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臨床研究・治験計画情報の詳細情報です。

非特定臨床研究
平成31年3月11日
令和4年11月3日
悪性神経膠腫に対するベバシズマブ・テモゾロミド術前化学療法 探索的第II相臨床試験
悪性神経膠腫に対するベバシズマブ・テモゾロミド術前化学療法
田村 亮太
慶應義塾大学
本臨床試験は、画像(MRIなど)、臨床経過、臨床検査データにより初発悪性神経膠腫が疑われる患者に対して、術前化学療法としてベバシズマブとテモゾロミドを単回投与後に開頭腫瘍摘出術を行い、その後に放射線・テモゾロミド併用療法と行う治療法の安全性と有効性を検討するものである。
2
悪性神経膠腫
募集終了
ベバシズマブ、テモゾロミド
アバスチン、テモダール/テモゾロミド
慶應義塾臨床研究審査委員会
CRB3180017

管理的事項

研究の種別 非特定臨床研究
登録日 令和4年10月27日
jRCT番号 jRCT1031180233

1 臨床研究の実施体制に関する事項及び臨床研究を行う施設の構造設備に関する事項

(1)研究の名称

悪性神経膠腫に対するベバシズマブ・テモゾロミド術前化学療法 探索的第II相臨床試験 An exploratory phase II study of neoadjuvant bevacizumab and temozolomide chemotherapy for patients with newly diagnosed malignant glioma
悪性神経膠腫に対するベバシズマブ・テモゾロミド術前化学療法 Neoadjuvant bevacizumab and temozolomide chemotherapy for malignant glioma

(2)研究責任医師(多施設共同研究の場合は、研究代表医師)に関する事項等

田村 亮太 Tamura Ryota
70245512
/ 慶應義塾大学 Keio university
脳神経外科
160-8582
/ 東京都新宿区 信濃町 35 35 Shinano-machi, Shinjuku-ku, Tokyo
03-5363-3808
moltobello-r-610@keio.jp
佐々木 光 Sasaki Hikaru
慶應義塾大学 Keio university
脳神経外科
160-8582
東京都新宿区 信濃町 35 35 Shinano-machi, Shinjuku-ku, Tokyo
03-5363-3808
03-5363-3610
hsasaki@keio.jp
松本 守雄
あり
平成31年2月28日
あり

(3)研究責任医師以外の臨床研究に従事する者に関する事項

慶應義塾大学
佐々木 光
70245512
慶應義塾大学 脳神経外科学
慶應義塾大学
佐々木 光
70245512
慶應義塾大学 脳神経外科学
慶應義塾大学
高橋 里史
20383870
慶應義塾大学 脳神経外科学
該当なし
該当なし
該当なし
戸田 正博 Toda Masahiro
20217508
慶應義塾大学 脳神経外科学 Neurosurgery
非該当

(4)多施設共同研究における研究責任医師に関する事項等

多施設共同研究の該当の有無 あり
/

田中 俊英

Tanaka Toshihide

90301530

/

東京慈恵医科大学附属柏病院

Jikei University Kashiwa Hospital

脳神経外科

277-8567

千葉県 柏市柏下163番地1

04-7164-1111

ttanaka@jikei.ac.jp

田中 俊英

東京慈恵医科大学附属柏病院

脳神経外科

277-8567

千葉県 柏市柏下163番地1

04-7164-1111

04-7163-3488

ttanaka@jikei.ac.jp

吉田 博
なし
平成31年2月28日
あり
/

三宅 啓介

Miyake Keisuke

00398033

/

香川大学医学部附属病院

Kagawa university hospital

脳神経外科

761-0793

香川県 木田郡三木町池戸1750-1

087-898-5111

keisuke@med.kagawa-u.ac.jp

三宅 啓介

香川大学医学部附属病院

脳神経外科

761-0793

香川県 木田郡三木町池戸1750-1

087-898-5111

087-891-2060

keisuke@med.kagawa-u.ac.jp

門脇 則光
なし
平成31年2月28日
あり

2 臨床研究の目的及び内容並びにこれに用いる医薬品等の概要

(1)臨床研究の目的及び内容

本臨床試験は、画像(MRIなど)、臨床経過、臨床検査データにより初発悪性神経膠腫が疑われる患者に対して、術前化学療法としてベバシズマブとテモゾロミドを単回投与後に開頭腫瘍摘出術を行い、その後に放射線・テモゾロミド併用療法と行う治療法の安全性と有効性を検討するものである。
2
2017年01月12日
2023年12月31日
15
介入研究 Interventional
単一群 single arm study
非盲検 open(masking not used)
ヒストリカルコントロール historical control
単群比較 single assignment
治療 treatment purpose
なし
なし
なし
(1)画像(MRIなど)、臨床経過、臨床検査データによりテント上初発悪性神経膠腫と診断された患者(MRIにてリング状造影効果と腫瘍周囲浮腫を認めること)、かつ極めてhypervascular(血管撮影で腫瘍濃染像を認めるなど)あるいはeloquent領域に浸潤する腫瘍など、術前ベバシズマブ・テモゾロミド投与により腫瘍摘出に安全かつ有効な効果を得る可能性があると担当医が判断する症例。
(2) 登録時18歳以上75歳未満
(3) PS(ECOG)が0、1、2。ただし腫瘍による神経症状のみに起因するPS3は許容する。
(4) 下記のすべての条件を満たす。(登録前2週間以内)
好中球数 1,500/mm3以上
ヘモグロビン 8.0 g/dL以上
血小板数 100,000/mm3以上
AST(GOT) 上限の3倍以下
ALT(GPT) 上限の3倍以下
総ビリルビン 2.0 mg/dL以下
血清Cr 1.5 mg/dL以下
心電図 重篤な異常を認めない
肺機能 動脈血酸素飽和度(SpO2) 92% (酸素非投与下)以上

