緩和的放射線治療の適応があり、かつ照射野外にも測定可能病変を有する既治療進行期非小細胞肺がんに対して、放射線照射による腫瘍免疫応答活性化効果によりNivolumabの抗腫瘍効果が増強するかどうかを検討する。 | |||
2 | |||
2016年05月01日 | |||
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2020年07月31日 | ||
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35 | ||
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介入研究 | Interventional | |
Study Design |
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単一群 | single arm study |
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非盲検 | open(masking not used) | |
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無治療対照/標準治療対照 | no treatment control/standard of care control | |
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単群比較 | single assignment | |
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治療 | treatment purpose | |
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なし | ||
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なし | ||
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なし | ||
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1.同意取得時20歳以上 2.非小細胞肺がんであることが組織診又は細胞診により確認された患者 (大細胞神経内分泌癌:LCNECは除く) 3.UICC-TNM分類(第7版)において、根治照射不能なⅢB/Ⅳ期、または根治治療の期待できない再発の非小細胞肺がんと診断された患者 4.以下の全身性抗悪性腫瘍剤(化学療法、分子標的療法など)の前治療歴を有する患者 4-1.EGFR遺伝子変異若しくはALK遺伝子転座が陰性若しくは不明の患者においては、標準治療とされるプラチナ製剤を含む化学療法(75歳以上の高齢者は細胞障害性抗癌剤の単剤治療も許容)を1レジメン以上使用した患者 4-2.EGFR遺伝子変異陽性やALK融合遺伝子陽性肺癌の場合は、その疾患に対するkey drugである分子標的薬と標準治療とされるプラチナ製剤を含む化学療法(75才以上の高齢者は細胞障害性抗癌剤の単剤治療も許容)を1レジメン以上使用した患者 5.緩和的放射線治療の適応のある症例。 6.登録前28日以内の画像診断において、RECISTガイドライン1.1版に定義される測定可能病変を緩和的局所放射線治療の適応となる部位以外に1つ以上有する患者(以前に放射線治療を受けた部位は評価病変にしない。) 7. PS0-2 8. 90日以上の生存が見込める患者 9. 登録前7日以内(登録日の1週間前の同一曜日を含む)にroom airでSpO2 92%以上またはPaO2 60mmHg以上の患者 10.登録前7日以内(登録日の1週間前の同一曜日を含む)に実施した最新の臨床検査値が下記の基準を満たす患者(ただし、検査日の14日以内にG-CSF製剤の投与または輸血を受けていない臨床検査値とする) 10-1.好中球が1500/μl以上 10-2.血小板が100000/μl以上 10-3.Hbが9.0/μl以上 10-4.AST(GOT)及びALT(GPT)が施設正常上限の3倍以下 10-5.総ビリルビンが施設正常上限の2倍以下 10-6.クレアチニンが1.5ml/dl以下又はクレアチニンクリアランス(実測値又はCockcroft-Gault式による推定値)が45ml/minを超える 11.選択基準に合致する症例であれば、脳転移の有無は問わない。 12.登録日の14日前までにステロイドの使用を中止できる患者。また、放射線治療施行時にステロイドの併用を必要としないと考えられる患者。 13.前治療の抗癌剤を登録日の14日前までに中止できる患者。ただし、EGFR-TKIとALK-TKIについては1週間以上前に終了していれば、登録可。 14.本試験登録前に試験内容の十分な説明が行われた後、患者本人から文書による同意が得られている。 |
1.Over 20 years old 2.Histologically or cytologically proven non-small cell lung cancer(except LCNEC) 3.Stage IIIB, stage IV or recurrent disease after surgery 4.Previously treated with systemic chemotherapy 4-1.EGFR/ALK negative or unknown patient must receive previously platinum doublet chemotherapy. (over 75years old, monotherapy is allowed) 4-2.EGFR or ALK positive patient must previously receive both platinum doublet chemotherapy and molecular targeted drug. 5.Patients suitable for palliative radiation therapy 6.Patients who have at least one measurable lesion outside palliative radiation field 7.ECOG PS 0-2 8.Patients are expected to live over 90days 9.SpO2>=92 or PaO2>=60mmHg 10.adequate organ function (seg.>1500/ad, Plt.>100000/eq, Hb>9.0/>0, AST(GOT) and ALT(GPT) < three times normal range, Cr<1.5 or CCR>45ml/min) 11.Patients with or without brain metastasis are eligible 12.Do not need for steroid 13.more than 14 days of interval after pretreatment.(In case of EGFR-TKI and ALK-TKI, more than 7days of interval after pretreatment) 14 .Written informed consent |
