呼吸療法などの理学療法を要するもの) ④ 胸腹水貯留 7) 以下のいずれかの疾患もしくは症候がある。 ① 冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など) ② アミオダロンによる加療を要する不整脈 ③ 重症心弁膜症 ④ 大動脈疾患 ⑤ 出血傾向のある疾患・状態(血友病、特発性血小板減少性紫斑病など何らかの病態に基づくものや、ワルファリン、アスピリン投与下など、他疾患に対する加療のための薬物療法に基づくもの) 8) 妊娠中、MIBG内照射療法後1年の間の挙児希望、産後28日以内、授乳中(ただし、授乳婦がMIBG内照射療法後80日まで授乳を中断することに合意できる場合を除く)のいずれかに該当する女性 9) 精神病または精神症状を合併しており本治験への参加が困難と判断される。 10) ヨウ化カリウム内服によるアレルギー症状、あるいはその疑いの既往がある。 11) 隔離による医療行為・放射線管理が困難である。 12) 疼痛などの症状を有する病変に対し、試験期間中にその症状に対して緩和的放射線外照射を要する、あるいはそのおそれがある。 13) 本治験で用いる大量化学療法と同一の大量化学療法レジメンによる治療歴のある患者。 14) 施設放射線使用許容量の制限により、登録時の体重kgあたり444 MBqを投与できない患者。(使用許容量上限が24,420 MBqの場合は体重55kgを超える患者) 15) 「8.5.4. .推奨されない/許容されない併用療法・支持療法」に記載された薬剤のうち、必要な休薬期間を設けられない患者 16) その他、本治験のプロトコール治療に支障を来すことが予想される、もしくは担当医が不適当と判断した場合。 |
Satisfying ANY of the following conditions. 1) any other current malignancies. 2) diffuse bone marrow involvement on a 123I-MIBG scan. 3) progressive disease by prior treatment. 4) HBV (or carrier), HCV, HIV, or any other active infections currently treated. 5) history of fatal arrhythmia or asystole. 6) concurrent poorly-controlled symptomatic arrhythmia, thyroid dysfunction, respiratory disorder, pleural effusion, or ascites. 7) concurrent coronary artery disease, usage of amiodarone, severe cardiac valvulopathy, aortic disease, or bleeding tendency. 8) woman during pregnancy or lactation, within the 28 postpartum day, desiring pregnancy within 1 year. 9) concurrent poorly-controlled psychiatric disorder. 10) allergy to potassium iodide. 11) difficult to cooperate with the radiation safety isolation. 12) concurrent palliative external radiotherapy to painful lesions. 13) past treatment by the same regimen as this study. 14) be unable to receive at least of 444MBq/kg of MIBG due to exceeding of upper limit of radiation use at the center. As the upper limit of our center is 24,420MBq, the patient over 55kg is excluded. 15) difficult to withdraw any drugs listed in "unrecommended/intolerable combination or supportive therapy" 16) patients who, in the opinion of the attending physician, may not be able to comply with the requirements of the study. |
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下限なし | No limit | |
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上限なし | No limit | |
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男性・女性 | Both | |
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【プロトコール治療中止基準】 治験責任医師又は治験分担医師は、以下の理由で治験の継続が不可能と判断した場合には、プロトコール治療を中止する。中止の日付、理由、経過をカルテならびに症例報告書(CRF)に記載するとともに、中止・脱落時点で必要な検査を行い、有効性・安全性の評価を行う。 有害事象発生により中止した場合には、可能な限り現状に回復するまでフォローアップする。 なお、プロトコール治療中止日は、担当医がプロトコール治療中止と判断した日とする。 1) 被験者または代諾者からの治験参加の辞退の申し出や同意の撤回があった場合 2) 登録後に適格性を満足しないことが判明した場合 3) 原疾患が完治し、継続投与の必要がなくなった場合 4) 原疾患の悪化のため、治験薬の投与継続が好ましくないと判断された場合 5) 合併症の増悪により治験の継続が困難な場合 6) 有害事象により治験の継続が困難な場合 7) 「8.2.2.1. 大量化学療法開始基準」を満たさなかった場合 8) プロトコールにより治験薬を減量してきたが、下限に達しても治験薬の投与が困難な場合 9) 妊娠が判明した場合 10) 転居等により被験者が来院しない場合 11) 治験全体が中止された場合 12) その他の理由により、医師が治験を中止することが適当と判断した場合 【試験中止基準】 治験責任医師は以下の場合に本治験を中止する。 1) 本治験薬の品質、有効性又は安全性に関する事項などにより、治験責任医師が本治験の継続を困難と判断した場合。 2) 1)の情報に基づき、実施医療機関の長が治験の中止を指示した場合。 3) 1)の情報に基づき、効果安全性評価委員会により本治験の中止が提言された場合。 |
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神経芽腫 | neuroblastoma | |
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D009447 | ||
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あり | ||
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プロトコール治療開始前7日以内の測定項目においてプロトコール治療開始基準を満たした場合に、以下のプロトコール治療を開始する。 1)患者体重当たり666MBq/kgのI-131MIBGを約1時間かけて静脈内投与し、内照射療法を行う。 2)I-131MIBG内照射療法終了後、14日以内に大量化学療法(BuMel: Busulfan, Melphalan)を実施する。 3)大量化学療法後に同種造血幹細胞移植を実施する。 |
Performing the following treatment protocol when met the entry criteria: 1) Administering 666MBq/kg of I-131MIBG intravenously, generally as an infusion in one hour. 2) Performing high-dose chemotherapy (Bumel: Busulfan, Melphalan) within 14 days of MIBG injection. 3) Performing allogenic blood stem cell transplantation (allo-BSCT) after high-dose chemotherapy. |
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用量反応毒性 | dose dependent toxicity | |
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1)有害事象及び有害反応の種類と頻度 2)造血幹細胞移植後の生着率 3)奏効率(RECISTに準拠した奏効率) 4)MIBGシンチグラフィによる奏効率 5)全生存期間 6)無増悪生存期間 |
1) type and frequency of adverse events and reactions. 2) graft survival rate of blood stem cell transplantation. 3) response rate according to RECIST criteria. 4) response rate according to MIBG scan. 5) overall survival period. 6) non-progressive survival period. |
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医薬品 | ||
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未承認 | ||
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3-ヨードベンジルグアニジン(I-131) |
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Metaiodobenzylguanidine-131I(MIBG-131I) for therapeutic use, solution for injection, Poland | ||
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なし | ||
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Radioisotope Centre POLATOM | |
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Andrzeja Sołtana 7, 05-400 Otwock, Poland |
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あり |
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募集終了 |
Not Recruiting |
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なし | |
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なし |
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本治験に起因した健康被害が発生した場合は、適切な治療を行う。 |
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あり | |
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富士フイルム富山化学株式会社 | FUJIFILM Toyama Chemical, Inc. |
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非該当 |
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金沢大学附属病院受託研究審査委員会 | Kanazawa University Hospital Institutional Review Board |
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石川県金沢市宝町13-1 | 13-1 Takara-machi, Kanazawa, Ishikawa |
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076-265-2090 | |
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irb@adm.kanazawa-u.ac.jp | |
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承認 |
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該当しない |
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該当しない | |
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該当しない | |
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該当しない |
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無 | No |
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設定されていません |
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設定されていません |