注: HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体のいずれかが陽性の場合も登録可能とするが、その場合はB型肝炎治療ガイドライン(第2版p.71, 72)に準拠して検査と支持療法を行うとともに、肝臓専門医にコンサルトする。

(5) 本試験参加及び検体提供について文書による同意が本人より得られた患者(ただし腫瘍によって引き起こされる意識障害、認知機能低下、麻痺などにより文書による同意が本人より得られない場合は、家族等の代諾者による文書による同意を可とする)。
1) Newly diagnosed supratentorial malignant glioma primarily by imaging findings (ring enhancement and marked peritumoral edema on MRI) that is expected to gain a benefit from the neoadjuvant strategy (ex.hypervascular tumor, tumors with invasion into eloquent area).
2) Age between 18 to 75
3) Performance status (ECOG) of 0-2
4) Sufficient function of important organs.
Neu>1,500/mm3, Hb>8.0 g/dL, Plt>100,000/mm3, AST and ALT<3 times normal value, Bil<2.0 mg/dL, Cr<1.5 mg/dL, ECG: normal, lung function:SpO2>92%
5) Written informed consents are obtained.
(1) 全身的治療を要する感染症を有する患者。
(2) 活動性の重複がん(同時性重複がんおよび無病期間が5年以内の異時性重複がん)を有する患者。ただし局所治療により治癒と判断されるCarcinoma in situ(上皮内癌)または粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がんに含めない。
(3) 頭部への放射線照射歴を有する。
(4) コントロール不良の高血圧を有する患者。
収縮期血圧>150 mmHgおよび/または拡張期血圧>100 mmHg
(5) 臨床的に重篤な心臓血管疾患
ニューヨーク心臓協会(NYHA)分類でグレードⅡ度以上のうっ血性心不全など
(6) 6か月以内の症候性の心筋梗塞、脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓症。
(7) 6か月以内の症候性頭蓋内出血。
*無症候性腫瘍内出血に関しては、出血確認後10日を経て再出血がないことが確認できるか、あるいはCTにて不明瞭化した場合は、担当医の判断でプロトコール治療開始を許容する(ただし、ここではCTで確認できるレベルの出血を対象とし、MRIのみで示唆される場合は制約を設けない)。
(8) 登録前28日以内にCTCAE v4.0基準でGrade 2以上の喀血の既往がある患者。
(9) 出血性素因または血液凝固障害が認められる患者(ただし抗凝固剤や抗血小板剤の内服は許容する)。
(10) 治癒していない創傷あるいは未治療の骨折を有する。
(11) 重篤な活動性消化管潰瘍。
(12)肺線維症、または間質性肺炎を合併している
(13) 妊婦または授乳婦、および妊娠の可能性(意思)のある女性、あるいはパートナーの妊娠を希望する男性。
(14) テモゾロミドあるいはベバシズマブに対する既知の過敏症を有する患者。
(15) 薬物アレルギーにより、ガドリニウムが使用できない患者。
(16) その他、担当医師が本試験を安全に実施するのに不適当と判断した症例。
1) Uncontrollable severe infectious diseases.
2) Presence of active other cancers.
3) History of radiotherapy for head
4) Uncontrollable hypertention: SAP>150mmHg, DBP>100mmHg
5) Clinically significant cardiac disease (ex. congestive heart failure:NYHA gradeII)
6) Symptomatic myocardial infarction, cerebral infarction, deep vein thrombosis and pulmonary embolism within 6 months
7) Symptomatic intracerebral hemorrhage within 6 months
8) Hemoptysis within 28 days (CTCAE v4.0: grade2)
9) Bleeding diathesis and blood coagulation disorder
10) Unhealed scar and untreated bone fracture
11) Severe gastric ulcer
12) Pulmonary fibrosis and interstitial pneumonia
13) Pregnancy or lactation. Patients hope pregnancy
14) Allergy for temozolomide or bevacizumab
15) Allergy for gadolinium
16) Judged as inappropriate for this study by doctors.
18歳 以上 18age old over
75歳 未満 75age old not
男性・女性 Both
・個々の被験者に関するプロトコール治療中止の基準
1) 腫瘍の進行(RANO基準) :ただし他に効果的な治療法がない場合などは、プロトコール治療中止後も同様の治療を継続することは許容する。
2)治療を中止すべき重篤な有害事象の発生
3) 患者または代諾者がプロトコール中止を申し出た場合、あるいは同意の撤回
4) プロトコル治療開始後、不適格症例であると判明した場合
5) 試験責任/分担医師の判断