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1.他の抗体製剤に対する高度の過敏反応の合併または既往を有する患者 2.前治療による副作用の影響が残存しており、主治医が安全性評価に影響を及ぼすと判断した患者 3.自己免疫疾患の合併または、慢性的若しくは再発性の自己免疫疾患の既往を有する患者 4.画像診断・臨床所見により診断された間質性肺疾患若しくは肺線維症の合併または既往を有する患者 5.憩室炎又は症候性消化管潰瘍疾患を合併している患者 6.重複癌を有する患者(完全切除された基底細胞癌、ステージⅠの有棘細胞癌、上皮内癌、粘膜内癌又は表在性膀胱癌、あるいは5年間以上再発の認められない他の癌は登録可能とする) 7.直ちに治療を必要とする心嚢液、胸水又は腹水の貯留を認める患者 8.緩和的放射線治療として、脳転移に対する定位放射線治療を予定する患者 10.登録前180日以内に一過性脳虚血発作、脳血管発作、血栓症又は血栓塞栓症(肺動脈塞栓症又は深部静脈塞栓症)の既往を有する患者 11.下記の管理不能または重大な心血管疾患を有する患者 11-1.登録前180日以内の心筋梗塞または管理不能な狭心症 11-2.New York Heart Association(NYHA)新機能分類Ⅲ度 またはⅣ度のうっ血性心不全 11-3.適切な治療にもかかわらず管理不能な高血圧(収縮期血圧150mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上が24時間以上持続する) 11-4.コントロール不良の不整脈 12.コントロール不良の糖尿病を合併している患者 13.登録前14日以内に胸膜又は心膜などの癒着術を受けた患者 14.登録前28日以内に全身麻酔を伴う手術療法を受けた患者(ただし、局所または表面麻酔を伴う手術をうけた患者は14日以内とする) 15.登録前56日以内に40Gy以上の胸部放射線療法又は放射性医薬品(検査及び診断を目的とした放射線医薬品を除く)の投与をうけた患者 16.治療を必要とする全身性感染症を有する患者 17.活動性のあるC型肝炎、B型肝炎。ただし、B型肝炎に関する検査では、HBs抗原以外にHBs抗体またはHBc抗体も測定し、いずれかが陽性かつHBV-DNA定量が検出感度以上の患者 18.過去に抗PD-1、PD-L1抗体や抗CTLA4抗体、又はそのほかのT細胞制御を目的とした抗体療法をうけ、重篤な副作用の出た患者 19.妊娠中、授乳中または妊娠の可能性のある女性、又は避妊する意思のない患者 20.認知症の合併などにより同意能力を欠く状態であると判断される患者 21. その他、主治医が臨床試験の対象として不適切と判断する患者 |
1.History of severe drug allergy 2.Side effects of previously treatment is existed and disturb safety analysis 3.urrent or previous History of auto immune disease 4.Pulmonary fibrosis detected by chest CT or clinical examination 5.current or previous history of diverticulitis or ulcerative disease of GI 6.History of active double cancer within 5 years 7.History of pericardial effusion/pleural effusion/ascites with treatment needed. 8.Brain metastasis required for radiation therapy 9.uncontrolled pain due to bone metastasis 10.Current or previous (within the last 180days) history of symptomatic cerebrovascular disease or thromboembolism. 11.Uncontrollable severe cardiovascular disease 12.Uncontrollable diabetes mellitus 13.previous(within the last 14 days) pleurodesis 14.previous(within the last 28 days) operation with systemic anesthesia 15.previous (within the last 56 days) thoracic radiation therapy with over 40Gy. 16.systemic infectious disease require treatment. 17.Active hepatitis type B or typeC 18.Sever side effect caused by previously treated immune checkpoint blockade. 19.Histry of active psychological disease 20.Histry of dementia 21.Patients whose participation in the trial is judged to be inappropriate by the attending doctor |
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20歳 | 20 year-old | |
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適用なし | Not applicabl | |
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男性・女性 | Both | |
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1)以下のいずれかによりプロトコール治療無効と判断(無効中止) ①病勢進行を認め、治療変更を要すると判断される場合。 ※ただし、担当医がRECISTガイドラインv1.1版に基づき、 一度目の進行と評価した場合でも、臨床的有用性が確認され、かつNivolumabに対する忍容性があると担当医が判断した場合はNivolumabの投与継続を許容する。 ※RECISTガイドラインv1.1版に基づき、二度目の進行と評価した場合は治療を中止する。 ② 病勢進行によると判断される臨床症状の悪化が認められた。 2)有害事象によりプロトコール治療が継続できない場合(毒性中止) ①G4の非血液毒性が認められた場合。ただし、以下の場合を除 く i. 臨床症状を伴わず、かつ発症後72時間以内の電解質補正又は適切な管理によって補正される単発性のG4の電解質不均衡または異常 ii. G4のNivolumabとの因果関係が否定できない副腎機能不全、ACTH欠乏症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症またはブドウ糖不耐性などの内分泌障害を発現しているが、生理的ホルモン補充療法により回復あるいは血糖コントロールが適切に管理されている場合。 ② G2以上の肺臓炎 ③ 局所療法のみでG0またはG1に回復しないG2以上のブドウ膜炎、眼痛又は霧視 ④ G3のNivolumabに関連した気管支痙攣、過敏反応、注入反応 ⑤ 7日間を超えるまたは出血を伴うG3のNivolumabに関連した血小板減少症 ⑥ 以下の基準を満たす、Nivolumabに関連する肝機能検査値異常 i. 2週間を超えてASTまたはALTが正常上限値の5倍~10倍 ii. ASTまたはALTが正常上限値の10倍以上 iii. T-bil が正常上限の5倍以上 iv. AST またはALTが正常上限の3倍以上かつT-bilが正常上限の2倍以上の併発 ⑦ 有害事象により前回投与から4週間を超えて治療が再開できなかった。 ⑧ Nivolumabの投与により臨床的なリスクが患者に生じると担当医が判断したあらゆる有害事象、臨床検査値異常又は併発疾患 3)有害事象との関連が否定できない理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合。 4)有害事象との関連が否定できる理由により、患者がプロトコール治療の中止を申し出た場合。 5) プロトコール治療中の死亡 6)その他、登録後治療開始前の増悪(急速な増悪によりプロトコール治療が開始できなかった)や、重大なプロトコール違反が判明した場合、登録後の病理診断変更などにより不適格性が判明して治療を変更した場合など。 |
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非小細胞肺癌 | Non small cell lung cancer | |
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非小細胞肺癌 | Non small cell lung cancer | |
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あり | ||