・試験の中止基準とその確定について
 試験の完遂が困難と判断された場合、本治療法による重大な問題が生じ、患者に著しく不利益を与えたと判断された場合、試験継続の意義がなくなったと判断された場合は試験を中止する。
 また、最初の7症例における初期安全性評価において、開頭手術の3か月後まで(術前化学療法に関係する有害事象のほとんどは、開頭手術後3か月以内に生じると推定されるため)における有害事象の頻度と内容をCommon Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) (ver.4.0)基準にて評価し、効果安全評価委員会、研究代表者、共同研究機関にて審議、検討する。テモゾロミド・ベバシズマブ術前投与との因果関係が否定できない、Grade3以上の非血液毒性を3例以上認めた場合、あるいは(テモゾロミド・ベバシズマブ術前投与との因果関係が否定できない理由により)2例以上において定められた期間に開頭腫瘍摘出術が施行不可であった場合は、試験を中止し有効性評価に移行しない。
悪性神経膠腫 malignant glioma
D005910
悪性神経膠腫 malignant glioma
あり
術前にベバシズマブ・テモゾロミドを各単回投与し、ベバシズマブ投与後21-30日で開頭腫瘍摘出術を行う。その後10日以上空けて、放射線・テモゾロミド併用療法を行う。さらに、28日以上空けてテモゾロミド維持療法を6コース以上行う。 Tumor is removed 21~30 days after one course of neoadjuvant bevacizumab and temozolomide chemotherapy. Radiation and temozolomide combination therapy is initiated more than 10 days after the operation. Maintenance phase of temozolomide monotherapy (5/28 schedule, at least 6 courses) is initiated 28 days after the completion of radiochemotherapy.
D020360
術前化学療法、テモゾロミド、ベバシズマブ neoadjuvant chemotherapy, temozolomide, bevacizumab
無増悪生存期間 Progression free survival
・安全性(特に術前化学療法に関係する有害事象の発現率、手術完遂率)
・術前ベバシズマブ・テモゾロミド療法の奏効率(腫瘍縮小率)               
 Response assessment in neuro-oncology (RANO)基準、およびSPD (sum of products of diameters)による評価
・2年生存率
・全生存期間
safety (adverse event related to neoadjuvant chemotherapy, the rate of accomplishment of the planned operation following neoadjuvant chemotherapy)
response rate for neoadjuvant bevacizumab and temozolomide chemotherapy
(Response assessment in neuro-oncology (RANO) and tumor volume decrease according to sum of products of diameters (SPD))
two year survival rate
overall survival

(2)臨床研究に用いる医薬品等の概要

医薬品
承認内
ベバシズマブ、テモゾロミド
アバスチン、テモダール/テモゾロミド
21900AMX00910、22900AMX00866
該当なし

3 臨床研究の実施状況の確認に関する事項

(1)監査の実施予定

なし

(2)臨床研究の進捗状況

2017年01月12日

2017年03月13日

/

募集終了

Not Recruiting

/

4 臨床研究の対象者に健康被害が生じた場合の補償及び医療の提供に関する事項

なし
なし
本研究の実施に起因する健康被害が生じた場合は、外来にて投薬治療、画像検査、採血検査等を行い、必要に応じて入院での対応も行う。提供される治療には健康保険を適用し金銭での補償は行わない。

5 臨床研究に用いる医薬品等の製造販売をし、又はしようとする医薬品等製造販売業者及びその特殊関係者の当該臨床研究に対する関与に関する事項等

(1)特定臨床研究に用いる医薬品等の医薬品等製造販売業者等からの研究資金等の提供等

中外製薬株式会社
なし
なし
なし

(2)臨床研究に用いる医薬品等の医薬品等製造販売業者等以外からの研究資金等の提供

なし

6 審査意見業務を行う認定臨床研究審査委員会の名称等

慶應義塾臨床研究審査委員会 Certified Review Board of Keio
CRB3180017
東京都新宿区信濃町35 35 Shinanomachi, Shinjuku-ku, Tokyo
03-5363-3503
med-rinri-jimu@adst.keio.ac.jp
承認

7 その他の事項

(1)臨床研究の対象者等への説明及び同意に関する事項

No

(2)他の臨床研究登録機関への登録

UMIN000025579
UMIN-CTR
UMIN-CTR

(3)臨床研究を実施するに当たって留意すべき事項

該当しない
なし none
なし
該当しない
該当しない
該当しない

(4)全体を通しての補足事項等

添付書類(実施計画届出時の添付書類)

設定されていません

設定されていません

変更履歴

種別 公表日
変更 令和4年11月3日 (当画面) 変更内容
変更 令和4年3月9日 詳細 変更内容
変更 令和3年11月10日 詳細 変更内容
変更 令和3年3月4日 詳細 変更内容
変更 令和2年9月7日 詳細 変更内容
変更 令和2年4月13日 詳細 変更内容
変更 令和元年11月13日 詳細 変更内容
新規登録 平成31年3月11日 詳細