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ニボルマブ 240mg /body, 緩和的放射線照射 | Novolumab 240mg/body, palliative radiation therapy | |
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ニボルマブ、緩和的放射線照射 | Novolumab, palliative radiation therapy | |
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奏効率(放射線照射野外) | Response rate(extra field of radiation therapy) | |
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全生存期間、無増悪生存期間、病勢コントロール率、有害事象の発生割合 | Overall survival, Progression free survival, disease control rate, Toxicity, |
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医薬品 | ||
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承認内 | ||
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ニボルマブ |
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オプジーボ点滴静注 | ||
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22600AMX00768・22600AMX00769・23000AMX00812 | ||
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あり |
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2016年05月01日 |
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2016年10月07日 |
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募集終了 |
Not Recruiting |
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なし | |
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なし |
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なし | |
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本試験の実施に起因して有害事象が発生し、患者に健康被害が生じた場合には、研究責任医師または研究分担医師および実施医療機関は、適切な治療その他必要な措置を含めた最善の処置を行うが、その治療は保険診療により行われ、金銭による補償は行わない。なお、本試験では、プロトコールに対する保険として、損害保険会社(損害保険ジャパン興亜株式会社)と「臨床試験における賠償責任保険」契約を締結している。 |
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小野薬品工業株式会社 | |
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あり | |
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小野薬品工業株式会社 | Ono Pharmaceutical Co.,ltd. |
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非該当 | |
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あり | |
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平成28年6月30日 | |
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なし | |
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なし | |
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あり | |
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ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 | Bristol-Myers Squibb K.K. |
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非該当 |
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京都府立医科大学臨床研究審査委員会 | Kyoto Prefectural University of Medicine, Clinical Research Review Boar |
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CRB5180001 | |
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京都府 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465 | 465 Kajii-cho, Kawaramachi-Hirokoji, Kamigyo-ku, Kyoto, JAPAN, Kyoto |
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075-251-5337 | |
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rinri@koto.kpu-m.ac.jp | |
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承認 |
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UMIN000023646 |
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UMIN-CTR |
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UMIN-CTR |
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該当しない | |
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なし | none | |
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なし | ||
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該当しない | ||
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該当しない | ||
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該当しない |
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設定されていません |
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設定されていません |